いつも通りNEXで成田空港に向かうが,いまだかつてない3時間半前という余裕をもって空港へと到着してしまった.やればできるじゃんと自画自賛しながら出発ロビーへと向かうと,去年お世話になったVietjetの看板が出迎えてくれる.懐かしー.
オンラインチェックインも済ませていたので荷物を預けるだけ.しかしBaggage Dropが普通のチェックイン並みの行列で荷物を預けるのに時間がかかる.これじゃオンラインチェックインした意味がないじゃん.
お昼はしばしお別れの和食を堪能しておこうとお寿司屋へ.そして去年のベトナム旅行の時はチェックイントラブルで時間がなくなってしまいできなかったガチャガチャを,機内の暇つぶし用に子供に与えて出国する.
成田空港の出国はいつの間にか顔認証の新しいシステムが投入されていた.ちょっとやってみたいなーと思ったが,残念ながら130cm以下は使えないとの制限付きなので子供連れは使うことができない.従来通り職員の有人レーンに並んで普通の出国しか選択肢がなかった.まぁ,パスポートの写真が生まれた直後の4歳の下の子は絶対認識されないだろうしね.それに多くの人が顔認証に流れているせいか,それとも平日のせいか,有人レーンも全然込んでなかったので良かった.
キッズスペースで子供を遊ばせてから搭乗口へと向かうが,第二ターミナルの中は至る所で工事中.大規模な改修工事の最中なのかな?
気が付けばフライトは20分の遅れが発生していてゲートも人がいっぱい.しかしそれ以上は遅れることもなく20分遅れのまま搭乗が始まり無事離陸した.
機内では子供用のヘッドフォンも配られ,1時間もしないうちに機内食が配られ始める.まずは事前に予約しておいた子供用のチャイルドミールから配られるが,あれ?なんか予約ページでみた写真と比べるとちょっとしょぼくないか….かろうじてサラダに入っている人参がトナカイ?っぽい形なのは頑張っているかなと思うけど,ただのケチャップライスで子供の反応もイマイチ.ちょっと残念だな.
あとは映画を見ながらダラダラと.ジョン・ウィックの続編がやっていたので見たかったけれども英語しかなかったので断念.代わりにこれまた続編物のブレードランナー 2049を見てみたが,想像していたものと全然違ってたけど面白かった.しかしコーヒーがだいぶぬるい.
出発は遅れたものの台北への到着はほぼ時間通り.機内から出ると蒸し暑い.23℃という事だがパーカーはもう着る必要がない体感温度.両替だけしてMRTの乗り場へと向かう.
台湾ではSuicaみたいな交通系のICカードが便利だと事前に調査済み.何種類かあるカードの中から台北で利用者が多いという悠遊卡(EasyCard)を買おうと思っていたら,ちょうど改札に向かう途中で売っていたので買っておく.って,これがICカード??てっきり普通のカードがくると思ってたのに渡されたのはどう見ても可愛くないゆるキャラのキーホルダー.これで本当に使えるのか??しかもおもちゃのコインみたいなのも渡されて「これは何?」って聞くと「台北駅までの運賃だ」って.え?これ,本気で使うの??プラスチックのおもちゃじゃないの?と疑問符のオンパレード.ちなみにこの後数日間気付かなかったんだが,なんとここで買ったのはEasyCardではなく高雄発祥の一卡通(iPASS)だったりする.なぜEasyCardだと思い込んでいたのか自分でも謎だけど,間違いが気が付かないほど特に困る事はなかった.旅行前に調べた時は何を買った方がいいのか悩んだけれども,まぁ一般の旅行客にはどっちでもたいして変わらないという事だ.
おもちゃに見えた紫色のトークンは実はICチップ入りのようで,改札機の読み取りエリアにかざすとちゃんと反応する.無駄にすげーと感動しながら乗り込んだMRTはなかなかの込み具合.しかしこの電車は奇麗だなー.
40分ほどで台北駅へと到着.台北駅ではだいぶ地下にホームがあるようでまずはエレベーターを乗り継ぎ地上を目指す.また大量のガチャガチャに遭遇してしまい買いたがる子供を抑えつつようやく地上へと出たが,台北駅は広い.地上に出るまでに結構時間がかかった.けど気のせいかあまり人がいない.メインじゃない出口に来ちゃっただけなのかな?
