コネチカット 1/2

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Memorial Dayの週末,特に予定してなかったけど思いつきでコネチカット州に行ってみる事にした.車で2,3時間と近いんだけど,折角の連休なので無駄に一泊までしてみる.

ぶっちゃけコネチカットに何があるのか良く知らなかったんだけど,今回やっとこうと思ったのは2つ.1つめはこれから季節を迎えるロブスターを食べまくる事.なので今回食事は全てロブスターを食べれる所をリサーチ.もう1つはロングアイランドの東端から出てるフェリーに乗ってみる事.前々から地図でフェリーが出てるなーとは思っていたんだが,一度は乗ってみたいと思っていたのでこの機会に実行してしまおう.

それをベースに適度な距離に停まるようにして考えた旅程がこんな感じ.初日はイェール大学に寄りつつ,昼飯にロブスターロールの店を目指す.午後はエセックスという小さい街を堪能した後,夜もまたロブスターの名店で食事をして,ミスティックのホテルで一泊.二日目はミスティックの街をウロウロして,昼にもちろんロブスターを食べて,フェリーに乗ってロングアイランドへと戻る.

まぁ,ロブスターとフェリー以外はスカスカな計画だ(笑)

さー,そうと決まったら出発ーって,この時点で既に11時半.天気予報がずっとイマイチだったので行くか迷ってたら出遅れてしまった.すでに今日は遅い昼食となりそうな予感がプンプン.

まずはイェール大学を目指し,いつものスロッグスネック橋を渡る.渡った後は西へと向かう事が多いが,今回はI-95Nへと進んで北東へと向かう.

順調に進んでいたが,イェール大学まであと1時間の所でまさかの授乳タイム.いや,朝ご飯の時間を考えればむしろ予定通りか….しかしコネチカット・ターンパイクはニュージャージー・ターンパイクと異なりサービスエリアがない.しょうがないので一旦ハイウェイを降り,ダンキンの駐車場で授乳をしてしまう.もちろん,何も買わないけどね(笑)

授乳後は再びコネチカット・ターンパイクをかっ飛ばし,イェール大学のあるニュー・ヘブンを目指す.

そして14時前にニュー・ヘブンへと到着.路駐スペースもサクッと見付かり,歩いて散歩しながらイェール大学を目指す.しかし歴史ありそうな趣のある建物が多く,緑も豊かでなかなかいい街並みだなぁ〜.

「イェール大学」という名前を聞いた事があるから来てみたけど,正直そんなに見たい所があるわけではない.事前に調べていた物の一つがこのThe Women's Table.1701年の大学創立以来の女生徒の数が,年ごとに螺旋状に刻まれているという記念碑.深く考えずに眺めていたら,隣で同じように見ていた男性から「これの数字の意味を知ってるか?」と話しかけられる.「女生徒の数だと思うけど…」と答えると「僕もそう思ってたんだが,数が合ってない気がする.こんな昔から女生徒がいたのかな?」と.0以外の数は1873年から始まってるが,確かに来る前に見たどっかのWebだと1960年だか70年だか,そんぐらい時期だった気がする.といっても知らない2人が悩んだ所で答えは出ない.「何だろうねぇ…」と悩みながら別れる.

気になったので後日調べてみると1960年だか70年と思っていたのは共学が始まった年で,その前にも登録して学ぶ事は出来ていたよう.ただ最初に女性が登録したのは1969年と一致せず.つまり,何の数だか良く分からんと….

The Women's Table

ま,分からない物は考えないようにして,次に行こう♪

もう一つ見ておきたかったのは,バイネッキ図書館.大量の蔵書が中央の巨大なガラス張りのエリアに整然と並ぶ,カッチョいい姿をWebで見て一目惚れしてしまった.しかし事前にスケジュールを確認すると日曜はやってなかったので,ダメ元で行ってみる.

あ…れ…?Googleマップに導かれるままに来たけど,こんな近代的な建物だったっけ?確か教会を再利用したような趣ある外見だったような….

急遽その場でGoogle先生に質問してみた所,どうもスターリング記念図書館の間違いだったっぽい.で,こいつはドコにあるのかと言うと….おっぷ,The Women's Tableの目の前じゃんかー.急いで戻ってみると,あった,あった.目の前通ったはずなのに全然気が付かなかったなー.しかし調べていた通り,今日はやってないか….

ちなみにこれも後日調べてみた所,行きたかった図書館は最初に行った近代的なバイネッキ図書館で合ってた….事前に調べてた時にいろんなWebページを見過ぎて,いくつかある図書館の外観と中身がゴッチャになってしまった模様.

最後はイェール大学で一番古い建物,コネチカット・ホールへ.といってもここは外から見るだけ.しかし気が付けばもう14時半.早くお昼を食べに次へ移動しよう!!

お待ちかねのお昼は,30分程走った所にあるLobster Landing.船着き場に隣接していて気持ち良さそ〜.

