トマトと飴は不発のコラボ

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昨日は疲れ果てて寝たのに,時差のせいもあってか7時半には目が覚めてしまった.しかし特に予定もないのでダラダラ.

子供たちは昨日,眠くて食べられなかったエッグチョコを朝から食べてご満悦.しかしこのチョコ,ぶっちゃけチョコ自体が美味しくなさそうなんだけど何がそんなにいいんだかサッパリ分からない.

ホテルは窓と部屋の間に不思議な空間がある.多分オフィスビルのデザイン上の空間だと思うんだけど,部屋からそのスペースに出る事ができちゃうのに左右の部屋との境界は突貫工事すぎる板で気持ち区切ってある程度.とてもテラスとは言えないしなんとも言えないスペースだ.こんな中途半端ならむしろ部屋から出れないようにしてもいいなのにと思ってしまうが,現にこのスペースを使って外の写真を撮っている身としては文句は言えないか….

ようやくホテルを出たのは10時過ぎ.ホテルの朝食もとっくに終わってる.気温は25℃と,風が吹くと少し寒いかもしれないけど半袖でいいかな?というレベル.

どこか朝ご飯を食べれそうな所に行こうと,ホテルの近くにある迪化街というエリアに行ってみる.地球の歩き方にはほとんど情報がない問屋街だが,最近はおしゃれな店も増えてきているとのこと.ちょっと歩いてみるとご飯を食べるところも結構あって色々楽しめそうだ.

みんなが汁麺を食べている店が美味しそうでフラフラと吸い込まれてしまう.日本語も書いてあるメニューをもらうとどうやらみんなが食べているのはカジキが入ったビーフンらしい.ということでその祖傳旗魚米粉と,赤いチャーシューが好きな家内のリクエストで酥炸紅燒肉と書かれたチャーシュー揚げを注文.カジキビーフンは優しい味でスープを全部飲んでしまうほど美味しかったが,それ以上にチャーシュー揚げが予想外に旨い.出来立てみたいなカリカリ具合で少しピリ辛な味噌だれがめっちゃ合う.千切りの生姜もいいアクセント.子供達もたくさん食べてとても満足だった.

その後は特に目的もなくそのまま迪化街をぶらぶらする.ちなみに日本みたいにファミマやセブンイレブンといったコンビニにトイレがあるので便利で助かる.

あとは通りをぶらぶら.って朝ご飯を食べた民楽旗魚米粉湯のすぐ隣にある永楽市場がスゴい行列で気になり過ぎる.中に入ってみると行列の先にあったのはおこわ屋さん.へー,美味しそう.今度食べてみたいな.そのまま市場の中を見てみるとお寿司屋さんに魚屋さん.甘鯛にイトヨリ,タチウオにハタとなかなかいいラインナップじゃん.しかし生魚だけはどんなに気になっても旅行中じゃ捌けないからなー.

他にもワンタン屋やタピオカ屋など色々な飲食店が入っていたけどご飯食べたばっかりなので素通りして通りへと戻る.しばらくすると子供がトイレ行きたいだの抱っこしてほしいだの騒ぎ始めたので「アイス買ったげるからこの後ちゃんと歩くんだよ?」とバナナアイスでつる.実はめっちゃバナナ推しの店を見付けてしまって自分がその店のアイスをちょっと味見してみたかったというのもある(笑).しかし味見してみたが案外普通のバナナアイスだな….

引き続きブラブラ.カラスミやドライフルーツが良く目につくが,さすがにお土産を買うにはまだ早いかな.特にカラスミは冷蔵保存みたいだし.

とりあえず今食べる用のドライフルーツでも買うかーと思ったがどこも量り売りで同じ味を大量に買わされてしまう感じ.歩き回ってようやくミックスで程よい量を売っている店を見付けたので買ったんだが,この量で200元(¥735)って安くはないよね….

