朝起きると,外はあいにくの雨.ガビーン.今日は外をプラプラしようと思ってたのに.しかしこのホテル,プールなんてついてたんだ.こんな所まで来てプールでマッタリする客が全然想像つかないんだけど….
朝食はホテル代に含まれていたので,これが今回唯一の非ロブスターご飯(笑)
といってもマフィンとヨーグルトぐらいの寂しいラインナップ.しかしワッフルメーカーを発見.お〜これは初.ちょっとやってみよう♪
用意されているタネを紙コップに注ぎ,それを暖めておいた器具に流し込む.で,ひっくり返して音が鳴るまで待てば良し,と.
意外と綺麗に出来た(笑).シロップをたっぷりかけて頂くが,味はイマイチ….ホットケーキのようなふっくら感がなく,おいしくないパンのような味.こりゃー,機械じゃなくてタネの問題だな.
さー,楽しい朝ご飯も終わったので,ホテルをチェックアウトして出発.
向かったのは車でたった5分のMystic Seaport.今日のプランはあまり考えてなかったんだが,昨日の夜に19世紀の港町を再現した船の博物館があるというのを見つけたので来てみた.
しかし入場料が1人$24と結構高い.それだけの価値があるのか,ここ…??
中に入るとなかなかの広さ.こりゃー,端から全部見て行くだけでも時間がかかりそうだ.
まずは受付で貰った紙に書いてあった,礼拝堂での葬式に行ってみる.もちろん昔の葬式を再現したイベントだ.参列者のほとんどは観光客だが,昔の格好をした人もちょっぴり参加している.ま,何言ってるかはサッパリ分からないので,雰囲気だけ味わって移動しよう.
お,馬車も走ってるのかー.
しかし思ったより広いな〜.端から順番に見て行くつもりだったけど,疲れそうだから気になる物から見てく事にしよう.ということで一番の大物と思われる帆船,L.A. Duntonへ直行.
L.A. Duntonは漁船だったようで,中は魚の保存室になってる.それにキッチンや船員のベッドが再現されていていい感じ.
隣のCangardaは残念ながら乗れないので,外からちらりと見るだけで終了.
その後は通り沿いに立ち並ぶ,昔のお店を見学.銀行に樽屋,それに印刷屋さん.展示だけじゃなくて実際に仕事している人がいるのがいいね.特に印刷屋には受付で貰った紙もあり「おぉ,ここで印刷したヤツだったのかー」とちょっと嬉しくなる.
そしてまたまた帆船,Joseph Conrad.
これは訓練船との事だが,なかなか立派な帆をそなえてる.搭乗はできるが船内には入れないのが残念.しかし羅針盤はなかなか渋い.
これは今はボロボロの船,Australia.リストアしようとしたが腐り過ぎてたので展示用になった船.おかげで船の内部構造を近くで見れて,なかなか新鮮.
結構面白かったのは昔の街並みを再現したジオラマ.ジオラマといってもかなり巨大で,建物の中はこのジオラマのみ.小さな馬車までしっかり作ってあって見応えがある.
次は端っこにある造船所.すっごい長い竜骨が展示してあるが,これはなかなか壮観だ.途中に継ぎ目があって,さすがに1枚板じゃないんだなー.裏にあるドックはさすがに現代風だが,この大きさで実際に船をあげる所を見てみたい.しかし肝心の造船所は完全な工事中.そもそもここは何かを展示する予定なのかな?
再び街並みに戻り,薬屋や学校を見学.薬屋は誰もいなかったけど,置いてある物がなかなか渋い.
ふと川を見ると,これまた当時の格好をした人が手漕ぎボートで浮かんでる.ちょいちょいこういうアトラクションを挟むなー(笑)
そんな感じでようやく終了.わりと駆け抜けながら見たつもりだったが,気が付けば2時間もたってる.結構堪能したし,$24も悪くはないか.でももうちょっと安くしてほしい….
車に戻ってミスティックのメインストリート方向へと向かう.Memorial Dayのせいか,歩いてる人が多い.しかし車から見る限り,特に惹かれる場所も見当たらないので素通りしてしまう.
ジュリア・ロバーツの映画「ミスティック・ピザ」の舞台になったピザ屋もあったが,見た事もない映画なのでスルー(笑)
さ〜,そのまま昼のロブスターへ!!って,通ろうと思ってた道が歩行者専用の通行止めに(汗).これもMemorial Day効果か….
