Pepto-Bismol

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週末に食べたスクランブルエッグが原因と思われるが,夫婦揃ってお腹を壊した.

病院で診察してもらった結果,医者に言われたのが「Pepto Bismolを買って飲んで」と.「知ってる?」と聞かれたので「いや,聞いた事がない」というと,診察室のパソコンで助手の人がGoogle画像検索して「これね,これ.処方箋無しで買えるから」と.

なんか,薬にしてはずいぶんポップな入れ物だなぁ.

早速,帰りにCVSに寄って購入して帰る.しかし,マジマジと見るとジュースにしか見えない入れ物だ.ちなみに$4.99.日本で薬局の薬が軒並み¥1,000越えるのを考えると,ちょっと安いかな.

まぁ,市販薬とはいえ医者が勧める薬だからまともな物だろう,と使用方法を熟読して早速,服用する事に.

ふむふむ,1回30mlね.付属のキャップに注いで…

って中の液体がこの色してんかい!!

この激しいピンクは入れ物の色じゃなかったのか….子供の用のシロップ風邪薬ならまだしも,なんでこんな色してんだよ(汗)

しかもなんだー!?このドロリ感!!軽くフルーチェを越える粘性があるんですけど….

しかし注いではみたものの,飲むのを躊躇するこのヴィジュアル.とりあえずにおいを嗅いでみるが,湿布の臭いがする….色から激甘なストロベリー味的なのを想像していたけど,この臭いでその味は有り得ないな.むしろ湿布臭とストロベリー味が同時に襲ってきたら吐いちゃうよ.

何もかもが飲む気を削ぐ方向にしか働かないが,意を決して,恐る恐る口にする.なんか歯医者で削った後に型を取る為に噛まされるゴムを思い出すな….

 

……(ゴクリ)…….

 

なんつーか,うすら甘い….なんと表現したらいいのか難しいが,強いて言うならゴムを甘くしたような味がする….そして後味がちょっと苦い.飲めない程マズい物でもないけど,気兼ねなく飲める美味しさでもない.気分的には,バリウム飲んでる感じに近いか….

これで効果なかったら踏んだり蹴ったりだな,と思ってたら,飲んだ翌朝からお腹の調子が良い.なんか悔しいが,結構,効いたようである.

 

ちょっと気になったので少し調べてみたが,Pepto-Bismolは1901年にNYの医者に開発されたという驚きのロングセラー製品だった.ちょっと探すとイカした1940〜50年代の広告が見付かったが,この頃からピンク色だったんだ….

なんとも不思議だった味は,Wintergreenという謎な植物だった模様.

しかもピンク色にピッタリのチェリー味バージョンもあった.

肝心の中身は「次サリチル酸ビスマス」というそれっぽいのが主成分だが,どうやら日本では認可されてないモノらしい(調べ方が分からなかったので本当か確証がないけど).しかも認可されてない理由が副作用って….