揚げたて鰆は黒酢が最高

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今日は目覚ましもかけずにゆっくりと…のつもりが壁の向こうのシャワーが五月蠅過ぎて6時に目が覚める.ホテルにはドミトリー部屋もあったからそれ用の共用シャワーの音なのかな?きっと朝早くに出発する人が使っていたんだろう.

その後二度寝してしまったので結局起きたのは8時だったのだが家内の支度がまだ時間かかりそうだったので先に両替えをしに外に出る.郵便局で両替えできるというのでホテル近くの郵便局に行ったがこの支店ではできないと.郵便局ならどこでも両替えできるというわけじゃないのか.銀行に行けと言われたんだが両替えできる銀行がどこにあるか分からず,結局ちょっと遠い台北駅にある郵便局まで行く羽目に….両替え自体はちゃんとできたけど時間がかかり過ぎてしまった.両替えできる銀行もちゃんと事前に調べとけば良かったな.

折角なので台北駅近くにあるベーカリー,普諾面包坊(Pozzo Bakery)でエッグタルトを買ってつまみ食い.でも思ったよりずっしりだな….

遅くなってしまったが一度ホテルに戻って朝ご飯へと再び出発する.台湾旅行も今日が実質最終日なので心残りがないようにと,最初の食事は鰆のスープ,𩵚魠魚羹(トゥートゥオユィゲン).迪化街の紅焼𩵚魠魚羹で食べれるというのでそこへ向かい,早速1杯80元(¥300)の紅焼魚羹を注文する.1分と待たずに出てきた𩵚魠魚羹は控えめに言ってもめっちゃ旨い.いや,これはマヂでうまい.ほどよい酸味の餡かけにサクサクの鰆の唐揚げがたまらん.早く食べないとサクサク感が失われていくー.

卓上に置いてある調味料もベストマッチで,ついついお店の人にこれは何かと聞いたらわざわざ奥から元のボトルを持ってきて見せてくれた.めっちゃ日本語で「くろ酢」って書いてあるじゃん(笑)

しかし残念ながら子供の口には合わなかったようで「初日に食べたカジキビーフンが食べたい」と.まぁ店も近いからいいかと子供達だけ朝飯をはしご.大人は最後の食べ歩きの為になるべくお腹のスペース開けとかないとね.

その貴重なスペースも杏仁茶で即行埋まってしまう(泣).やっぱ気になるものは端から潰しておかないと次のチャンスがあるか分からないしね….甘さ控えめで少しトロリとした感じで,悪い味じゃないんだけど飲み物よりは杏仁豆腐にした方が美味しそう.

お腹が満足した後はお土産のカラスミを買いに行く.普通のお土産物屋の元信とカラスミ専門店の永久號で買ってみたけど,食べる時に違いが分かるかな?それぞれ400元(¥1,500),600元(¥2,200)とそれなりに値段差がある.ただし元信では常温で展示されていた物をそのまま買わされそうになったので要注意だ.カラスミは常温だと日持ちは1週間だというので何日間並べられていたのか分からないものよりちゃんと冷蔵庫から新しいのを出してもらった方がいい.

昨日のJim & Dad's Brewing Company同様,店の前を何度も通って気になっていた南京正路の喫茶店で一休み.ここは台湾コーヒーの店,森高砂咖啡館.外観はわりと武骨な感じなんだけど中に入ってみると内装が渋過ぎて雰囲気だけでやられてしまいそうだ.カウンターなんてまるでバーみたい.

コーヒーの種類も豊富だし味の違いも丁寧に説明してくれて接客もいい.台湾コーヒーとして有名な阿里山は酸味が強いらしくあまり好みの味じゃなさそう.なのでやや酸味系という台湾南部の屏東県三地門郷のものと台湾のど真ん中にある南投県国姓郷のビター系コーヒーを頼んでみる.しばらくして運ばれてきたコーヒーは見た事もないおしゃれな出し方で,ホットコーヒーは四角いピッチャーで,それにサンプルのアイスコーヒーがなんと試験管に注がれて出てきた.1杯200元(¥740)前後の値段を取るだけはありますなー.

肝心のコーヒーは思ったより酸味強めだったけれどいい香りにバッチリ癒された.ちなみにお土産用の豆は100gで500~600元(¥1,800~2,200)とちょっと高いね.

ホテルに荷物を置きに戻ってMRTの中山駅へと向かうが,帰国目前にして初めてホテルからMRTの駅までバスで行けることに気が付いた.しかも初乗り15元(¥55)がその後MRTに乗り換える場合は乗り継ぎ割引で7元(¥25)になるって.便利なうえにめっちゃお得じゃん.早く気付けばよかった….

そしてわざわざMRTの乗ってやってきたのは古亭駅.「どれだけ食べるんだ!」と言われそうだけど,小籠包を食べるためだけにここまで来ました….時間も15時前と,昼ご飯なんだか間食なんだか色々おかしくなってマス.

