預け荷物の課金基準が分からない

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前回行ったのは1999年なので,15年振りにイエローナイフへオーロラを見に行く.3晩滞在すれば90%の確率で見れるというが,前日時点での3日間の天気予報が雨・曇り・ところにより曇りという不安な出だし.そもそも1歳にもなってない娘が夜中の鑑賞に耐えられるのかも未知数だけど….

飛行機は10:40 JFK発だが,毎回なんだかんだで搭乗がギリギリになってしまうので余裕を持って6時半に家を出る.しかし月曜の朝という事もあって既にLIEが込み込み.HOVレーンを使ってみるも今日に限ってHOVの方が遅いという逆転現象.CIPは全然込んでなかったが,Long Termの駐車場まで1時間半かかった.空いてれば30分ちょいで着くのに….

ターミナルに着きAir Canadaのカウンターでチェックインすると「預け荷物1つにつき$25,2つで$50頂きます」と.え〜!?1人1つでも金かかるの!?今までそんなの取られた事がないので何回も確認するが話は変わらず.ここでこのまま言い合っても無駄と思い,しょうがなく金を払ってスーツケースとドラムバッグを預ける事にした.すると職員が「ドラムバッグは小さいから機内に持ち込んだ方が良い」と.「赤ちゃんもいるし,イエローナイフまで2回も乗り継ぎあるから荷物減らしたいんだ」と言っても,「どうせトロントで1回荷物をピックアップしなきゃいけないので,預けたければトロントで聞いた方が良い」と言う.

金払って預けるって言ってるのになんでこんなに止められるんだ?もう面倒くさくなって言われるがままにスーツケースだけ預けクレジットカードを渡し,いざ課金とカードをスキャンしたところで「あれ,どうやら荷物1つはタダみたい」と.は…?なんだ,やっぱタダなんじゃんと思いドラムバッグを預けようとすると,「いや,2人で1つタダ」と.なんじゃそりゃ〜?2人で荷物1つタダってどう考えてもおかしいでしょ.しかしいくら聞いても「なぜかは分からないけど2人で1つだけ」と.もうワケわかんね.結局スーツケースだけ預けてチェックイン終了.しかし良く見たらこの人,胸のバッジがユナイテッド航空じゃん.ちゃんとAir Canadaのルールを分かってチェックインしてるのかなー?

セキュリティチェックが終わると,いつの間にか搭乗2時間前も過ぎちゃってる.余裕を持って3時間前に着く予定だったのに….ちなみにイエローナイフまでは,乗り換え2回の13時間.ニューヨークからでも結構遠い.

搭乗手続きも落ち着いたので,娘に離乳食をあげながらの朝ご飯タイム.Gerberのお弁当みたいになったパスタをあげるが,ぜっんぜん食べない(泣).変な時間に起こしたせいか,イヤイヤ頭を振って全く食べない.そのくせ人のサンドウィッチのパンは食べる.しかしパンだけじゃ量が足りないので,オートミールもあげたりしているといつの間にか結構良い時間.自分達のサンドウィッチをゆっくり食べる事も出来ずに搭乗口へと急ぐ.結局また搭乗がギリギリになっちゃったよ….

ゲートに着き搭乗が始まると,なんと搭乗券をチェックしているのはさっきチェックインカウンターにいたユナイテッド航空のおじさんだ….と思ったら機内にまで乗り込んできた.随分マルチに仕事をこなす人なんだな….

最初の乗り換え地トロントまでの飛行機は1時間半と短いが,娘がぐずりまくって大変,大変.暴れるもんでドリンクが鞄や服にこぼれるというオマケ付き.もうどうしようもないので後半は最終兵器のお菓子をひたすらあげ続けてなんとかやり過ごす.

トロントでは単に乗り継ぎするだけだが,入国審査と税関の為に一旦預け荷物を受け取らなきゃいけない.そこで再度荷物を預ける時にダメ元で「もう1つ追加で預けたいんだけど」と聞いてみると,既に預けた荷物の数を聞かれただけで問題なく預けられた.もちろん追加料金を取られる事もなく.JFKでのやり取りは一体何だったんだろう…?

