生木ツリー

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アメリカに来ると誰もが一度は無駄にやってみるのが,生木のクリスマスツリー.去年は色々忙しくてHome Depotで人工ツリーを買ってしまったが,今年は折角なので生木バージョンにトライしてみた.

まずは生木の入手から.ホントいろんな所で売っているが,我が家は植木センターみたいな所へ買いに行った.英語だとNurseriesと言って保育園のNurseryと同じ単語で紛らわしいけど,農園とガーデニングショップとホームセンターが混ざったような場所だ.生木以外にもツリーのオーナメントも大量に売ってるし,秋にはカボチャやハロウィーンの飾りを売ったりしてる.

で,Nurseriesの中に入ると大量のモミの木が(笑)

事前に「いいモミの木の選び方」みたいのは軽く聞いてはいたが,たくさんあり過ぎてどっから見たものやら….良く見ると一応カテゴライズされており,木の高さと品種で分けてあるようだ.高さは去年のツリーと同じ6ft.ぐらいで十分だと思ったが,一番低いのが6〜7ft.これ以外の選択肢はないな.そして品種はFrasier(多分Fraserのスペルミス)とBalsamって言われても全然分かんないし.つーかモミの木って一種類じゃなかったのか.とりあえずFrasierの方が高いのでそっちにしとくか.

カテゴリーを決めたらその中からお気に入りを選ぶ.選ぶポイントとしては幹がまっすぐか,枝葉が強く引っ張っても抜けないか,あたりをチェック.要は見栄えと鮮度を確認する.でも実際やってみると,特に幹がまっすぐかどうかって確認するのが難しい.結構枝葉がビッシリ生えてるのでかき分けてみても幹の形が分かりづらい.実際に立ててみて枝のバランスを見たりしてたが,最終的にはお腹一杯になってきて「これでいいかな…」的な感じで決定.ちなみに選定時は手袋を持って行った方がいい.木の中に手を突っ込んだり支えたりと素手だとちょっと痛い.

木を選び終わったら購入である.選んだ木をえっちらおっちら梱包場所まで運んでいく.カートを使ってもいいし,自分で担いでいってもいいけどとにかく持っていくのである.

すると係のおっさんがいるので,木を渡して木についてる半券を貰う.もし根元の方の枝をカットして欲しいなどリクエストがある場合はここで伝えておくと梱包時に一緒にやっといてくれる.

木を受け取ったおっさんは,ここから木の処理と梱包を始める.こんな感じで梱包機(赤いヤツ)が横並びになっているので,気合いでモミの木を根元からぶち込む.木がデカいとこの時点で既に辛そう(笑)

そして木の根元側をチェーンソーでカット.切り花と一緒で水の吸いを良くする為に切るらしい.この時にリクエストされた枝カットも一緒にやっている.

でカットが終わると,木を引っぱり〜

スポンと抜けた時には綺麗に網でくるまれるという仕組み.

そこら中に網でくるまれた受け取り待ちのモミの木が転がってる(笑)

こうしておっさんが頑張ってくれてる間にお金を払い,半券とレシートを持って梱包された木を受け取りに行って終了である.

しかし今回,2週間ちょい前に買いに行ったんだが,スゴい人だった.支払済の木を受け取るだけでこの行列.

あとは車に積み込んで家に持って帰るだけ.よく屋根の上に乗っけてる車を見かけるが,車に傷がついてしまうので中に入れる方がお勧めらしい.掃除もそんなに大変ではないので.とはいえ2m弱もあると3列シートを全部倒さないと乗らないけど.

家に帰ったら次は設置である.切り落とされたモミの木をどう立てるかというと,それ専用の台座が売っている.これまた色々売っていて,Nurseriesでは$40ぐらいする.うちはTARGETで$10の安物を購入したが,特に倒れる事もなくこれで十分だった.

台座だけを組み立てるとこんな感じで,水を入れる皿と木を四方から固定するネジから出来ている.

これに木を刺してネジを閉めれば完成〜♪これだけで大丈夫か??とちょっと心配になるシンプルさだが,実際これで問題なし.ちゃんとクリスマスまで立ち続けた.

しかしよくある話だが,家に持って帰ると思ったより大きいよね.木の先っぽが天井についちゃったよ….