台湾最後の小籠包に選ばれたのは蘇杭点心店.50年ぐらい続く店という話だが改装したばっかりなのか店内は明るくとても奇麗.店に入った目の前が厨房になっていてそこで小籠包をせっせと包んでいる.

しかしここは来てよかった.小籠包が旨い.基本の蘇杭小籠包はもちろん旨い.好みの薄皮に肉汁たっぷり.しかしそれよりヘチマとえびの小籠包,絲瓜蝦仁湯包が意外な旨さ!少しサッパリしている感じが言う事なし.店員さんも感じが良くてすごく満足した.

西門町に移動して少しお買い物.タピオカミルクティー,小籠包にマンゴーかき氷という台湾オンパレードなタオルを購入.

しかし気が付けばまた食べ物屋に….西門町には粽で有名な王記府城肉粽があるというので「1個ぐらいなら食べられるかな?」とついつい入ってしまった.65元(¥240)の肉粽は角煮にピーナッツ,卵黄の塩漬けが入っている.卵黄はちょっと魚卵みたいなポソポソだけど角煮とピーナッツは良く合うなー.これも美味しい.

その後1時間ほど街をふらふらして…

今度はタピオカミルクティーを飲む.老虎堂ことTiger Sugarはカスタマイズが豊富で,氷の量,甘さ,タピオカのサイズが選べる.何がベストか全く分からないけど甘さ普通の氷控えめでオーダーしてみた.しかしこれだとちょい甘過ぎ,冷えが少し足りずという感じ.タピオカは柔らかめでGoodだったので自分好みのカスタマイズを見付けられるといいかもしれない.

西門からバス乗ってオタクビルとして有名な光華商場の隣にある,三創生活園區へ行ってみる.ここにHuaweiショップがあり,使っているP30 Liteのイカしたカバーがないかなー?と思って来てみたんだが台湾ではP30 Liteが出ていないみたいでもちろんカバーなんて売ってない.残念.そそくさとまたバスで戻るが,ここでもバスが便利過ぎる.

しかし帰宅ラッシュのスクーターすごいーなー.

無事ホテルの近くまで戻ってきたという事で晩御飯.と言ってもお腹もあまり空いていない.軽めにという事で台湾風バーガーの割包(クーバオ)の店,萬福號へ.しかし高菜にピーナッツ,パクチーが角煮とあってめちゃうま.ペロリと食べてしまった.子供用にはパクチー抜きで頼んだんだけど,それでもピーナッツが入っていたのがあまりお気に召さなかったみたい.

最後にホテル近くのスーパー,全聯便利中心(PX MART)でちょろっとお土産を購入.やっぱカップラーメンは買っておかないとね♪

明日の空港までのMRT用に最後にiPASSにチャージしておこうとセブンイレブンへ.ところがここの店員さんがスゴい親切で「130元チャージして」と頼むと「空港まで行くのか?なら22元残ってるから128元でぴったりだよ」とわざわざ空港までの運賃を調べてまで無駄がないようにチャージしてくれた.

その後いつものビールに加えて子供がお気に入りの茶葉蛋,それにまだ食うのか!と言われんばかりに関東煮という名のおでん,それも台湾風に真っ赤な汁になっている麻辣関東煮を購入.うん,めっさ辛そう.

すると店員さん,今度は「これも食べな」とばかりに店で売っているタピオカミルクティーのグミに通常版の関東煮まで子供達にくれだした….いや,気持ちは嬉しいんだけど,これは店の商品じゃないか?しかも正直,店員さんはこのコンビニのオーナーというよりバイトのお姉さんな気がするんですがそんな裁量あるのなかな…と気になる事満載だけれども折角の好意,恥をかかしちゃいかんとありがたく受け取っておく.つーか茶葉蛋も麻辣関東煮も「結構お腹いっぱいだけど最後だし買っちゃうか」と思いながら買ったところだったけどもらった関東煮はすでにその場で食べざるを得ない雰囲気.「こっちへどうぞ」と隣の飲食スペースに案内されてしまった.ちなみに関東煮と引き換えに「子供達の写真を撮らせてくれ」と言われて断りづらく承諾してしまったが,あとでSNSを一通り見てみたけどアップはされてないみたい.広告にでも使われるのかと思ったけど,完全な個人ユースか?

ようやくホテルに戻ってきて麻辣関東煮をつまみにビールを飲む.いやー,今日もお腹がパンパンだ.麻辣関東煮はなかなかの辛さ.堅めの魚河岸あげに出汁の入った辛ラーメンのスープという感じんで,まーまー美味しい.

さて明日の帰国に備えて荷物のパッキングを軽く始めよう.現金の残りも300元(¥1,100)といい感じだ.あれ?そういえば台湾って帰国時に出国税を取られなかったっけ!?300元じゃ足りなくないか??と突然,前回帰国時に出国税が足りなくてトラブったことを思い出してちょっと焦る.しかしWebで調べてみると今はもう出国税を個別に払う必要はないという事で一安心.危なかった….今日はもう,早く寝よう.