ボルチモア 2/3

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子供の体調問題もあったのでゆっくり目の朝.9時過ぎにホテルの朝ご飯を食べに行く.ホットミールもあってわりと良いラインナップだ.ケンタッキーに昔あったような厚いビスケットもあるが,周りの客を見るにどうやら上からソースをかけて食べるもんらしい.後から調べてみたらビスケット&グレービーという南部で人気の朝食なんだそうだ.真似してやってみたけど,これはカロリー高そうだ.

ジュースもマシンが置いてあっていつもより質がいい.そんな中でもこのワッフルメーカーが置いてあるとちょっと安心する(笑)

肝心の子供の体調は…いまいち,かな?昨日の夜よりは良くなった気がするがやはり元気ちょっとない.朝ご飯の卵は少し食べてはいたけど….

しかし寝込んでしまうほどではないみたいなので,なるべく子供に負担がかからないように完全防御して街に出る.

インナーハーバーと呼ばれる海辺のエリアに向かい,まずは国立ボルチモア水族館.ここはホテルから近く10分ほど歩くけば着く.中に入るとまずはメガロドン(昔のデカい鮫)の顎のレプリカがお出迎え.口の中に大人がすっぽり入ってしまう大きさ.これはデカいね.

館内はわりと落ち着いた雰囲気にまとめられていて入ってすぐのインド太平洋を模した展示スペース「ブラックチップ・リーフ」は上から広々と眺められる感じがいい.エイやらウミガメやら大物もたくさん.

下からも水槽が見れるようになっていて展示スペースの名前の由来と思われるブラックチップ・リーフ・シャーク(ツマグロという鮫)も見かけた.

体験型の展示もあったがいたのはなんと大量のクラゲ.薄暗い水槽の中に半透明の物体が大量に浮いていてきれいなんだけど,こんなにたくさん入っていると壮観だ.もちろん子供の評判はすこぶる悪く,触るのは断固拒否(笑)

他にもあまり見た事ないアリゲーターガーやオウムガイ,らせん状に上りながら水槽が配置された少し変わった展示など色々ある.

そして天井からは巨大な骨が吊るされている.どうやらナガスクジラらしい.

最上階は水中生物とは関係のない熱帯雨林になっているがここは気乗りしなかったのでさくっと見るだけ.これで水族館の展示も一通り見終わったかな.

さて1時間ほどの見学を終えて外に出ると…って外はめっちゃ雪じゃん.とりあえず本屋に行って旅先で集めているGood Night Booksを探す.

多少本屋で時間を潰したものの雪は止まず,ショッピングモールのHarborplaceへ行って遅めのお昼ご飯の店を探すことに.本当は蟹を食べに遠出したかったんだが子供の体調が微妙過ぎる.

色々お店が入っているけどやっぱりシーフード系かなーとBUBBA GUMPという海老を前面に押し出した見るからにシーフードっぽい店に入る.後で知ったんだがフォレスト・ガンプ由来の店らしく,卓上にあるRUNとSTOPの看板を切り替えて店員さんを呼ぶらしい.

もちろん頼むのは海老料理という事で,ベタな海老のビール蒸しShrimper's Net Catchに海老入りのシーザーサラダを.

しかしここら辺で子供が限界.水族館はそこそこ楽しんでいたけど昼ご飯を食べる元気がなくグッタリし始めた.これはヤバいとちゃっちゃと食べて撤収する.

雪もやんで天気が良くなってきたけど残念,ホテルに戻ろう.

ホテルに戻ってきたのは16時ごろだがそれからはずっと部屋でゴロゴロ.

18時も過ぎたので晩御飯どうしよっか?となったけど依然,子供の体調がいまいち.しょうない,今夜もどこかでテイクアウトしてホテルで食べよう.

どこか蟹料理が食べれないかなーと調べてみると割と近くのRyleigh's Oysterという店のクラブ・ケーキが美味しいみたい.さっそく買い出しに行ってみるとメニューに「True Blue」マークが!これはメリーランド州の地物の蟹を使っている証だそうで,これは期待できる.

注文はもちろんシーフード攻め.メインのクラブケーキ,7ozのTrue Blue Maryland Crabcakeはもちろん,蟹スープのCream of Crabに海老ががっつり入ったCrispy Wonton Jumbo Shrimpをオーダー.確かにここのクラブケーキは蟹の身感が高くて美味しい.

ちなみにビール,それもできれば地物のが飲みたいなーと思って酒屋を探してみたらメリーランド州のFlying Dog BreweryのビールK-9 Winter Aleを見付けたんだが,バラ売りしていなくてしょうがなくケース買い….1本あれば十分なんだけどと思ったけど,まぁ,車だし飲み残しは持って帰ればいいか….

さ,これ以上夜の街をうろつくこともできないし,明日こそは子供の体調が良くなることを願って早めに寝よう.しかしうちの子,本当に旅先で体調崩すよなぁ….