チェックアウトを忘れずに

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8時に起きて窓の外を見ると,既に日は昇ってたくさんの人が外で記念撮影をしている.日の出狙いだったのかな?明るくなったので昨日は真っ暗で分からなかったレイク・ルイーズの全体もハッキリ.いや〜,綺麗だな〜.朝焼けもいい感じ.しかも部屋からこの景色を眺められるってのが贅沢♪

レイク・ルイーズに来た目的の半分はフェアモント・シャトーに泊まる事だったので,ルームサービスでゆっくりと朝食にするのも悪くない.だがきっとレストランもレイク・ルイーズを眺めながら食べれるだろうなーと思ったのでビュッフェに行く事にした.

レストランに着くとすぐ席は空いたんだけど,ちょうど柱が邪魔な席だったので「少し待ってもいいから」と眺めの良い席に変えてもらう.折角だしね.

しかしコーヒー受けにカラフルな石を使っちゃうとか,ウェイティング・スペースからオシャレですな.

ビュッフェは1人C$30($28)とお高いが,まーホテルのビュッフェだとこんなもんでしょ.しかしバッファロー・ソーセージにスモークサーモン,それにメープルシロップとカナダ名物で攻めてくる.いやー,観光客の心を分かってらっしゃる(笑)

味も全体的にハイクオリティ.作り置きのエッグスベネディクトには全く期待していなかったが,予想に反して卵はいい感じのトロ〜リ具合.スモークサーモンも求めていた半生タイプで言うことなし.しかし一番のヒットはレモンとリコッタチーズのクレープ.コイツの出来は秀逸だ.

当然の如く食べ過ぎた(笑).食後は湖畔を散策.看板のある正面へと行ってみるが相変わらずたくさんの人で賑わってる.しかしアジア系の人が多いなぁ.

ちなみに外に置いてあるごみ箱は手を差し込まないと蓋が開かないようになってる.熊対策かな?

ホテルを背に,湖の周りを半時計回りに進む.

ホテルから離れると,遠くのロッキー山脈がホテルと重なっていい感じの風景になる.湖畔には雪も残っているが,イエローナイフと比べるとそんなに寒くない.ツアー客と思われる人が余裕なさそうに急ぎ足で歩いているのを横目にのんびりと散策.穏やかで心癒されるなぁ.

ふと時計を見ると11時半前.あれ….そういえば,ホテルのチェックアウト時間って12時じゃなかったっけ…?ここまで30分ぐらい歩いてきたって事は今ここで戻ったとしても…ってヤバい!!このままじゃチェックアウト時間に間に合わないじゃんか!!と急遽慌てて引き返す(汗)

さっきまでのマッタリ感は一体どこへ行ったんだか.早歩きで周りの人をごぼう抜きしてホテルへと急ぐ.こんな時に限ってストローラーを置いてきたもんで,娘を抱っこする両手も重い.息を切らしながら早歩きで戻り,なんとか15分前にホテルへ到着.急いで荷物をトランクに詰め,12時ギリギリにチェックアウト.危なかった….

チェックアウトしてしまったので荷物は車に積み込んでおくが,さっきは中途半端に終わってしまった感が否めない.というコトでさっきとは逆側の湖畔を攻めてみる.反対側は少し人が多いけど,小川があったりしてまた違った雰囲気.ホテルや湖も違って見える.

今回は時間がないのでパスだけど,カヌーも面白そうだなー.

そんな感じでレイク・ルイーズは一通り堪能できたので,フェアモント・シャトーを後にし近くのボウ湖へと足を伸ばしてみる.ボウ湖までは高速を40分飛ばせばいいだけだったんだが,途中で分岐を間違える(汗).引き返そうにも高速なもんでUターンが出来ないのに,田舎道なもんで次の出口が遠い,遠い….相当走らされてからようやく戻る事ができた.

しかし古いナビを使っていたので未舗装路を走ってる事になっており,制限速度が実際よりもだいぶ遅かったようで結果的には当初の到着予定時刻からさして遅れずにボウ湖へと到着できてしまった.

