バドワイザーなんかに負けないぞ

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朝6時起き,つれぇ….昨日の疲れがまだ抜けきってない.でも8時の電車に乗りたいから,急いでパッキングして朝ご飯食べに行かないと.けどここもなかなか豪華なご飯で,またまた食べ過ぎちゃいそうだ.


昨日スロヴァキアに着いたばっかりだけど,今日はもうチェコへと旅立つ.チェコ最初の目的地は,世界で最も美しい街の一つといわれるチェスキー・クルムロフ.ブラチスラヴァからまずはチェコのブルノで乗り換えて,その後チェスケー・ブディェヨヴィツェで乗り換える.8時に電車に乗ってもチェスキー・クルムロフへ着くのは18時過ぎ.一日がかりの移動だ.

チェスキー・クルムロフへの列車 »

そういえば昨日出したランドリーがまだ返ってきてない.フロントに聞きに行くと10分後にルームに持って行くって.うーん,あんま時間ないんだけどなぁと思いながら部屋に戻ると,おばちゃんが即効やってきた.けど,渡された洗濯物は少々生乾き.まだ終わってなかったのね….

ホテルをチェックアウトして,急いで13番のトラムへ.ブラチスラヴァ中央駅へ着いたら,もう8時だ.結構ギリギリ.昨日チケット買って置いて良かった~.


と,8:08発の電車は5分delayしているらしい.ちゃんと電光掲示板に情報が出ているので助かる.英語表記もあるしね.ホームには結構待ってる人がいるなぁ~と思ってたら,運良くちょうど目の前に乗降口が停まったので無事,座ることが出来た.しかも国際線だけあって,車内はとてもきれい.


乗ってからしばらくすると,見知らぬおばちゃんが「そこ,私の席よ」的なアプローチをしてきた.な,なに~??この電車は席の予約ができたのかー?と真実は分からずも席を立とうとすると,今度は後ろの席と揉め始めた.どうやら予約したのは後ろの席だったらしい,というコトで無事に座りっぱ.運が良かった.しかし席が予約できるなら予約してたのに.やっぱバックパックしょってると,チープなチケットしか提示されないことが多いよなぁ….

あれ?気が付くともう,最初の乗り換え地ブルノに到着してしまった.というコトは,もうチェコに入国しちゃったのか.どこで国境越えたんだろう??というか,車内で切符の検札すらなかったんですけど.


ブルノでの乗り換え時間は2時間もあるので,駅のコインロッカーに荷物を預けてちょっと街中へ探索に行ってみるコトに.キャッシングで現地通貨のチェココルナをゲットするも,1,000 Kc(¥4,590)札しか出てこないのでロッカーには使えず.しょうがないので売店で29 Kc(¥130)のカプチーノを買って小銭へと崩してもらった.ってロッカー,利用料が60 Kc(¥280)なのに50 Kc(¥230)コインが使えないのか….もう一度崩してもらわないと.しかしこのカプチーノ,うっすいなー.


さて,時間が無い.さっそく街の中心,旧市街へと向かおう!


まず青果市場へ.なかなかいい感じだ.売ってる野菜は茄子やキュウリと普通だけど,デカい!!あと花飾りを売ってる店が多いのが珍しいなぁ~.大人が集まってるジューススタンドみたいな店が大人気だけど,寒いので今はちょっとパス!


青果市場の隣にある旧市庁舎は,石細工がぐにゃりと曲がってる.旧市庁舎の中にはブルノのシンボル,ドラゴンが!っていうけど,どう見てもワニだよな….


ブルノの旧市街は全体的に建物が高めで,なかなか綺麗.


そして聖ペテロ聖パウロ大聖堂.でかいなぁ~.外観の黒く汚れた感じはかなり好み.ただ中はわりとシンプルで,白くて味気ない.祭壇はいいけど柱がなくてすっきりなのがちょっと寂しい.


次はシュピルベルク城へと向かう.って電車の発車時刻まであと50分きったけど大丈夫か?

足早に城に向かうけど,これまた城を囲む公園が大きい.城への道も迷路並に複雑だし.こりゃー,道を間違えたら電車に間に合わないな….しかし公園としては広々としていていい感じ.城壁には海外の城では珍しく堀みたいなのがあるし,煉瓦造りでなかなかシブい.ただ肝心の城はというと,もうちょいかな.昨日のブラチスラヴァ城よりはいいけど.しかし本気で残り時間がヤバい!!戻らなきゃ!!


