Jack-o'-lantern

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やはりハロウィンと言えばカボチャ.というコトで今年は初めて,Jack-o'-lanternにチャレンジしてみた.

まずはカボチャの入手から.この時期はスーパーに行けば巨大なカボチャが死ぬ程売ってる.量り売りだが1lb(453g)39¢と他の野菜(1lbで$2ぐらい)と比べて格段に安く,大きいのを買っても$10しないと思う.

しかしここで買ってしまうと味気ないのでPumpkin Patchでゲットする事に.Pumpkin Patchとは要はカボチャ畑で,この時期いろんな農園がカボチャ売り場としてPumpkin Patchを開催している.一緒にトウモロコシやアップルサイダーの露店も並べて,ちょっとしたお祭り状態.日本の夏祭りみたいなイベントが全然ないから,ちょっとテンション上がっちゃね(笑)

今年,カボチャを買ったのはDeepwells Farm.どこの農園もたいして値段変わらないと思うけど,大$15,中$10,小$5とスーパーよりは高めの価格設定.まーそれでもお祭り価格という事で,大x1,小x1を買って家内とそれぞれのJack-o'-lanternを作る事にした.

それでは早速家に帰って掘りましょう,とはならないので要注意.カボチャはハロウィンの2,3週間前に買うんだが,掘ってJack-o'-lanternにしてしまうとすぐ傷んでしまうらしい.早いと2,3日でダメになっちゃう.なのでハロウィン直前まではそのまま外に飾っておく.このままなら2,3週間は全然傷まないので大丈夫.

そして我が家では2日前の29日に,いよいよJack-o'-lantern作りに取りかかった.初めてなもんでどう汚れるのか良く分からず,とりあえずチラシの上に置いてみた(笑)

しかし何から始めたら良いものか….とりあえずボールペンで作りたい顔を書いて完成図をイメージしてみる.初めてという事でベタな三角の目をしたデザインも惹かれたが,画像検索で見つけた大きな丸い目の顔が中々可愛かったので,パソコンを見ながら書き書き….

お,思ったよりウマく書けたぞ.なんか良いんじゃね?(笑)

しかし後で分かった事だがこの時点で顔を書いたのは失敗だった.失敗しても書き直せるように水性ボールペンを使ってたので,この後の掘る作業の時にインクが伸びてしまい手とカボチャが黒く汚れてしまった.水性だから洗えば落ちるんだけど,顔を書くのは中身をくりぬいた後で良かったな.

そして次はカボチャの中をくり抜く.くり抜くにあたってどこかに大きめの穴をあけなければいけないが,悩ましいのは上下どちらに穴をあけるか.調べてみるとどちらのやり方もあるんだが,たまたまイベントで上からくり抜いたモノを見たらわりと切り込みが目立ってダサかったので,今回はおケツをくり抜くやり方でチャレンジしてみる.

果物ナイフを持ってきてザックザクと丸く切り込みをいれる.ちょっとの切り込みじゃ全然びくともせず,皮がちゃんと切れてるか分からない.

最終的にはマイナスドライバーを間に突っ込んで剥がしながら隙間を大きくし,皮がちゃんと切れている事を確認できてから引っこ抜く.しかし皮は切れても中の繊維がかなり絡み付いていて,蓋部分を剥がすのは結構力技だった.

そしてできた穴から中身を取り出すが,まずは素手で!!手を突っ込んで,種と紐状の繊維をできるだけ掻き出す.しかしヌルヌルしていて中々やり辛い.

一段堕落着いた所で秘密兵器の登場〜♪この熊手とお玉の間の子みたいな道具で,ひたすら中身を掻き出す,掻き出す!!しかしこの掻き出しステップが結構重要なようで,柔らかい繊維状の部分がしっかり無くなるまで削らないと,後でそこからカビて寿命が短い子になってしまうみたい.ヒドい場合は「次の日にもうカボチャが柔らかくなっちゃった」という悲しい事もあるぐらい.それにここで皮が1.5〜2cmになるまで薄く削っておくと,後で目や鼻をくり抜くのも楽になるとか.

で,しっかり中をくり抜いた後は,もう1つの糸ノコと金ヤスリの間の子のような秘密兵器で下絵に沿って目・鼻・口をくり抜くと出来上がり〜♪

お〜,なかなか良いじゃない♪初めての割には結構ウマくいったじゃん♪

作り始めから完成までは2時間ってとこだが,中身を削るのは結構大変で右手の握力がほとんど残ってない.しかし実際に作ってみると愛着も出てきて,この子があと数日でカビまみれになるのかと思うと少し悲しいな….