ボウ湖は湖畔と湖面に段差がなく,水際ギリギリまで近づける.湖も広いし,谷間ではなく開けた感じの場所なのでレイク・ルイーズとは違った良さがある.山も近く大きく感じるなぁ.ちなみにここ,トイレ以外は何もない.

最後にバンフへと向かう.

バンフまでは1時間,16時半に到着.

路駐する場所は簡単に見付かったが,国立公園の入場券は既に16時で時間切れ.バンフで駐車するには,きっとこの入場券が必要なんだろうな….駐禁取られないかちょっと心配だが,延長の仕方も良く分からなしこのまま行くしかないか.

とりあえずスタバで娘のご飯をあげていると,隣のおばさん達に話しかけられる.流れでBaby Signの話になったんだが,小さい時から教えている甥っ子は1歳ぐらいで「オムツを替えて」や「ご飯をもっとちょうだい」とコミュニケーションが取れるようになったらしい.子供も意思が伝わるから面白くてどんどんやるようになるんだと.Baby Signなんて全然知らなかったけど,うちも教えてたら面白かったかもなぁ.

そして街を探索.ちょっと歩いただけで端まで行けてしまう小さな街だが,山間の中にある雰囲気が可愛い感じ.街中の店は土産屋ばかりなんで,プラプラ歩くのがメインの楽しみ方かな.

気が付けば18時.路駐した場所は2時間パーキングなんでそろそろ出発しなくちゃいけない.晩ご飯は空港に向かう途中で食べるつもりだけど,昼ご飯を食べてないので小腹が空いた.軽くテイクアウトできるものはないかなーとウロウロしていたら,なんとこんな所でSri Lankaフードを発見!!2人してこれ以外の物が目に入らなくなってしまいコイツに決定(笑)

しかしテイクアウトで頼んだスパイシーチキンカリーとポークカリー・ロティはガッツリ紙皿に盛られて出てくる….全然軽くじゃないし,ロティのは汁びたびたでとてもじゃないがテイクアウトなんてできないって.もう,いろんな物を諦めてここで食べて行く事に.しかしこれが激辛で上手い!!ロティもモチモチでうまし!まさかこんな所でこんなハイクオリティなスリランカカリーに出会えるとは♪

お腹がふくれた後は,一路空港へ.駐車違反も切られてなくて良かった.

空港に行く前にスーパーに寄って,娘の食料を補充しておく.アメリカでさんざん大きなスーパーは見慣れていたが,ここはTargetなみのワンランク上の広さ.まさに巨大.

しかも量り売りがスゴい充実してる.パスタや小麦粉,お菓子にスパイスと何でも量り売り.粉ものが量り売りってスゴいよなー.

必要な物も無事に買う事ができ,スーパーを後にする.そこから空港にはすぐ到着し,まずはレンタカーを返しにAlamoの返却口へ.そこで返却係の人とたまたま田舎の事など話が弾むと,端末に向かってカチャカチャやりながら「君は億万長者じゃないだろ?(笑)」って.一瞬何の事か良く分からなかったが「今,ちょっと安くできないか見てみるから」って.しばらくして「ほらっ」と渡された領収書を見るとほぼ半額のC$36!!どうやら数時間のオーバーで2日分取られていた物を1日分でおさめてくれたみたいだ.ありがと〜♪助かるぜ!!

そしてAir Canadaのカウンターでチェックイン.するとまた「預け荷物1つにつきC$28かかります」と.行きのフライトは結局無料だったが,今度はしっかりクレジットカードでの支払も通り,ちゃんと領収書を渡された.イマイチ有料になる基準が分からんな….しかし後日カードの明細を見るとこの料金がチャージされていなかったという更に意味不明な状態だった.

ここからJFKへは日付が変わった00:05にカルガリーを出発し,明け方の6時前にトロントへ到着.そして2時間半後にNYに向けて飛び立つという典型的なレド・アイ・フライト.辛いぜ(泣).カナダ土産にとCanadian Clubを買ったりして時間を潰す.早く搭乗して機内で一眠りしたい….