液体ミルク

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第一子,第二子とも基本的には母乳で育てているが,色々な事情で授乳する事が難しい事がある.授乳できない時もなるべく搾乳して冷凍保存しておいた母乳をあげるようにはしているが,搾乳が足りない時や外出先など100%母乳でカバーする事は難しい.そこで便利なのが液体ミルクである.

小児科医は単にformulaと呼んでいたが,formulaとは人工乳の事で日本でも良くある粉ミルクもformula.なので液体ミルクは正確にはliquid formulaと呼ぶべきかな.

使い方は非常に簡単で,本体のキャップを開けて代わりに1個ずつ個別包装されている乳首を装着するだけ.使う時にお湯や水で溶く必要もないし,普段,冷蔵保存しておく必要もない.本体も乳首も使い捨てなので容器の煮沸も不要.特に外出先では便利で,普通にカバンにいれて持ち歩いて,使う時にキャップをひねるだけでいいのである.

うちでは出産直後の赤ちゃんが数時間おきに起きて家内が体力的に辛い時に,代わりに夜中にミルクをあげるのに良く使っていた.親も眠いし赤ちゃんも既にお腹が空いて泣き叫ぶなか,待たせる事なくすぐ飲ませてあげられるのはとても楽だった.

液体ミルクの容量には2fl oz(60ml)と8fl oz(240ml)があり,生まれた直後は2fl ozでも半分飲めば良い方.それが気が付けば2本必要になり,いつの間にか8fl ozじゃないと足りなくなっている.お値段は8fl ozが6本入りでだいたい$10,2f ozはその半分ぐらいかな.粉ミルクは22oz,$24で8fl ozを26本分作れるらしいので1本あたり$0.9と液体ミルクの1本$1.6と比べると半額に近い安さだ.

と当たり前のように使っていた液体ミルクだが,日本では使われていないとは知らなかった.粉ミルクよりは割高なので毎日使うとなると考えてしまうかもしれないが,外出時などは絶対便利.倍の金額を出しても買う価値があると思う.子育ての選択肢の1つとしてぜひ気軽に利用できるようにしてもらいたいものだ.