セビッチェの鮮度には気をつけろ

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気が付けば,実質最終日.本来ならリマを軽くふらつき深夜発の飛行機で帰国する予定だった.しかし台風に国内線キャンセルとトラブル続きの為,帰国便の直前にナスカの地上絵ツアーをぶち込む強行プランになってしまった.

朝ご飯を食べて,ホテルをチェックアウト.

荷物を持ってホルヘ・チャベス空港へ.ってフライトスケジュールを見るとLAN PERU航空の飛行機飛んでるじゃん!!一体,どうなってるんだ!?

しかしもう過ぎた事.今日はここから,8:30発の小型飛行機でイカを目指す.機内はやや,日本人が多いね.

イカの空港は小さいなぁ.ゲートとか余裕で乗り越えられるそうだ.しかし朝から腹が痛い.2時間おきにトイレと,完全に下してる.何かにあたったようだが,心当たりがあるとすれば…,昨晩のセビッチェか…!?確かに少し生臭かったもんなぁ(泣)

ナスカの地上絵へは,ここ,イカから更に小さいセスナに乗り換えて見に行く.とりあえずセスナへの搭乗名簿に名前を書いて,しばしウロウロしながら時間を潰す.が,ここで失敗….気が付いたらなんと名簿の近くにいた人からセスナに乗り込んでおり,最後になってしまった.セスナは横一列が3人乗りだったもんで,2人とも窓から遠い真ん中の席に(泣)

セスナに乗るのは初めてだが,音がスゴい.飛んでる間,ずーっと「ビーーッ!!」とプロペラ音が鳴り続けてる.乗客は12人ぐらいだが,なんと全員日本人.おかげで副操縦士の解説も「ハチドリー!」,「サルー!」みたいな片言日本語.

肝心のナスカの地上絵は,まずはTrapezoids(台形).あ,確かに….しかし,直線だけの図形だから,イマイチ地上絵感がしないな.

次はAstronaut.おー,宇宙人.が,なんかこれは落書きみたいだな….

はいはい,コレがMonkeyね.

そして形は似てるけど,ハチドリより少し知名度が劣るCondor.

で,Spider.

おぉ,これが有名なHumming Birdかー!

このHeron Birdはくちばし長過ぎじゃないかと….

Parrotはオウムかと言われると,ちょっと微妙だな….

Hands.確かに手はデカいが,本体は手じゃないだろ(笑)

Tree?珊瑚じゃね?

そんな感じで20分程,地上絵を見て終了.

飛行機に乗っていたのは,イカ・ナスカ間の行き帰りも含めて1時間ぐらいかな.もうちょっと長い時間見ていたかったなぁというのが正直な所.真ん中の席だったので写真は撮りづらかったが,左右両方の窓から地上絵が見れたのは良かった.あと地上絵は,想像していたより小さかったな.色々と悪評が高いセスナからのツアーだが,飛行機の揺れも酔う程じゃないし,こんなもんじゃないかな?

地上に戻ってからLas Dunasホテルへ移動し,昼食タイム.バイキング形式で意外とウマかったが,如何せん,腹の調子が戻らずすぐトイレへ直行….しかしセスナで腹痛に教われなくてホント良かった.

食後は,リマに戻る前に軽くイカの観光ツアー.まずはイカ考古学博物館へ.ここはミイラと壺がいっぱいだ.頭蓋骨の手術跡の残る頭蓋骨も大量にあるけど,本当に手術してたのかな…?

そしてワカチナ・オアシス.おー,その名の通り,オアシスじゃん.水はちょっと汚いけど,この砂漠の中のポツンと感はいいね.

オアシスは小さく,ちょっと歩くだけですぐに砂漠.なもんで年甲斐も無く砂丘でちょっとはしゃいじゃう.

そんな事をしてたらそろそろ帰りの時間.が,気が付くと,なんと帰りの航空券がない!!えーー,いったい何処でなくしたんだ!?しかし探せど探せど,航空券は見付からず(泣).「今夜日本へ発つのに,リマに戻れなかったらどうしよう」と思いながらガイドに相談すると,軽く「No Problem♪」って….え?飛行機乗るのにチケットいらないって?

しかし本当に,空港税を払うだけでリマへと戻ってこれた.確かに荷物チェックも無い適当な空港ではあったが,航空券もいらないとは….

さぁ,後は深夜1時半発の飛行機まで,時間を潰すだけだ.しかし日本まで22時間って遠いなぁ….