ちょっとブルーに目が覚める．昨日は大変だったなぁ…．
今日はティティカカ湖のウロス島とタキーレ島を巡る，S/.30（¥1,000）のツアーに参加する．迎えのバスが来るちょっと前にホテルのフロントに行くと「朝飯食べるか？」と．折角なんでとありがたく食べていたら，バス来てしまった…．今日も時間に正確だな．急いで5Fの部屋まで荷物を取りに上がるが，それだけで息が切れ切れ．やっぱ標高高いと辛いなー．
ティティカカ湖まではすぐで，到着するとボートに乗り換えて出発だ．他の客を見渡してみるが，他に日本人はいないようだ．
別のツアーも同じ時間に出発のようで，似たようなボートが続々と出艇する．しかし，湖面が藻で緑になり過ぎだろ…．
40分程走り，ウロス島へ到着．
ウロス島はトトラと呼ばれる葦でできた浮島だが，確かに浮島感が半端ない．踏み込むと地面が沈むし．波でたまに揺れる．こんなデカいのに本当に浮いてるんだなぁ．
まずは島の真ん中で，ガイドから一通りの説明が始まる．って，昨日のバスで一緒だった日本人の女の子と遭遇！別の旅行会社で同じ日のツアーを申し込んでいたのか．奇遇だな…．
ガイドは話し上手で，説明がうまい．600年前から人が住み始め，トトラの島を作り始めたのは350年前なんだと．島の作り方や，葦の食べ方など，色々聞いて面白かった．
その後は解散して，各々好き勝手に島内を探索．と言っても大きさはたかが知れているが．
島にはビーチの監視台のような展望台があり，少し高い所から島を眺めるコトができる．こうやってみると，家も含めて全部トトラってすげーなー．ちなみにトイレはそれ用の小島を作ってそこでしてるらしい．しかし家の脇に立つソーラーパネルと，その電気を使用しているであろうテレビはちょっと不釣り合いですな．
ウロス島と言っても1つの島ではなく，大小40程の島からなる．そこでトトラの船，バルサで別の島へ移動．
こっちの島も展望台があり，同じような感じだ．しかし建物の中は土産物屋ばかりだ…．
さぁ，いよいよタキーレ島へ向かう．しかしタキーレ島は結構遠い．船員達は，操舵手を残して早々と爆睡モード．
湖だし，波がないのでボートは静かに進む．
3時間程して，ようやくタキーレ島に到着．おぉ，流石にウロス島とは段違いの大きさだ（笑）．島に近付くとボートは結構揺れるし，こっちはちゃんとした島だね．
上陸すると，まずは土まみれの豚がお出迎え．ただ「上陸すると急な500段の階段が…」とガイドブックにはあったが，階段はサッパリ見当たらずに比較的緩やかな坂を延々と上る．
途中，一緒になった日本人の女の子は高山病になってしまい，かなり辛そう．気持ち悪いらしく，微速前進しかできない．しかし上陸してしまったので，先に進むしかない．
綺麗な石組みのゲートをくぐり，ようやく広場のような場所に到着．1時間はかかったが，ここら辺が頂上付近なのかな？
ここで昼飯タイム．しかし女の子はとても食べれないというので，高山病に聞くというマテ茶を勧めておく．まぁ，昼飯のチャーハンはマズかったので食べれなくても大丈夫さ．
昼ご飯を食べ終わると，別の道を通って帰ると言われる．なんだ，タキーレ島は特に観光スポットなしで，散策するだけだったのか．
あ…．帰り道が噂の500段の階段だ…．しかし階段降りるだけでサクッと帰れたので，高山病の子もギリギリこなせたって感じだった．いやー，高山病って怖いなー．
行きは穏やかだった航路も，帰りは急に雨が降って来たり虹が出たりと天気の変化が激しい．でもほぼ時間通りにプーノに戻ってくる．しかし気が付くとメチャクチャ日焼けしてて，船で一緒だった白人のおばさんにまで心配されてしまう．正直，顔が痛い…．
プーノに着いた後，高山病になった子と晩ご飯の約束をして一旦別れる．軽く土産物屋をブラブラ．可愛い女の子が店番を務める店で，イカしたバッグを見付けたので購入．うーん，ペルーっぽくて良い♪
その後，待ち合わせ場所で待つも，高山病ちゃんは現れず．体調が回復しなかったかな，と諦めて飯屋に入ってしまうも，窓際の席で食事をしてたらたまたま外の通りを歩く高山病ちゃんとバッタリ．無事，一緒に晩ご飯を食べ，美しく別れる．
そしてこれからがハードな20時間バスだ！時間通りに長距離バスターミナルへ向かうも，バスは30分ぐらい遅れて到着．ここんとこ正確な乗り物ばっかりだったのに，珍しい．中に入ると，指定席のはずなのに俺の席にはなぜか尼さんが…．「そこ，私の席なんですが…」と言うも，なぜか「後ろに座れ」と．釈然としないがうまく言い返す事もできずに後ろに行くと，今度はそこに超巨大なママが座ってるんですが…．俺の席だと言っても全く退く気配がなく，結局隣の窓際の席に押込められる．蓋をされた最悪な気分で，ひたすらふて寝する事に．つーかあんた，幅撮り過ぎだよ…．
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