自由広場を通って駅に戻るが,広場は人が多くて広い.黒いオブジェクトを囲んだ謎な人だかりがあるけど,何が始まるのかを見てる時間がない~!あ,でもあのホットドッグうまそ(笑).


やっべぇ~,駅に着いたのはホントにギリギリだ!でも次の乗り換え地チェスケー・ブディェヨヴィツェまでは4時間半も電車に乗り続けだから,昼飯用になんか食い物を買っておかないと.しかも5番線ってメチャ遠いじゃん(泣).


2時間しかなかったので,ブルノはホント駆け抜けただけって感じ.

ブルノの観光スポット »

さっきよりも小さい電車に乗って,買ったパンを食べながら田園風景の中をのんびりと….太陽が暖かいなぁ.そんなこんなで,チェスケー・ブディヨヴィツェに到着したのは16時前.


ここチェスケー・ブディヨヴィツェでの乗り換え時間は,短めの1時間.その1時間で何をするかというと,バドワイザーを飲みに行きます!!と言ってもアメリカのバドワイザーではない.その名前の元になったブドヴァイザー・ブドヴァル(ブディェヨヴィツキー・ブドヴァル)というビールがここチェスキー・ブディェヨヴィツェの地ビールなのだ!!勝手に名前使うな的な争いがあったらしいが,詳細は割愛.ということで,いざ街中へ!!

チェスケー・ブディヨヴィツェは暖かいなぁ.これぐらいの気温なら行動力も上がりそうだ.街は道幅が広めで綺麗.今まで見てきた街と雰囲気は似てるけど,少し新しい感じかな.


駅から近めのVatikánという店に入ってみるが,店内はダメオヤジの溜まり場みたいな雰囲気でいい感じだ♪まだ16時過ぎたばかりなのに,みんないい感じに酔ってる(笑).そしてお待ちかねのブドヴァイザー・ブドヴァルきたー!喉も渇いていて旨い!!一杯だけのつもりだったけど,小さ目のでもう一杯!うま~い♪しかも0.5Lと0.3Lの2杯を飲んでも,合わせてたったの54 Kc(¥250)という安さ.素晴らしい~♪


さぁ,駅に戻って本日最後の電車,チェスキー・クルムロフ行きへと乗り込む.おっと,こりゃまた小さい電車だなー.2両しかない.でもチェスキー・クルムロフまでは1時間だからこれで十分なのかな.


チェスキー・クルムロフ駅は小さいけど,思ったより田舎じゃなかった.もっと田園風景のど真ん中にポツンと駅があるのかと思ってたら,周りは結構普通に家が建ってる.数もそこそこあってちょっとビックリ.


駅で次の目的地,プルゼニュ行きの切符を買って,旧市街へと向かう.と言ってもこの切符も列車すら決まってないフリー切符だから,あんま事前に買う意味ないんだけどね.駅から旧市街までは歩いて20分とのコトだが,荷物と予想外の坂道で結構ツラい….しかしちょうど日が暮れる最中で,だんだんと夜景に移り変わっていくいい時間.上から見る旧市街の夜景はとても綺麗だ.さすが世界で最も美しい街!


狙っていたお手軽なホテルをたずねてみると「部屋は空いているよ」と.良かった~,と思ってら,なんと連れて行かれたのはスィートルーム!!「普段は2,500 Kc(¥11,500)の部屋だけど,1,500 Kc(¥6,900)でいいよ」というのでこれはチャンスともちろんゲット!!部屋が広くて無駄にテンションあがるぅ~♪部屋は全部で5つ.だけどベッドルームは2部屋もあるし,バスルームはシャワーとバスタブが別々で超広い!それにテラスまである.こんな宿,初めて泊まったなぁ.いやー,ラッキー♪ただ男2人でこの真っ赤なシーツとシャンデリアはどうかと思うけど(笑).


そして晩ご飯.今夜はもちろん,チェスキー・クルムロフの地ビール,エッゲンベルグを飲む.お昼に飲んだブドヴァイザー・ブドヴァルより濃い目の味で旨い!!しかしエッゲンベルグが飲める店を店先の看板を頼りに探したんだけど,なかなか見付からなくて大変だった.ビーフスープも肉もうまいが,今夜はスリヴォヴィツェにチャレンジ!プラムの蒸留酒なんだけど,超つえー.すごくいい甘い香りがするんだけど,その匂いだけで酔いそうだ.でも,これは旨い!癖になりそう~♪
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ほろ酔いでホテルへの帰路に着く.駅に着いたときは寒くなかったけど,夜はそこそこ冷え込むなぁ.まだ9時前だけど今日は一日電車で疲れた.早く寝よ~っと.