あとはタピオカミルクティーでも買って一度ホテルへと戻ろうかな~と思ったら気になるものを発見.葱油餅と書かれた屋台で売っているものがたまらなく旨そう.それ以外にもドーナツやら包み揚げっぽいのやら気になるものばっかりだけどさすがに食べ過ぎだろうとメインの葱油餅だけ買ってみる.餅はクレープというかパイみたいな食べ物でパリっとしていて旨い.出来たて熱々なのもたまらない~♪

そしてようやくタピオカミルクティー.迪化街に入った時に一番に見た和昇茶飲という店で,台湾No.1という店長推薦の黒糖タピをオーダー.普段こういうのは全然飲まないけど,たまに飲むと美味しいね.下の子はタピオカが気になるようでタピオカが出てこないようにストローを覗き込みながら飲んでたけど(笑).しかし50元(¥170)って安いな~.

子供が「疲れた,帰りたい」と騒ぎ始めたのでいったんホテルへと戻る.今夜は夜市へ行こうと思っているので,そこでぐずられると困るので早めに休んでおこう.ホテルに戻ると子供は2人とも疲れてたのか仲良く爆睡.

一休みした後は龍山寺へ.駅まで行くのは面倒なのでタクシーで行っちゃう.ホテルから龍山寺までは10分ぐらいで135元(¥480)と安くもなく高くもなく.20年前は安くてタクシーを使いまくった記憶があるけど今はそれほどでもないのかな?途中,これまた20年前に台北に来て朝一で見てしょぼくてがっかりした北門の脇を通った.懐かしい(笑)

龍山寺は人がたくさん.大盛況だ.

中に入ると巨大な線香のようなものを渡されて,火をつけた線香を持ちながら入り口のそばで3回,本堂で3回,後ろに回って3回拝礼をして下さいと日本語をしゃべる案内人が参拝の仕方を教えてくれた.残念ながら子供が1人でその線香を持つのはダメみたいなので子供と一緒に参拝をする.

最後は香炉に線香をさして終了.

寺の中は終始,脳に刷り込まれそうな歌を参拝の人達が歌っているのだが,気が付けば下の子がその音楽を覚えて口ずさんでいるのを見てちょっとビビる.

そして最後はおみくじをひいておく.本当は赤い三日月形の木片が裏表出るのを3回繰り返したりとか結構時間がかかるやり方らしいんだが,そこは観光という事で短縮版で!木を投げて棒を引いて,番号の紙をちゃちゃっとゲット.その紙の内容は…というとこれまた英語で読むのが面倒なので解説だけ写真に撮っておみくじは終了(笑)

さぁMRTに乗って移動しようと駅に向かっていると,これまた旨そうな胡椒餅という食べ物を発見.我慢できずに1個だけ買ってしまう.インド料理のナンみたいに壺に張り付けて焼かれていて,熱々で胡椒きいててめっちゃ旨い~♪さすがに子供にはちょっとスパイシー過ぎるかと思ったけれども上の子は普通に食べててちょっとビックリ.下の子は辛過ぎて生地の皮だけしか食べなかったけど.

気を取り直してMRTの龍山寺駅へと向かう.しかし台湾の道歩き,誘惑多過ぎて本当ヤバい(笑)

MRTに乗って向かったのは台北随一の繁華街,西門町.地下の改札を出て地上に出たところからなかなかの人出.

そして街全体がとても奇麗.とりあえず目についた赤レンガの西門紅楼に入ってみるけれども中はシャレオツな雑貨屋ばっかり.規模は小さいけれども横浜の赤レンガ倉庫みたいだ.

屋台エリアに行くとさらにスゴい人だし,これまた気になる店のオンパレード.しかし今日はこの後,夜市に行く予定だからここは我慢,我慢.

原宿と秋葉原を合わせたようなと言われる街並みはちょっと不思議な看板も見かけるけどとにかく賑やか.日本で良く見かける物も多いね~.日本で見かけるような「気がする」物も多いけど….

誘惑の多い西門街を後にして,ようやく今日のメインイベント士林夜市へと向かう.MRTで最寄り駅まで向かい,改札を出て駅前の大通りを渡るともうそこからすごい人と屋台の数.大行列のチキンの屋台もあったけどここまだ一番端っこでしょ??みんな並ぶの早過ぎだ(汗).ちなみにMRTはその名も士林駅で降りると行き過ぎで,1つ手前の剣潭駅で降りる必要があるので要注意!

