無視

朝食はお決まり．今日は英樹と合流するためオックスフォードへ．英樹は7月末から短期留学のためオックスフォードにいたのだが，今日でそのプログラムも終わり明日一緒にパリへ行く．まっちゃんはバッキンガムに衛兵の交代式を見に行くらしい．今日もここのホテルに泊まるのだが，2人から3人になるので1回チェックアウトしてから，荷物を預けて外に出る．
あんまり
Oxford行きの電車が出ているPaddington駅に着くが，対人のチケット売り場が恐ろしく込んでる．しばらく並んでいたが電車の出発時刻が迫ってきて，間に合わなそうになったので列を離脱．実は駅に着いた時点ですでに30分ほど遅れていたのだがロンドンっ子は当然そんなことを気にしない．余談だがロンドンから近郊へ行く電車の切符は，往復で買うと断然お徳である．オックスフォード行きの片道切符は￡13だが，往復でも￡13.5しかしないのだ．

まわりを探すと自動販売機のようなその名もQuick Ticketを発見．なぜかここはすいていたので券を買って即効電車に乗り込む．が，発車時間を過ぎても電車が出る気配がない．よく見ると客が誰も乗っていない．時刻表と発車ホームを照らし合わせても間違っていないのだが，運転手すらも乗っていない．端から端まで見て歩くと，ようやくおばあちゃんを一人発見．さわやかに「Excuse me ?」と話しかけると，なんとシカトされる．初めて冷たい異人に出会う．何度話しかけてもこっちを見もしないどころか，そっぽを向きおった．

まぁ，いろいろあったがとりあえず電車が出る．しかし40分も遅れている．当然オックスフォードにも遅れて着くことになったが心の広い私は気にしていない．

オックスフォードに着くと英樹が驚愕の表情で迎えてくれた．半月ぶりの再開であるが，非常に疲れた顔をしている．今にも寝そうだ．昨日は最後の夜だったため寝ていないらしい．再会もそこそこに彼は学校で最後の昼飯が残っているとのことで，待ち合わせをして別れる．街中をしばし一人でぶらつくことに．途中BLT Sandwitchなぞを食べながら，街の雰囲気に浸る．しかし思っていたより観光地のようだ．街全体はシックで歴史を感じさせる街並みだが，人が多い．こんな小さな街に人が多すぎである．

再び英樹と合流してオックスフォードを案内してもらう．クライスト・チャーチとカーファックス塔へ行くが，どちらもなかなか．途中，紅茶を買ったりアイスを食べたり少しぶらぶらしていたがまっちゃんとの待ち合わせもあるのでロンドンへ戻る．帰りにオックスフォードの駅で飲んだバナナシェイクはおいしかった．帰りの電車，英樹は当然のごとく爆睡．

まっちゃんと無事合流し，チェックインしなおし．面倒くさい．英樹が犠牲になって，一晩ぐらい野宿すればそんなことしなくてもよかったのに…．我侭な奴である．

夕飯はかねてから気になっていたホテル近くのpoonsという中華料理屋へ行く．￡10位だが，結構満足．いつも思うが，中華料理はどこで食べてもはずさないようだ．帰りがけにスーパーでお土産と，ホテルで食べようとティラミスを買って帰る．英樹の話を聞くと，ロンドンでは相当ひどいホテルに泊まったそうだ．しかし今日の部屋は今までよりも大きく，今日も平和に眠れそうだ．