ここで頼むのはもちろんロブスターローーーール!!身がドッサリ詰まって$16の食べ応え.ハンバーガーならお腹いっぱいになる1/4lb(110g)だが,ペロリと平らげてしまった.溶かしバターの味付けも全然クドくないし,パンの焼き加減も絶妙.もう一本いけるか?って感じだったが,遅めのお昼だったので控えめに.しかし隣の客は2人で3本頼んでたなー.

ロブスターを食べれて満足♪出てくるのも食べ終わるのも早かったんでかなりHit & Awayな感じが高いが,次の目的地「エセックス」へ向かってさっさと出発する.

Lobster Landingからエセックスは近く,20分で到着.

エセックスには何があるかと言うと,街並みが可愛いという事以外何も知らない(笑).実は晩ご飯をこの近くの店に行きたかったので,時間を潰せそうな場所としてピックアップしただけである.

Main St.をコネチカット川に向かって歩いてみるが,確かに可愛い建物が多く,こういう所に住めたらいいな〜って感じ.

中でもこのGoods & Curiositiesという雑貨屋さんは,少し高いがいい感じの品揃え.ちょっと変わったカッティングボードや計量スプーンが売ってて見てみるだけでも面白い.

しかし思いの外小さい街で,あっという間にコネチカット川まで来てしまった.川辺にConnecticut River Museumというのがあったので暇潰しに入ってみようかとも思ったが,$8と微妙な金額設定に見合わなそうだったのでスルー.

天気が悪くなって来たので,途中にあったアイス屋さん,Sweet P'sで休憩する事に.

ここもなかなか可愛い作り.アイスの種類も豊富で,アメリカ国旗のコーンも可愛い.座って食べられる所は店の裏に少ししかないが,ここも木立がいい感じの雰囲気を作ってる.

しかし他にやる事もなく,6時前とまだ少し早いが晩ご飯に向かってしまう.結局エセックスにいたのは1時間ぐらいだったなー.

本日の晩ご飯はWestbrookにあるBill's Seafood.店に着いてみると,まだ18時だというのに店内は既に激込み.しかしここに来たからには外のテラス席で食べないと!込んではいるけど席の数も多いので回転も早く,10分待っただけで案内してもらえた.

ここでの狙いはもちろんロブスター(笑).しかし普通のボイルと,詰め物をした焼きの2種類がある.どっちにするか迷ったがボイルは明日の昼にも食べるつもりなので,ボイルより$5も高い,$27.95もするBaked Stffued Lobsterを思い切ってオーダー!!

ロブスターが出来上がるまでは,他のシーフードを味わう.まずはRhode Island Clam Chowder.ニューイングランド風とマンハッタン風のクラムチャウダーはよく見るけど,これはちょっと珍しいあさり汁系.他の2つよりサッパリしているが,貝のだし汁の味が効いてて結構ウマい.それに牡蠣・クラム・蝦がのったRaw Bar Sampler.これは特に蝦がプリップリでウマい!ムール貝は思ったよりボリューミーなのにガーリックトーストまでついてきて,もう晩ご飯はコレで十分じゃないか??(笑)

そしてお待ちかねのロブスターきたーーー!!ロブスターロールは食べたコトあるけど,1匹まるまるのロブスターを食べるのは初めて.テンション上がりまっす.殻がなかなか堅いが,バキバキ砕いて溶かしバターで食べる.ウマーー♪味は蟹と蝦の中間って感じ??しかし弾力というか,プリップリ感が半端ない.爪はさらに殻が堅いが,ここの身がまたウマい.

とても満足して,散らかしきった後がこの状態(笑).しかしロブスターの詰め物はいらなかったかな.詰め物といってもロブスターの上にパン屑みたいのが乗ってるだけで,普通のボイルだけでも十分美味しいと思う.

帰る頃には程よい夕焼け空.こんなに明るいけど,もう20時なんだよねー.

さ〜,今日はもうホテルへと向かうだけ.またI-95に乗って走るが,途中から霧が出てきた.霧ってNYに来てからあんま見た事なかったから珍しいなー.

30分程で今夜の宿,ミスティックのDays Innに到着.

Days Innは普通の安宿で,一晩$100チョイという値段なり.可もなく不可もなく.

しかし一日の運転疲れを癒そうとビールを探したが,これが全然見付からない.宿にはアルコールの自販機がないし,レストランもない.ガソリンスタンド併設のコンビニにも行ってみたが,ビールが売ってない.宿のレセプションに聞いてみると,車で10分の酒屋に売っていると.そこで車を走らせて向かってみるも今日は祝日営業の為,早目に閉まってタッチの差で間に合わず….隣のCVSも覗いてみたが,お酒は扱ってない(泣).NY州ならコンビニやCVSでビールは死ぬ程売ってるのに,コネチカット州は酒の扱いが違うんだろうか??

もう今夜はビールを諦めてさっさと寝よう….