金木犀を甘味で楽しむ

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7時過ぎまで寝ていたものの一緒のベッドで寝ていた子供の寝相が悪くて全然熟睡できなかった….

今日は朝から頑張ってお出かけ.という事で我が家的には早めの9時にホテルを出発だ.

MRTに乗ってやってきたのは鼎泰豊!台湾に来たからには一度は行っておきたい小籠包の有名店だ.台北市内に何店舗かある中でやってきたのはもちろん本店である信義店.10時開店の20分前に頑張って着いたけれども店の前はすでに人だかり(汗).さすがだなー.整理券をもらって順番待ちするものの25分待ちだって.

小籠包を包む姿を見ながら時間を潰していたが開店10分前にお呼びがかかる.「あれ,だいぶ早いな」と思ったがそのまま席まで案内されて注文も取られ,あれよあれよという間に小籠包が運ばれてくる.開店は10時なんじゃ…と思ったが時計を見るとちょうど10時.10時開店じゃなくて10時開食だったのかな….まぁ,早く食べれて悪い事は何もない.

まず運ばれてきたのははもちろん小籠包.ただし事前のリサーチによると本店の小籠包はアツアツ感が足りないらしい.1つ食べてみると確かに「熱っ!熱っ!」となる感じではない.薄皮な感じは好みなのにこれはちょっと残念.蒸し置きされているのか蒸し時間が短いのか分からないが,もうちょい熱い方が絶対に美味しい.ぶっちゃけ永康街の好公道金鶏園で食べた小籠包の方が美味しかったな.

しかし次に出てきた海老焼売は「もしやお前が小籠包だったのか?」と思わせる肉汁アツアツでめっちゃ旨い.チャーハンも文句なしの旨さで満足度が上がる.ところが最後に出てきた蟹小籠包が,これまた普通の小籠包と同じでアツアツ感がイマイチ….味はいいんだけど,ちょっと残念だね.

10%のサービス料込みで850元(¥3,100)と日本で小籠包食べるよりは安かったかな.ただし店名入りの子供用食器を用意してたりとだいぶ儲かってらっしゃるようだ(笑)

思ったより早く朝ごはんも終わったのは良かったが,10時半と早過ぎてまだいろいろなお店が開いてない.という事で再びMRTに乗って象山駅へと向かう.

象山に来た目的は世界チャンピオンになったというパン屋,吳寶春麥方店(ウーパオチュン).オフィスビルのような一角にある店はとても奇麗で中には美味しそうなパンがたくさん並んでいる.中でもひときわ大きな三角形の荔枝玫瑰というパンが噂のチャンピオンパンのよう.これは試食ができるので食べてみたが,うわっ,こりゃー旨いわー.ライチとクルミ,それにバラの花びらを使っているのだが超人気商品というのも納得.

今日のお昼ご飯にいくつか買いたいんだが総菜系のパンも種類が多いし台北限定と書かれたパンも美味しそうで目移りしちゃう.チャンピオンパンは4人のお昼にはちょっと大き過ぎるなーと思いつつも食べたいものを選んでいたら結局10個ほど買いこんでしまった….ちなみにここのトイレは台湾に来てから一番きれいだったな.

その後は信義エリアをぶらぶらとお散歩.このエリアは新たなデパート激戦区というだけあって全体的に新しくて大きい.特に信義新天地と呼ばれている三越はまるでショッピングモールみたいで買い物好きな人には天国のような場所かも.一角には我らがOPPOも店を構えていてアジアでの存在感を感じるね(笑)

そんな信義エリアで向ったのはタピオカミルクティー発祥の店,春水堂.春水堂は台北市内にも何店舗かあり,ここの三越の地下にも入っている.オーダーをするとミルクティーからちゃんと淹れてくれてちょっと時間がかかるが,そのかいあってお茶の味が濃いめでとても美味しい.タピオカの粒が小さいのもあってお茶がメインという他とは違った感じだ.さすがお茶屋のタピオカミルクティーだけはある.お茶に力が入っているせいか値段も136元(¥500)と他に比べるとちょっと高いね.

その流れでもうお昼ご飯にしてしまう.さっき買った吳寶春麥方店のパンを食べたいのだが公園ならどこか場所があるかな?と三越の隣にあった松寿広場公園へ.ベンチに座って買ったパンを頂く.少し変わったマンゴーのパンに台北限定のラズベリーのクロワッサン,桃とチーズクリームのパンにナッツやピールが色々入ったチョコパンとどれもめっさ旨い!これは美味しいコーヒーと共にゆっくり落ち着いて食べたかったパン達だ.おかげで子供達の食べっぷりも半端なかった.だいぶ気に入ったみたい.