ここでは2時間の乗り継ぎ時間があるので,A&Wでハンバーガーを食べながらの昼食休憩.A&Wは店自体は何度も見かけた事があったが,実際に入るのは初めて.空港内というイメージもあり高いだけで美味しくないんだろうなーと思っていたが,結構美味しい.しかもハンバーガーの名前もTeen/Papa/Grandpaとちょっと面白い.何より娘が爆睡してたので,やっとゆっくりご飯を食べる事ができた至福のひと時だった.

ちょうど食べ終わった頃に娘が起きたので,娘のご飯タイムへとシフト.こっちが食べたくなるようないい香りのする日本製の和食弁当をあげてみるが,これまたギャーギャー騒いで全く食べない.おかげで気が付けば,これまたいつの間にか搭乗時間.朝もほとんど食べてないのに,疲労だけがたまっていく….

しかしトロント空港は案内板を見ているとすぐに職員が声をかけてくるね.そういうサービス方針なんだろうけど,あまりにも早過ぎて逆に落ち着かないなー.

飛行機に乗り込むと娘は早々と爆睡.そのまま1時間半寝続ける.朝も昼もご飯食べなかったのはやっぱ眠たかったからかな?寝てて静かなのは助かるんだが,同じ姿勢で抱っこし続けなきゃいけないのは,それはそれで辛い….

起きた後は色々とスッキリしたようで,空港で全然食べなかった和食弁当もペロリと平らげる.やっとまともに食べてくれて一安心だ.

次の乗り換え地エドモントンは2時間の時差があり,4時間のフライトで無事到着.この空港はスゴい綺麗だなー.

あまりお腹が空いてないけど,イエローナイフに着くのは22時近くになってしまうのでここで晩ご飯タイム.今日は3食とも空港でご飯だ.晩ご飯にチョイスしたのは中華.しかし実際のメニューはアジア料理全般を広く浅く提供という感じで思っていたのとちょっと違う.Spicy Hong Kong Noodleを試してみるが,麺はいいんだが味が薄いカレーという感じでイマイチ.でもあんまお腹空いてないと思ったけど,食べ始めると意外と食べれるもんだね….

搭乗時間までまだ少しあるので,ターミナル内の子供用プレイエリアで娘を遊ばせてみる.こういう所を使ってみるのは初めてだが,スゴい助かる施設だなーと思った.うちの子はストローラーの中じゃ大人しく座ってられないので,降ろしてほっとける場所があるだけでだいぶ楽だった.同じイエローナイフへと向かうちょっと年上のJames君とも遊んだが,この前1歳年上の従兄弟と戦い続けた娘からは叩かれても動じず遊び続ける逞しさが垣間見えた….

そしていよいよ本日の最終目的地,イエローナイフ行きの飛行機へと乗り込む.飛行機の席は残念ながら夫婦隣同士ではなく,通路側の席を前後に座る席番号だった.しかしフライトアテンダントに「酸素マスクの都合で赤ちゃんを抱っこする人は窓側に座ってもらう必要があるので,誰かに席を変わってもらいますね」と.ありがたい事に窓側の席を譲ってくれる人がいたが,その人が自分の席を間違えてたもので玉突きみたいに数人が席を入れ替わる事に.まー結果オーライ,無事横並びで座る事ができたんで良しとしよう.

離陸した頃は,外はもう真っ暗.機内のドリンクサービスでジンジャーエールがあったので頼んだが,ジンジャーエールって普段あんまり機内サービスで見かけない気がするなー.もしかしてCanada Dryだからカナダだけに用意していたのか?(笑)

しばらく飛ぶと街灯りも消えて本当に外が真っ暗になったので「星ぐらい写るかなー」と何気なくデジカメで外を撮ってみる.するとなんと緑のオーロラが写っているじゃないか!目を凝らして外を見ると,薄らと雲のようなオーロラが見える.でも肉眼だと白にしか見えないので,ずっと雲だと思ってた.デジカメで撮ってなきゃオーロラだって気が付かなかったなー.でも機内から見えるなんてラッキー♪

21:30,ようやくイエローナイフへと到着.JFKを出てから13時間,長かったー.イエローナイフ空港はゲートまで外を歩かなきゃいけないんだが,外に出ても思ったよりも寒くない.どこまで厚着をするか悩んでたが,この分だと心配いらなかったかな?

