カオマンガイはピンクか緑か?

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今日はバンコクへ戻り,明日は日本へと帰る.なもんで気持ちは既にClosing mode.8時過ぎに起きてのんびりと宿の朝ご飯を食べに下へと降りる.もちろん着替えはバンコクに忘れてきているので昨日と同じ服を着る,というか昨日から着続けて脱いでないだけだな….

宿泊費に含まれている朝ご飯はメニューが選べて,子供の分も大丈夫と親切設定.大人は定番のお粥Jokeを,パン好きな子供用にはアメリカンブレックファーストを頼む.懐かしい形の冷蔵庫が見える奥のキッチンで作られた朝ご飯は思ったより立派.卵も半熟の絶妙な焼き加減で美味しい.は〜,ゆっくりコーヒー飲むのなんて久しぶりだ.

オムツが足りなくなったのでコンビニへ買いに出る.ただ部屋に置いておきたい大きい荷物も無いのでこのままホテルをチェックアウト.身軽な旅って最高だぜ〜(笑).その代わり昨晩頂いた3匹の象は,大変申し訳ないが入れる袋も無いのでこのままホテルに….

スーパーを見かけたのでとりあえず物色.総菜コーナーの魚フライとかわりと美味しそう.それにレンゲ付きのインスタントラーメンは面白い.

その後フラフラと散歩を続けるがズボンがずり落ち気味で歩きづらい.洗濯もせずに同じズボンを履き続けているせいか段々ウエストが緩くなってきた.しばらく腰履き状態で我慢していたがどうにも耐えきれなくなってきたので急遽ベルトを探す事に.通りかかった鞄屋を覗くと฿200(¥600)で売っていたのでここで購入するが,良く見るとベルトに穴が開いてない.どうするのかと思ったらその場でサイズを合わせて穴をあけてくれた.なんとも斬新な….

ローイ・クロ通りを歩いてみると,ここは昨日と打って変わって西洋人が多い.カフェも多く,みんな店にたむろってノンビリしている感じ.しっかし今日も暑いぜ.ちょっとしか歩いてないのに早々と汗だくだ.

そのまま堀にぶち当たるまで歩き,堀添いに北上する.堀沿いの道路は交通量が結構多いので渡るのが大変.

そして堀に囲まれた旧市街の入口,ターペー門へ到着.

ここら辺で暑さの限界,という事でのぼりに惹かれたコーヒー屋でマンゴーシェイク.こりゃウメー.生き返りますぅ♪

その後は旧市街の中心,ラーチャダムヌーン通りを散歩する.あまりにも暑いのでちょいちょい興味の無い店にも入りながらブラブラ〜.不覚にもアメコミヒーローのカラーリングがされた象達には惹かれてしまった(笑)

さて,朝ご飯を食べてからそんなに時間が経ってない気もするが,12時も過ぎたしフライトの時間もあるのでそろそろ昼ご飯にしないと…,と向かったのがフアン・ペン.折角タイ北部まで来たのでこの地方のローカルフードが食べたかったのと,Sasima Houseでもお勧めしてくれたのでこの店にしてみた.

中に入るとなんと順番待ち.番号のかかれたチケットを渡されて空くまで待つコトになる.しかし店内のショーケースには食べ物が所狭しと並べられてて美味しそう♪

頼んだのは食べてみたかったカレーラーメンのカオソーイ.初めて食べたがココナッツミルクベースで思った以上に辛いがウマい!スープまで飲み干したい味だけど後でお腹にきそうなぐらい辛い.それにディスプレイされてて気になったサイウアと呼ばれるソーセージ.これもスパイスがきいてていい感じ.ご飯はただの白ご飯ではなく豚の血で炊いたKao Ngew(カオギョウ?)を頼んでみたが,ちょっとクセがあるかと思ったけど思いの外子供も気に入ったようで結構食べてた.

難点はトイレが異常に汚く,行きたがった子供も嫌がるレベル.しょうがないので今更オムツを履かせてオムツでさせてしまう.

食事にはスゴい満足して終了♪13時過ぎといい時間なので空港へと向かう.トゥクトゥクを拾うがで空港まで฿100(¥300)と来た時のタクシーより安い.込み気味の車の間をすり抜けて走るのでタクシーよりも速いし良いコト尽くめだね.

空港まではさくっと20分で到着.これでチェンマイともお別れだ.

チェックインを終えてエアサイドに入ると特に店もなくやる事が無い.しかしスゴい人で激込み.イーペンランナーを見終えた人達が一斉に帰るのかな.

遅れる事も無く搭乗が始まり,そのままバンコクに向けて離陸する.帰りの便ではクロワッサンのサンドイッチが配られるが,さっき昼ご飯食べたばっかりなので流石にお腹いっぱい.と思ってたら上の子がペロッと平らげてしまってちょっとビックリ.昼飯足りなかったのか??

