偶然って怖い…

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飛行機は9:20発なので,2時間前の7:20には空港に着いておきたい.空港までは1時間弱という事なので,余裕を持って6時にホテルを出ることになった.私達はいいが,送ってくれるスティーブン達には申し訳無い.

約束通り,スティーブンがFORDで到着.モニカとジョンソンも来たが,なぜかカレンはこない.時間の余裕があまり無いのでその6人で強引にFORD1台に乗り込む.限界まで詰めれば乗れないことはないが,これでいいのか?空港が近くなって警備員が見えて来ると,1人隠れろとスティーブンが言う.店員オーバーだから捕まったら飛行機に間に合わないぞって,そんな無茶な….敬之を強引に下に押し込みドキドキしながら横を通過.それにしても後ろに4人乗るのは辛い.

空港に着くと,外は雨.とことん台北での天気には恵まれない.2時間前にはカウンターに着いたが,なんとまだチェックインはやっていない.国際線の2時間前は常識なのに,なんていい加減なんだ.

しょうがなくカウンター近くで開くのを待っていると,英樹がいきなり「山田さん!」と叫ぶ.え?と思ってそっちを見ると,なんとバイトを一緒にやっている山田さんがそこにいた.同じ時期に台湾に行くという話は聞いていたが,なんという偶然だ.お互い同じ日の帰国とは思っていなかったのでびっくりだ.ところで山田さんが「こっちで友達になった人を呼んで来る」と言って日本人を連れて来たのだが,なぜかその人に見覚えがある.と思ったら,あんた墾丁にいた客引きじゃないの!うぅ,偶然が重なり過ぎで頭がおかしくなってきた.話を聞くと,「ホテルを安くしてやるから客引きしてこい」と言われたそうだ.

無事にチェックインも終わり,空港内のバーガーキングで朝御飯.ここのセットは,ポテトを付けた方が安くなるという妙な物だった.しかしこれでお別れかと思うと,寂しいものだ.いろいろ変な物を食べさせられたりしたが,沢山の友達と再会できて本当に良かった.「随分奢ってもらったので今度はそっちが日本に来て奢られる番だ」と言って,悲しみのお別れとなる筈だったのに英樹が最後に足を引っ張る.お金が足りなくて空港税が払えないという.何という阿呆だ.昨日あんなにピーコを買うからだ.