同じツアーの日本人客を他に3組拾って,バスでホテルへと向かう.バスの中で色々説明されたが,気が付くと何を話してたんだかあまり記憶にない.今まで英語で説明されてるからあまり理解できてなかったのかと思っていたが,もしかしたら根本的に説明を聞いてなかっただけかもしれない….

22時前にホテルDiscovery Innに到着したが,23:25に再びピックアップに来てオーロラを見に行くとの事.それまでは休憩タイムだが,オーロラ鑑賞から戻って来るのも遅くなりそうなので先にシャワーを浴びてしまう.しかしこのホテル,水回りがかなりショボい.この部屋だけかもしれないが,シャワーに切り替えてもなぜか下の蛇口から流れ出るお湯の量の方が多い.頑張っても3:7ぐらい.しかもお湯は特に下の蛇口に多く流れ出るようで,シャワーがちょうどいい温かさになるよう温度を設定すると蛇口から流れるお湯は熱い域に達して足が火傷しそうになる.

しかしこのホテルで一番困るのは,水回りではなくエレベーターがない事.よりにもよって3Fの部屋なので,毎回ストローラーを階段で運ばなくちゃいけないのは結構大変だ(汗)

ピックアップの時間になり,バスでいくつか他のホテルを経由しながらオーロラの観測場所,オーロラビレッジを目指す.オーロラビレッジまでは40分ぐらいだが,街灯りを抜けると既にバスの車窓からオーロラが見える!天気予報は雨だったんで今日は諦めてたんだけど,結構デカいのが出てて良かった〜♪

オーロラビレッジに到着してバスを降りると,空港の時より少し寒い.厚手のコートなしでギリギリ耐えられるぐらいの寒さかな.今夜の気温は少し高めの7℃だが,体感気温は風の強さで大きく変わるらしい.

空には既にかなりいい感じのオーロラが出ているが,まずはティーピーと呼ばれる移動式住居の中で観測場所やドリンクサービス等の施設説明から.それにしてもこのオーロラビレッジは随分観賞用に施設を作り込んだ感じだなー.15年前に同じイエローナイフでオーロラを見た時は,暖をとる休憩所以外はホント何もない所で見てた覚えがある.でもここはお土産屋やレストランまであるらしい.

説明が終わると解散となり,各々好きな場所へとオーロラ鑑賞に向かう.ティーピーの外に出ると星も綺麗に見え,オーロラも出ている.しかし着いた頃に比べると少し弱い感じで,10分もしない内に暗くなって消えてしまった.

散歩がてらに場所を色々変えながらオーロラを待つが,気が付けば星すら全く見えない.どうやら雲で完全に覆われてしまってるみたいだ.寒さも手伝って,夜食タイムの1時になったところで速攻ティーピーへ戻り,温かいスープを頂く.今日のスープはバッファローだが,スパイスがきいていてかなり美味しい.メープルバターとバノックと呼ばれるパンも美味しかった.

しかしそれから3:20の鑑賞終了時間まではひたすら眠気との戦いだった.結局オーロラはその後一度も現れなかったし,ただでさえ夜中の遅い時間なのに時差と移動疲れも手伝って早くホテルに戻りたいと思う2時間だった.後から聞いた話だとこの日のオーロラのピークは,ちょうどホテルを出た23時半頃だったらしい.タイミングは少しズレてしまってあまり写真は撮れなかったけど,元々諦めてた日に結構キレイなオーロラが見えたので良しとしよう!!

ちなみに娘はオーロラビレッジに到着した時は起きていたが,その後すぐに寝てしまい最後まで寝続けた.ストローラーも持ってきてはいたが,足場が良く分からなかったので今日はずっと抱っこ紐の中.多少砂利道があったが,ストローラーに乗せたままでも移動できそうな感じだったので明日からはストローラーかな.

ホテルに戻ったのは4時過ぎで,帰りのバスも爆睡だったが戻ってからも速攻寝てしまった.本当に長い一日だった.