ホテルは駅からそんなに遠くないので歩いて向かう.
15分ほどで到着したのはCheers Boutique Hotel.今夜どころか,九份で一泊する日以外はずっとお世話になるお宿.部屋はどこぞのオフィスビルに1フロアー間借りしている感じで,チェックインは少し離れた通りに面した出張所みたいなところでやる.オフィスビルのエレベーターで部屋のあるフロアーに出入りするので,外から部屋に戻る時は毎回その出張所の人に頼んでエレベーターに乗せてもらわないといけないのがちょっと面倒くさい.その人の専用のカードキーをかざさないと部屋のフロアーにエレベータが止まらないんだよね.
子供がもう限界でそのままホテルでダラダラしたいところだったけれども,最後の元気を絞り出して晩御飯を買いに出る.
まずホテルのはす向かいにあるセブンイレブンに行ってみるとうちの子が大好きなエッグチョコが….このチョコはアジアの共通アイテムなのか!?それに20年以上前に台湾に来た時に飲みまくった「統一」ブランドの飲み物達も発見.懐かしすぎるが今はこの怪しげなドリンクを飲む気分ではない.ちなみにコンビニでは袋代に2元(¥7)とられるので要注意.
もうひと頑張りして夜市へ.寧夏夜市はホテルからすぐ近くでさっきのセブンイレブンからさらに徒歩2分とこれまた近い.
寧夏夜市は「おぉ~,これぞ夜市!」という感じのラインナップ.良く分からない珍味がびっしり並んだ屋台に,中に何が詰まっているか分からないイカの丸揚げも美味しそう.それにその場で焼いてくれる海鮮屋はめっちゃ惹かれる.席もちょいちょいあるので屋台で買っても座って食べれそう.
デザートの豆花もあるし,日本から輸入されたのか大阪焼きの屋台もある.日本の祭りの屋台みたいに多様化が進んでいるのかな.ちなみに大阪焼きは日本でも食べた事ないけどね(笑).この屋台通りの外側にも普通の飲食店っぽい店が並んでいるので結構なお店がある.
食べ物以外にも魚すくいやクレーンゲームが奇麗に並んだゲーセンらしき店もある.ゲーセンと言うよりクレーンゲーム専門店かな?いずれにせよ騒々しい日本のゲーセンとは全然違う雰囲気だ.
と,夜市を見始めると止まらなくなってしまうが,すでに夜市に出発する前から子供が限界だったんだ.ささっとテイクアウトだけして帰ろう.最初は肉まんでもと思っていたけどそういうモノは見当たらず,魯肉飯(ルーローファン)を買って帰ることにする.行列の店も気になるけど今日はさくっと買える店で魯肉飯と,一緒に売っていた鶏版の鶏肉飯(ジーローファン)を買って帰る.が,この時は全く気が付かなかったが鶏肉飯と思っていたものは正しくは「火鶏肉飯(ホージーローファン)」だったようで,鶏肉ではなく七面鳥だった.
ようやくホテルへと戻ってきた.部屋はミニマムでテーブルもなく,広くはない.ただファミリールームなので奥に2段ベッドの部屋があり子供はそれに大喜び.しかし電話がのっているオブジェが非常にキモい….
さあ急いで晩御飯にしよう.テーブルはないのでテレビ下の台を無理やりテーブル代わりに使うが狭いし安定が悪いし食べづらい.まずはセブンで買っておいたビールで乾杯!って激甘ーー.台湾っぽいパイナップルのビールがあったのでつい魔が差してを買ってしまったがこれじゃほぼジュースだ.グレープ味も売っていたけどこのシリーズはもう買うのやめておこう….魯肉飯と鶏肉飯と思い込んでいた火鶏肉飯はともに甲乙つけがたいなかなかの味.魯肉飯の方が八角がきいていて台湾っぽい味が強いが,初めて食べた火鶏肉飯の方がやや旨いかな.しかし両方とも子供が食べれたので良かった.
それからシャワーを浴びて子供を寝かすが22時を過ぎ.時差を考えるとだいぶ遅くなってしまった.とりあえず明日はノープラン.朝はゆっくり寝てもらおう.
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