日本では見た事なかったが,こっちのスーパーでよく目にするフルーツ「Ugli Fruit」.早速,買ってみた.
ずっと「醜い」という意味の英単語「ugly」かと思っていたら,フルーツの名前は「ugli」と微妙にスペルが違っている.とは言え名前の由来はやはりザラザラでしわくちゃ,緑っぽい黄色というuglyな見た目からで,単にuglyのスペルをもじってつけただけみたい.
しかし調べてみると「UGLI」という名前はCabel Hall Citrus Limited社の登録商標で,市場にUgli Fruitとして流通してはいるがどうも正式なフルーツ名ではない雰囲気.「Uniq Fruit」とも呼ばれているそうだが,これまたBrooks Tropicals社のブランド名.ただそれ以上調べても学名がCitrus reticulata × Citrus paradisiという情報しか見付からない.正式名が良く分からないなんて変なフルーツだな….
前置きはそれぐらいにして実際に食べてみよう.Ugli Fruitはジャマイカ産のタンジェロの一種で,グレープフルーツ,オレンジ,タンジェリンを交配させた物らしい.大きさがグレープフルーツぐらいあるので,見た目はデッカい柚子みたいだな.
外皮はそれなりに厚いが,皮は硬過ぎず中の実との間に結構隙間があるので包丁でちょこっと切り目を入れてあげれば手で簡単に剥ける.わりと香りが強めで,皮を剥いてるだけで柚子のようないい香りがしてくる.
そもそもどう切るのがスタンダードな食べ方か分からないけど,グレープフルーツも一房ずつ剥いて食べるのが好きなので同じようにしてみる.しかし水分量がスゴく実が柔らかい.薄皮を剥いているだけで果汁がポタポタ落ちてくる感じだ.
そしてお味の方は….
うん,なかなかウマい.酸味が控えめの食べやすい柑橘類という感じで,クセの少ない食べやすい味.インパクトのある名前とは裏腹にかなり大人しめの味わいで,強いて言うなら日本のミカンにレモンを足したような味かな?
こいつを見つけたら絶対買うぞ!という程スゴいフルーツではなかったが,いつもとちょっと違う柑橘類を食べたい時にはいいかも♪ちなみにシーズンは12〜04月とまさにこの時期.シーズンが終わる前にもう一度ぐらいチャレンジしてみるかな〜.
Comments