先日体調を崩していつもならさっさと葛根湯を飲んで終わるんだけど,ちょっと長引いて体が辛かったので久しぶりに普通の風邪薬を服用した.日本から持ってきてた風邪薬もあったんだけど,アメリカで買ったのもありなんとなく効き目が強そうなアメリカの薬「Tylenol」を飲んでみた.
薬のおかげか分からないけど,飲んだ後はわりとすぐに楽になった.今回は効き目の違いが分かるようなヒドい症状じゃなかったが,そもそも日本の薬とアメリカの薬ってどんぐらい違うんだろう?という事で成分を比べてた.Tylenolの主成分はアセトアミノフェンなので,日本代表は同じ主成分のパブロンSゴールドをチョイス.
まずはパブロンから.アセトアミノフェンの含有量は3錠中300mg,つまり1錠100mg.それを大人は1回3錠服用するので,1回あたり300mg服用する事になる.
それに対してTylenolは1錠あたり350mg.それを1回2錠服用という事で,1回あたり700mgも接種する事になる.いやー,パブロンに比べて倍以上も接種するのか….
ちなみにタブレットで比較すると,黄色いパブロン3錠と白いTylenol1錠がほぼ同じ含有量.
子供に関して見るとそもそも年齢の分け方からして違う.パブロンは5〜10歳が1回1錠の100mg,11〜14歳が2錠の200mg,15歳以上は大人と同じ.対してTylenolは6〜11歳が1回1錠の350mg,12歳以上は大人と同じ2錠の700mgだ.Tylenolは6歳でパブロンの大人量を接種するし,作為的に12歳で比較してみるとパブロンの200mgに対してTylenolは700mgとなんと3倍強も違う.
ついでに服用の仕方で見てみるとパブロンは日本はお決まりの「食後30分」だが,Tylenolは「4〜6時間おき,1日10錠まで」.Tylenolに限らずアメリカの薬は間隔と最大服用量で書いてある事が多い.
それぞれお国の基準を満たしているんだろうけど,これだけ接種量が違うと確かに効き目にも違いが出そうだ.
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