まずは中心的な士林市場へと向かうが,市場の手前で気になっていたもち米のホットドッグ,大腸包小腸を発見.屋台では気になった時に買っておかないと食べ損ねるという事で即行ゲット.1つ60元(¥210)で,豚肉のソーセージをもち米のソーセージで挟んだ不思議な食べ物.バンズ代わりのもち米ソーセージは粽が薄皮の袋に入っているような感じで,塩コショウ味の粽とソーセージを一緒に食べているような感じかな.とりあえず旨し.

そのまま士林市場に入って屋台が立ち並ぶ地下1Fへ…ってやってないじゃないか!!しかも今日がたまたま休業日というレベルじゃなくて,改修工事中で店が全くない!ちょっと,ここで牡蛎のオムレツ食べるつもりだったのにどうしてくれるのさ….

士林市場の地上階は土産物屋中心で飲食店はほぼなし.これはどうしたもんかとウロウロしていたら市場の外側になんと蚵仔煎の店を発見.ここはもう入るしかない.

激込みの店内で60元(¥210)の蚵仔煎を1つだけしか頼まない店にとっては全然嬉しくない4人家族だが,ビールを飲みながらゆっくりと待つ.5分ほどで出てきたオムレツは真っ赤なソースがかかっるけれども辛くはないから子供でも大丈夫.上の子は牡蛎が好きじゃなかったみたいだけどね.オムレツというより片栗粉というか粉ものって感じだけどぺろりと完食.

その後は食べ物系の屋台が並ぶエリアを歩いてみるけれどもすんごい人.子供も「今日はお祭りなの?」って聞いてくるほどのまさにお祭り状態.毎日こんな人出ってスゴ過ぎるね.

いまいち買う気にはならなかったんだけどエリンギの丸焼きが流行っているようで何店も見た.肉巻きにでもしてくれたら買っちゃってたかもしれないなー.

屋台もいろいろ悩んだんだけど朝から色々食べ過ぎてそこまでお腹が空いていなかったので,最終的にこの後向かったのは屋台通りから少し外れたところにある焼き饅頭屋の原上海生煎包.行列必死の人気店で噂にたがわずスゴい行列.大きな鍋でたくさん作ってはいるんだけど,作ったそばからどんどん売れていくのでなかなか順番が回ってこない.

30分ほど並んでようやく順番が回ってきた.メニューは鮮肉包と高麗菜包の2種類のみ.周りを見ていると鮮肉包の方が人気のようだけが「高麗菜」という単語が気になって高麗菜包を買ってみる.早速待ちに待った焼き饅頭を一口食べてみると高菜系と思っていた高麗菜はどうやらキャベツの事だったらしい.でも餃子っぽい味で美味しい.

最後は子供達が目を奪われてしまってどうしても買いたがった糖葫蘆.日本の屋台の定番りんご飴のイチゴ・トマト版かな.イチゴは見た目通りの想像がつく味そのものだが,トマトは不味くはないけど…トマトに飴かけたらこうなるよね的な特に相乗効果をもたらさないない味.トマトはあえてやらなくていいんじゃないかね….さっきの満足感高い高麗菜包が1個14元(¥50)という驚異的なコストパフォーマンスの中,いまいちなトマト飴が1本55元(¥200)もする事がちょっと腑に落ちない.まぁ子供は舌が真っ赤になっただけで大喜びしてたんでいいんだけど.

気が付けばもう21時.疲れ切った体でMRTに乗って帰る.しかし台湾は子連れにとてもやさしく,車内でたくさんの人が子供に席を譲ってくれるのでとても助かる.

中山駅からホテルまで歩いて帰ってみるが,猿田彦珈琲やマツキヨ,それにユニクロやTomod'sなど日本企業の進出が多い.街歩きの中でヤマト運輸やサイゼリヤもみたしなー.

22時頃にようやくホテルへと到着.今日は一日飲み食いし過ぎて腹が重い.まぁそれだけ美味しそうなものが多いという事だけど.特にタイやベトナムではあまり食事が合わなかった上の子がご飯が美味しいと言ってくれて良かった.下の子は何でも食べるもんで逆に心配ではあるが….ちゃちゃっと風呂だけ入ったらもう23時.早く寝よう.