10分程走って着いたのはAbbott's.ここでこの旅最後のロブスターを堪能するぜ♪
たまたま1台分の駐車場が空いてたのでサクッと停められたが,駐車場もピチピチ,レジも行列.こりゃ〜,スゴい人気だ.メニューも色々あるけど,タンクで泳いでるらしいロブスターの値段は完全に重さ次第!!ぶっちゃけ適量が分からないが,昨晩のボイル・ロブスターと同じぐらいの値段の1½lb(680g)$22.50をオーダー.
注文を終えて奥に進むと,なかなか気持ちの良いアウトドア・テーブル.しっかりハイチェアも置いてあって助かる.
カウンターで注文を待っていると,他の客のすげーハンバーガーが出てきた.もしやこれがロブスターロールか!?って,全然ロールじゃないんですけど(笑)
まずは前菜の生ClamとLobster Bisqueだけゲット.ロブスター尽くしの〆というコトで,今回はスープもロブスター.うん,濃厚でウマー♪そして普段,生の魚介がなかなか食べれないもんであると必ず頼んでしまう生Clam.これがまたウマいんだよな〜.
そして注文してから20分したとこで,ようやく番号が呼ばれる.さ〜,お待ちかねのロブスターきたぞーー!
ここのロブスターはシンプルに茹でただけ.それを溶かしバターで頂くスタンダードなパターン.お尻にアメリカ国旗が刺さって出てきた彼は,昨晩のロブスターと違って適度に切れ込みが入ってて割りやすい.しかも出来立て感が高くてプリプリでウマーい.やっぱ奇をてらった物よりシンプルなヤツのがおいしーなー.気が付けばあっという間に抜け殻状態.1½lbといっても正味はもっと少ないだろうが,それでもペロリといってしまった.でも周りを見ると,1人で1匹食べてる人ばっかりだ….
これで今回やりたかった事はほぼ終了.あとはロングアイランド行きのフェリーに乗るだけだ.というコトでまたまたI-95を走ってフェリー乗り場のNew Londonを目指す.
しかしNew Londonは思いの外近く,たったの15分で到着.まだ予約しておいたフェリーの時間まで1時間以上ある.ちょっと時間があるな〜というコトで周りを探索.
ところがNew Londonは寂れた港町的な雰囲気の場所で,時間を潰せそうな場所が見当たらない.一方通行にまで翻弄されて暫く彷徨ったが,結果としてなかなかイカした珈琲屋,bean&leafを発見.オシャレなカフェみたいな内装で,逆に街の雰囲気に浮いてないかと心配になる(笑).しかも頼んだカプチーノもなかなかのクオリティ.家の近くにもこういう店作ってくれないかなー.
気が付けば結構いい時間.急いでフェリー乗り場へと戻ると,まだ出発30分前だというのに既にそこそこ並んでる.
15分ぐらい前から搭乗開始.係員の指示に従って,ギリギリまで車を寄せて駐車する.よく考えたらフェリーは乗った事あるけど,フェリーに自分で車入れるのは初めてだな….
乗り込みも終了し,定刻になった所で予定通りロングアイランドへと向けて出航〜.車の積み具合もなかなか壮観だ.
航路は海といってもほぼロングアイランド湾の入口なので,海面はとても穏やか.日焼けが心配になるぐらい日差しが強いが,久しぶりの海の風は気持ちいいねー.
1時間半程で到着.コネチカット州から無事にニューヨーク州に戻ってこれたという事だね.しかしこのフェリー,車1台と大人2人で$70弱.値段も高いし時間も1時間半と普通に車でロングアイランド湾沿いに走るのとたいして変わらない.予約しなきゃいけない面倒さを考えると,どんな人がこれを使うんだろうか….謎である.
後は家へと帰るだけ.海沿いの道を走り,ワイナリーを横目に走ってLIEへと戻って来た.遠出をするといつもそうだけど,LIEに入った時に「あ〜,帰って来たなぁ〜」と実感する.なんだろ,このLIEの安心感は??(笑)
祝日のせいかLIEは少し込み気味で,フェリーでロングアイランドに到着してから2時間走ってようやく家に到着.は〜疲れた〜.しかし今回の走行距離は264マイルと,460マイル走ったペンシルベニア旅行に比べると全然走らなかったなー.
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