ドンムアン空港へは予定より早目に到着.順調,順調♪

空港からのタクシーはスワンナプーム国際空港と同じ専用の待合所で順番が来るのを待つタイプ.この形式だと手数料取られるよなーと思ったらやっぱり฿50(¥150)追加でかかるみたい.

バンコクに戻ってきても特にやる事はなかったが,家内が南国フルーツ食べ放題に行きたいと言うのでタクシーにはバイヨーク・スカイ・ホテルに向かってもらう.最初は順調に走っていたが目的地に近付くと一通も多く道も込み始め,空港から30分程でホテルが近くに見える場所まで来たのにそこからホテルの前に着くまでさらに15分もかかった.

ゴージャスなエンタランスのバイヨーク・スカイ・ホテルの食べ放題は,展望台からの眺めもセットになったObservation & Buffetチケット.お値段は1人様฿350(¥1,050)となかなかの金額.

まずは77Fの展望デッキへ.食べ放題のオマケという事でどうでも良かったんだが,上ってみるとバンコクで一番高いビルと言うだけあってなかなかの眺め.街は思ったよりも明かりが多くて結構キレイ.ただ王宮もライトアップはされていないみたいで,分かる建物がほとんどなかったのが少し残念.

眺め以外にもトゥクトゥクのオモチャや良く分からない気球のジオラマなどがあってそれなりに楽しめる.

そして18Fに移動してフルーツバー.パッと見た瞬間,狭いし安っぽい感じで「これは思ったよりショボい…」と思ったが食べ始めるとわりといい.

ブドウやみかんはそんなに惹かれないが綺麗なゼリーは美味しそう.赤・白のドラゴンフルーツやジャックフルーツなどあまり馴染みのないフルーツもたくさんあり,丸々1個買ってまで食べる気はしないが味見してみたい物でお皿はいっぱい.

マンゴーも食べられるがこちらはオーダー制.と言っても数に制限はないようで,激ウマだったのでおかわりまでしてしまった.子供もスゴい勢いで食べ続けるのでちょっと心配になる(笑).そういえばパッションフルーツ,ヨーグルトやジュースでは食べたコトあるけどそのままのフルーツを食べたのは初めてだ.

食べた後は近くの出店をプラプラ冷やかしてみるが,マグネットが฿40(¥120)とパッポン通りの฿100と比べると激安(笑)

正直フルーツをたくさん食べたばっかりでお腹は空いてないが,もう20時だし最後の夜なので思い残す事がないよう最後の晩餐へと向かう.食べに行くのは大好きなカオマンガイ.調べてみるとプラトゥーナムにあるピンクのカオマンガイ屋,ラーン・ガイトーン・プラトゥーナムがウマいらしい.というので歩いて向かうも,なんと開いてない….

そんな….このカオマンガイに染まりきった気持ちはどうしてくれるんだ!?とあてもなく彷徨うと奇跡的に近くでクワンヘンというカオマンガイ屋を発見!!こちらはピンクに対抗してか緑一色.しかし行列のできる激込み店で,これは期待できそう.

カオマンガイ屋は総じて回転が早いという話で,緑のカオマンガイ屋も並ぶわりにはすぐ順番が来た.店内には日本語のポスターが張ってあり,1932年創業と結構古い店みたい.しかし中は蒸し風呂状態.子供2人とも汗だく.お腹空いてなくて全然飲みきれる気がしないけど,ビールだけは頼ませてくれ!!

まずはスープだけが運ばれてくるがこれは美味しい♪鶏の味がしっかり出てる.続いて出てきた本体もスープがしみ込んだご飯とプルプルの鶏肉でウマい.ちょっとピリ辛なタレもいい.あまりお腹空いてないと思ってたがペロリと食べてしまった.テイクアウトも大繁盛のようで,かなり美味しかった♪

さ〜,ようやく帰路につく.タクシーを拾うとメーターは使わず฿150(¥450)だと言う.ちょっとヤダなーと何台か聞いてみてもみんな一緒で,結局タイミングがあったトゥクトゥクに同じ฿150でお願いする事にした.トゥクトゥクの運ちゃんと話していたら「ここら辺じゃメーターで乗るのは無理だよ」って.そういう土地勘って知らないと全然分からないよなぁ〜.しかしこのトゥクトゥク,ライトアップが派手過ぎる….

ようやくホテルに戻ってくると21時.部屋の扉を開けるとチェンマイへ持って行き忘れたドラムバッグが….そうだよ,お前を忘れたせいでこの2日間,ずっと同じ服を着っぱなしだったんだよ….

子供を風呂に入れて寝かしつけていある間,家内は最後の思い出にとスパに向かう.自分は子供が寝た後,最後の最後にとビールを一本楽しませてもらう.ただタイでは24時を過ぎるとお酒の販売が終わってしまうので要注意である.

さて明日は朝が早い.いい加減に寝なければ….