みんなでコシチュシコ山へ行こう！

7時に起きてシャワーを浴びる．今夜は夜行に乗るからね．外は快晴だ．ぜひ一日この調子で頑張って欲しい．朝ご飯を食べ，まずは駅のコインロッカーに荷物を預けに行く．ロッカーの周りにはなぜか朝から酔っ払いがたむろっている…．なんか話し掛けてきたが，さっさと荷物を入れて逃げるように立ち去る．

さて，今日は一日クラクフの市内観光．まずは朝市を通ってバルバカンへと向かうが，残念ながら中には入れず．そこでフロリアンスカ門をくぐって旧市街を突っ切り，込むと噂のヴァヴェル城を目指す．

クラクフは日本でいうと京都みたいな古都なので，街並みを見ながらブラブラ歩くだけでもなかなか楽しい．

ヴァヴェル城へ到着．早速チケット売り場へ，って誰も並んでない…．だいぶチケットは余ってるというか全然減ってない感じだし，買ったチケットも15分後とすぐに入城できちゃう．本当にチケットが売り切れちゃうコトもある人気プレイスか？？

まずは個別に見ることができる王宮の展示に行く．タペストリーでけー！！ストーブもでけー！！ぎっしり顔が埋め込まれた天井はちょっとスゴい（笑）．しかし全体的にパワー不足な感じかな．

引き続き，王族の私室へ．こっちはツアーへの参加が必須で，早口なガイドさんに率いられて徘徊する．ゴージャスな家具もあるが，焼失＆再建なので作り直したトコが多くてちょっと味気ない．スペシャルな椅子というのがあってちょっと座ってみたかったが，まーこんなもんかなー．

残念ながら大聖堂は工事中で入れなかったので，ヴァヴェル城の中をぶらぶら．

ヴァヴェル城からヴィスワ川に降りる螺旋階段の先にドラゴンがいる．というコトで3zł（¥95）払ってれっつらゴー！途中，雰囲気のある洞窟を駆け抜けてドラゴンの像のもとへ…って，あれ？像は出口の外にあって誰でも見れるじゃん．なんで金払ったのさ？と思ったら，なんと，駆け抜けてきた洞窟自体が観光スポットだったのか…．まさか洞窟がメインだっとは．ちなみにドラゴンの像はちょっとしょぼい．

ヴィスワ川を渡って，対岸からヴァヴェル城を望む．城壁が高すぎて，中の塔が先っぽしか見えない．あと一歩の眺めちゅー感じ．

対岸から気になる教会が見えたので，ユダヤ人街があったカジミエーシュ地区まで足を伸ばす．ここら辺はガイドブックも適当で地図も怪しい．建物を目指して近づくが，辿り着いてみると全く人がいない．1Fは墓，2Fは礼拝堂とちょっと珍しい構造．墓が見れる教会は久しぶりかな．礼拝堂はわりと新しくて綺麗．逆に最近作りました感が高くて，あんまり歴史は感じないけど．

今日は天気がいい♪

んで，昼飯．昨日の夜は早々と閉まってしまったBAR MLECZNYで，念願のロールキャベツ，コヴォンブキをGET！ヨーグルトドリンクにしてしまったので喉が詰まる．が，コヴォンブキうまし♪ジューレック（スープ）もうまいし，久しぶりに勢い良く食べてしまった．しかし店内は寒くて，スープですら急速に冷めていく…．とても人気の店らしく，店内は終始行列が絶えなかった．

中央市場広場に戻って，土産物屋が集まる織物会館を冷やかしてみる．わりとイケてない品揃えだなー．琥珀が多い．あと建物の中と思いきや吹き抜けなので，物色中もちょっと寒い．

日が出ているので広場でボーっと．風がなければ暖かい．しばらくまどろむ．

次は広場に面する聖マリア教会へ．と勇んで入り口に向かうと「チケットはここじゃねぇ」と．は？あぁ，向かいのあの建物で買うのね…．って面倒くさ．入り口で売ってくれればいいのに．小学生の団体ツアーとかぶって少々動きづらかったけど，聖堂はなかなか．装飾とかもけっこうイイ感じ．

