8:00宜蘭発の電車で台北へ戻る.台北に着いたのは9:30過ぎ.
そして土日の10時までしか食べられないという鼎泰豊の幻の小籠包を食べる為に急いでタクシーを捕まえる.店に着いたのはぎりぎり,10時5分前.蟹味噌の肉まんやえび蒸餃子に普通の小籠包,そして幻の小籠包を頼む.ところが,幻の小籠包はいまいち.はやい話が卵スープに小籠包を入れて食べるのだが,はっきり言って小籠包をそのまま食べた方がおいしい.たいした材料も使ってないのに,なぜ特別メニューにしているのだろう?しかしその他の物は絶品としか言いようが無い.お値段は周りの相場を無視した設定だが,ぜひもう一度来たいものだ.
腹も落ち着き,予約しておいた麒麟ホテルへ向かう.ところが乗ったタクシーが降ろしてくれた所は,全然違う所.どうも場所が分からずに乗っけられたっぽい.してやられた.歩いてホテルに向かうついでに,高雄牛乳大王で噂のパパイヤミルクを飲むが,まずい上に高い.純粋にパパイヤ率が高いだけなのかもしれないが,3人ともパパイヤを頼んでしまったので真相は分からない.
麒麟ホテルはロビーがとても広くてびっくり.台湾じゃピカイチだ.まだ部屋には入れなかったので荷物を預けてお買い物.工芸品やお茶,お菓子を買いに行く.お茶屋ではディスカウントしてみたが相手も手強く,たったの1%しかまけてくれなかった.1時を過ぎた頃に一旦ホテルへ戻る.部屋は広いし,最初からエキストラベッドが入ってる.便所は少し汚いけれど,いい部屋だ.これで金星より安いとはどういうことだ?
荷物を置いて外に出る.近くにオタクビルがあるというので行ってみる.1,2,3階と上っていくが,普通の洋服屋ばかり.ビルを間違えたかと思って 4 階に上った瞬間,うはーっ.変な等身大ポスターや日本のアイドルの写真,プラモデルにぬいぐるみ等,所狭しと並んでる.多くは日本産の物だが,よくも集めたものだ.しかしお客はみんな爽やかだ.カップルも多いし,日本のオタクイメージとは違うようだ.さて,そろそろ待ち合わせの時間なので駅へ向かわねば.
すでにモニカは来ていた.シャロンは遅刻してきたが,いつものことだ.「どこに行きたい?」と訊かれたので「龍山寺に行こう」と言うと「日本にもいっぱい寺があるのになんで台湾に来てまで寺に行きたいの?」と笑われる.早い話が彼女達が寺に行きたくないのだ.
新光摩天楼の展望台に行こうと言うと,夜のほうが綺麗だということで済し崩し的にそこら辺をぶらつくことに.台北の若者の街といった感じの西門町でいろんな店を見て回る.するとSPECIALな所へ連れて行くと言うので付いて行くと,ただのアイス屋.と思ったら何と73種類ものアイスがある.おいしそうなのを食べたかったが,私にはカレー,敬之には酒,英樹には牛肉と半ば強制的に注文される.はっきり言ってどれもテリブル.彼女達は人にはそんなものを食べさせておきながら,自分達はちゃっかりおいしいフルーツのアイスを頼んでいる.
その後は話しながらぶらぶら.宜蘭をなぜ勧めたのかシャロンに訊くと,周辺をドライブすると綺麗だからだった.私達は夕方に着いて朝に出てしまったと言ったら,何しに行ったのと笑われた.まさにその通りだ….
スティーブンと合流する.でっかいアイス食べてると思ったら,墾丁で出会ったあのキャラメルの奴だ.彼はそれが大好きらしいが,私達にはtoo sweetだ.これからみんなと合流して晩御飯を食べに行くので,まずはカレンと合流する為にカレンの家へ.って何このビル?え?カレンの家?どひぇ~,カレンてそんなにリッチマンだったの?受付でカレンを呼んでもらってるし,カレンが下りて来ると社員が挨拶している.なんか違う世界の人だ.そして日本語の出来る従業員さんが出てきて,「皇帝料理食べたい?」とか訊いてくる.何か大事になってませんか?お願いだから普通の台湾料理を食べましょう.
結局着いたレストランは普通でちょっと安心.ジョアンが来てからみんなで最後の晩餐.食事が終わった頃にはジョンソンもやって来て,楽しい一時を過ごした.その後は,当初スティーブンがナイトライフに連れて行くと言っていたが,母が病気とのことでスティーブンとはここでお別れ.明日は彼のFORDで空港まで送ってくれるそうだ.
それからみんなで新光摩天楼展望台に行く.訊いてみるとほとんどの人が初めて登るらしい.モニカも「今回は貴方達のおかげでFirst Timeばかりだったよ」と言っている.上はさすがに眺めが良く,ここからジョンソンの家も見える.
みんなでいろいろおしゃべりをしていると10:00近くなり,そろそろ帰ろうということで下に降りる.ジョアンとシャロンは明日用事があるので,見送りには来れない.残念ながらここでお別れだ.随分お世話になりました.他の3人はホテルまで送ってくれる.ジョンソンがスクーターで来ているから1人はスクーターで送ってくれると言うので,私が乗せてもらう.
台湾はスクーターが異様に多く,どこを見てもスクーターだらけ.スクーターに乗っていても前の車の排気ガスが凄くて,喉がおかしくなりそうだ.途中でピーコの話が出て,台湾の地下文化の現状を知ってしまった.ホテルに着くが,ジョンソンがピーコ屋を知っているという話を聞いて英樹が我慢できなくなり,11時にもなろうというのにそこへ連れて行ってくれと言い出す.台北のピーコ屋は安くて,1枚60元で10個以上買うと1枚50元.それに気を良くした英樹はまたも大量に買い込み,とてもうれしそう.気持ちは分からんでもないが,もう少し他人の迷惑も考えて欲しいものだ.
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