'99 台湾

偶然って怖い…

0

飛行機は9:20発なので,2時間前の7:20には空港に着いておきたい.空港までは1時間弱という事なので,余裕を持って6時にホテルを出ることになった.私達はいいが,送ってくれるスティーブン達には申し訳無い.

約束通り,スティーブンがFORDで到着.モニカとジョンソンも来たが,なぜかカレンはこない.時間の余裕があまり無いのでその6人で強引にFORD1台に乗り込む.限界まで詰めれば乗れないことはないが,これでいいのか?空港が近くなって警備員が見えて来ると,1人隠れろとスティーブンが言う.店員オーバーだから捕まったら飛行機に間に合わないぞって,そんな無茶な….敬之を強引に下に押し込みドキドキしながら横を通過.それにしても後ろに4人乗るのは辛い.

空港に着くと,外は雨.とことん台北での天気には恵まれない.2時間前にはカウンターに着いたが,なんとまだチェックインはやっていない.国際線の2時間前は常識なのに,なんていい加減なんだ.

しょうがなくカウンター近くで開くのを待っていると,英樹がいきなり「山田さん!」と叫ぶ.え?と思ってそっちを見ると,なんとバイトを一緒にやっている山田さんがそこにいた.同じ時期に台湾に行くという話は聞いていたが,なんという偶然だ.お互い同じ日の帰国とは思っていなかったのでびっくりだ.ところで山田さんが「こっちで友達になった人を呼んで来る」と言って日本人を連れて来たのだが,なぜかその人に見覚えがある.と思ったら,あんた墾丁にいた客引きじゃないの!うぅ,偶然が重なり過ぎで頭がおかしくなってきた.話を聞くと,「ホテルを安くしてやるから客引きしてこい」と言われたそうだ.

寺には行きたくないらしい

0

8:00宜蘭発の電車で台北へ戻る.台北に着いたのは9:30過ぎ.

そして土日の10時までしか食べられないという鼎泰豊の幻の小籠包を食べる為に急いでタクシーを捕まえる.店に着いたのはぎりぎり,10時5分前.蟹味噌の肉まんやえび蒸餃子に普通の小籠包,そして幻の小籠包を頼む.ところが,幻の小籠包はいまいち.はやい話が卵スープに小籠包を入れて食べるのだが,はっきり言って小籠包をそのまま食べた方がおいしい.たいした材料も使ってないのに,なぜ特別メニューにしているのだろう?しかしその他の物は絶品としか言いようが無い.お値段は周りの相場を無視した設定だが,ぜひもう一度来たいものだ.

腹も落ち着き,予約しておいた麒麟ホテルへ向かう.ところが乗ったタクシーが降ろしてくれた所は,全然違う所.どうも場所が分からずに乗っけられたっぽい.してやられた.歩いてホテルに向かうついでに,高雄牛乳大王で噂のパパイヤミルクを飲むが,まずい上に高い.純粋にパパイヤ率が高いだけなのかもしれないが,3人ともパパイヤを頼んでしまったので真相は分からない.

麒麟ホテルはロビーがとても広くてびっくり.台湾じゃピカイチだ.まだ部屋には入れなかったので荷物を預けてお買い物.工芸品やお茶,お菓子を買いに行く.お茶屋ではディスカウントしてみたが相手も手強く,たったの1%しかまけてくれなかった.1時を過ぎた頃に一旦ホテルへ戻る.部屋は広いし,最初からエキストラベッドが入ってる.便所は少し汚いけれど,いい部屋だ.これで金星より安いとはどういうことだ?

景勝地で降り損ねるとは…

0

太魯閣峡谷の観光ツアーは7:30にバスが迎えに来た.唯一の不安は,現地のツアーなのでバスガイドがチャイ語で話すのではないかということだ.

所々で他のお客を拾って行くのだが,乗って来るのは台湾の年配の方ばかり.多少場違いな雰囲気が漂う.一通り揃ったところでやっとガイドの話が始まるが,当然の如くチャイ語.これじゃ全く言っている事が分からないと思っていると,英語もしゃべり出した.お客の層がはとバス並なだけに,英語を話してくれるかちょっと不安だったので良かった.きっと外国人旅行者もたまに使うのだろう.と思ったら次は日本語.しかもちょっと変.ガイドさんには悪いが,英語のほうが分かりやすい.しかし3カ国語(?)を操れるとは,凄いガイドさんである.

最初にバスが停まったのは,工場のような所.本来は帰りに寄るはずだったのが,今日は工事の関係で予定が変わったらしい.そこで翡翠や猫目石などの真贋の見分け方を教わる.石に髪の毛を貼り付けて火を近づけたり,光に透かしたりその反射を見たり.そんだけいろいろやって,最終的には輝きで見分けろということだった.そこでもうお土産を勧められる.猫目石が欲しかったけど変なのしかなかったのでやめる.で再びバスに乗り,今度こそ太魯閣へ.

太魯閣が近づくバスの中で,ガイドさんから注意事項.入口の所にいる民族衣装を着た娘さんと写真を取る場合は20元払って下さいという話だ.なるほど,写真を撮るときは気を付けねばと思っていると,バスは入口のゲートに近づき,そして通り過ぎて行く.っておい,そんだけ言っといて入口には停まらんのかい!

そんな理不尽な思いを乗せてバスは進み,まず停まったのは長春祠.長春祠は東西横貫公路の建設工事の際に殉職した人を祭っている所だが,こんな絶壁に作ったのではこれを造るのにも人が死んだ気がする….まぁ,いいか.その下を流れる川はとても綺麗で,泳いだら気持ちよさそう.しかしさすがに着替えも無いし川の中には入れないなと思っていると,ズボンが濡れるのも気にせず真中まで入って写真を撮っている女の子達を発見.台湾恐るべし.

台湾を半周

0

朝は早起きして凱撒大飯店に行き,朝食バイキング.ここで噂に名高い卵の生調理に出会う.感激のあまりオムレツと目玉焼き,両方食べてしまった.やっぱり料理は作りたてに限る.ジュースはいまいちだったがフルーツはおいしく最高だった.

と,何も朝食の為にここまで来たのではない.実は凱撒大飯店からは高雄までの直通シャトルが出ているので,それに乗りに来たのだ.行きはバスを乗り継ぎ来たが,帰りはシャトル一本で戻れる.そして高雄まで戻ったら,そこから電車で花蓮まで行くのだ.シャトルはバスの乗り継ぎに比べると高いが楽だし,ジュースも出てちょっと嬉しい.相変わらず客は少ないけどね….

道のりはこんな感じ.

台湾の最南端を極める

0

今日の目的地は墾丁.台湾の最南端を極める.

しかし墾丁まで行く電車は無いので,高雄からはバスで行かなければならない.電車で高雄に到着すると,ここも嘉義並に客引きが多い.中には「台北行こう」と言うタクシーの運ちゃんもいたが,高雄からタクシーで台北に行く人なんているのだろうか?

そしてここからはバスに乗るのだが,墾丁までの直通バスは無いのでまずは恒春まで行く.ところがこのバスの乗り心地が最悪.道が悪いのかどうか知らないが,やたらボンボン跳ねる.乗り物酔いしやすい人は絶対乗らないほうがいい.そんなバスに揺られること2時間,やっと恒春に着く.