広場の締めくくりに，旧市庁舎の塔に登る．階段せまっ！！しかも上っても外には出られないのかー．窓越しにしか外が見えなし，窓も大きくないからみ晴らしもイマイチ．南向きの窓の前だけ異常に暖かくて動けない（笑）．監視のおじさんがずっとクロスワードパズルやってる．客も少なそうだし，暇そうだなー．

歩き疲れたので，店内がピンク一色の怪しすぎる店でコーヒー休憩．夜は入りづらいな，ここ…．

そして街が一望できるというコシチュシコ山へGO！ガイドブックが頼りないのでiPhone＆Wi-Fiで調べてみると，バスの乗り換えが分かりづらいらしい．心配しながらも乗り換え駅のSalwatorで降りるが，いや，全然迷わないだろ，この乗り換え…．しかしなんと乗り換えたいバスが1時間に1本しかないという予想外のトラップ（泣）．もう夕日が沈みそうな17時前なのに，コシチェシコ山に登れるのは日没まで．なんともアバウトな時間設定だが，1時間も待ってたら確実に入れないじゃないか！！！

これはもう歩いて行くしかない．しかしコシチェシコ山がドコにあるのか分からない．そもそも今どこにいるのかも分からない…．Wi-Fiも電波が届かない．ないないづくしだがバスが来た方向とコーヒー休憩中にiPhoneでチラッと見た地図のおぼろげな記憶を頼りになんとなく川沿いを歩く…．いいのかそれで！？

半ば諦め気味に歩く事しばし…．はっ！！もしやあの木々の隙間に見える小山は！？きたー！！あの形はガイドブックに載ってた写真と同じじゃないか！しかし遠すぎるー（泣）．もう日が沈みかけてるけど，日没前にあそこまでいけるのか！？

歩いては走り，走っては歩く．その繰り返しで息を切らしながら，ようやく山のふもとまで到着．しかし山の周りは壁でぐるっと囲まれていて山に登れない．入り口はどこだー？（泣）．ぐるっとほぼ一周回ってようやく入り口発見．明らかに逆周りだった…．急げ，急げ．やった，入り口のドアもまだ開いてるー！と駆け込むと，まさにもう閉まる瞬間．「もう3minutesしかないからFreeで入っていいぜ！」って．ちょーギリギリだったー．しかし休むまもなく山頂までダッシュダッシュ！息もあがって暑い暑い．いやー登れて良かったー．

ぶっちゃけココ，そんなにすごい場所じゃないしココまで苦労してくる所でもない気がする．しかし苦労してきた分だけテンション上がってしまい，景色もすごい良かったと記憶されてしまった（笑）

景色をゆっくり堪能する間も無く，「もうフィニッシュだから」と下山を促される．しかし来たのが無駄にならなくて良かった．さすがに帰りは待ってでもバスで帰らせてくれ．あれ？100番のバスに乗ったのに，いつのまにか101番に変わってる…．このバスはドコへ行くんだ？？

疲労からバスの行き先にも多少投げやりな状態だったが，運良くバスはヴァヴェル城の近くにやってきた．あたりはもうすっかり日も沈んでしまった．ヴァヴェル城もすっかりライトアップモード．

ようやく晩メシへ．今日は事前のアルコールチェックも抜かりなく店を選択する．入った瞬間は誰もいないくてちょっと不安な店だったが，飯はうまい．キノコスープにまたもやビゴスを頼む．なぜか両方ともパンの器に入ってくるという予想外のパン尽くしになってしまったが，ビゴスは酒を飲みながら食べるとちょうどいい♪味は昨日の店とそんな変わらず，相変わらずのUFOかやく味．ただピエロギはメインディッシュとしては明らかにチョイスミス．生クリームたっぷりの甘いデザート系を頼んでしまった．ビールには全くあわない…．