食後は腹ごなしに引き続き信義エリアをお散歩.とんかつのさぼてんや日本の物産展など日本由来の物もちらほら見かける.しかしかまぼこのわさびクリームチーズ和えは台湾スペシャルだろうなー.

その後MRTに乗って次の目的地へと移動する.ちなみにiPASSはなくさないようにカメラにつけていたのでチャージしようとするとこんな感じになる.

MRTの淡水信義線をほぼ端から端まで,1時間近く乗車して…

到着したのは台湾のベニスこと淡水.海辺の夕日を見にやってきた.

日没まではまだ時間があるので時間つぶしに街を探索.港町という事でちょっと歩くとすぐに海,と勘違いしたがここはまだ淡水河か.屋台はだいぶ海鮮物が多くなってきてるけどね.しかし10年前に来た時は屋台街のすぐ脇が整備もされていない河岸だった記憶があるのだが,だいぶきれいな街並みになっている.ずいぶん変わったもんだなー.

海鮮とは関係ないけどヤクルトのシャーベットという珍しいものがあったので試しに買ってみる.しかしこれは乳酸菌死んでるよね….

たいしたことはしてないのに良い時間になってきてしまったのでとりあえずフェリーで夕日スポットの漁人碼頭まで移動することにする.

ちなみにこのフェリーはICカードでも乗車できるんだが,対応しているのはEasyCardのみでiPASSでは乗れない.この旅行中に感じた唯一のiPASSのデメリットである.子供料金も初めて未就学児の下の子まで取られ,大人60元(¥220)の子供30元(¥110),家族で片道180元(¥660)と他の交通機関に比べるとちょっと割高な感じだ.

漁人碼頭までは10分ちょっとですぐに到着.まだちょっと時間があるので辺りを散策してみる.印象的な白い柱が船からも見えていた情人橋は恋人橋という意味のデートスポットらしい.

その情人橋を渡った先には魚市があるので入ってみるが,市場というよりは土産物屋かな.SUBWAYが入っているのにはちょっとビックリしたけど全体的に小ぶりな店の集まりで早々に退散する.

日の入りまで30分ほどになったところで桟橋に移動して沈むまで夕日を眺める.最後の方は水平線ではなく雲の中に沈んで行ってしまう感じではあったが綺麗に沈んでいく姿が見れて満足だ.

またフェリーに乗って淡水老街へと戻り晩御飯を探しながら街を探索する.

まずは船着き場のすぐ近くにある淡水名物の阿給から.厚揚げに春雨が入ったような食べ物でスープが程よい味をしている.ちょっとピリ辛味噌っぽい味で子供はどうかなと思ったけどあっという間に食べられてしまった.

次はウズラの卵としらすをタコ焼きのように焼いた阿香鳥蛋.ニンニク醤油をつけて食べるのだがこれがまた合う.卵の存在感はちょっと薄いが1串25元(¥90)とつまみ食いに最適だ.

そして最後に珍しい金木犀の入ったデザートが食べられるというワンタン屋さん,百葉温州大餛飩へ.

ワンタンスープ餛飩湯と切り干し大根のお焼き,蘿蔔絲餅を頼んでみる.ワンタンは海苔の塩気が絶妙で美味しいし,お焼きは大根感はあまりないけど胡椒が効いてていい感じ.そして惹かれた金木犀のスープ,桂花芝麻湯圓は金木犀の花がスープに浮いていてとても奇麗.入っている胡麻団子も美味しくて言う事なし.

お腹いっぱいになって帰路につく.途中,美味しいパイナップルケーキ屋をみつけたのでお土産用にゲット.もちろん淡水名物の鐵蛋(鉄卵)も忘れずに買っておいた.

帰りのMRTはホテル最寄りの中山駅で降りるがそれでも40分と淡水は台北からはちょっと遠いね.

駅からホテルへの帰り道,コンビニでビールを買うのはいつもの事だが今日は茶葉と八角で煮込んだ茹で卵,茶葉蛋も買ってみる.ついでに企鵝茶茶というペンギンのお茶屋さんで柚子ジャスミンティーも.

ホテルにたどり着いたのは21時過ぎ.もうへとへとだ.今夜のビールは蜂蜜と紅茶味の変わり種を2本.どちらもまぁまぁかな.蜂蜜は出だしと後味に蜂蜜の風味があり,紅茶味も悪くはない.ただどちらもどんな料理と合うか?と聞かれると難しいなぁ.茶葉蛋はちょっと癖があるからどうかと思ったけれども子供も喜んで食べていたので良かった.また買ってほしいって(笑)

その後,子供を寝かしつけたり風呂に入ったりしていたら寝るのが0時近くになってしまった.今日も一日食べ過ぎてお腹がいっぱいだ.