ガイドブックを広げるところには気を付けよう
1998-08-19
今日は一昨日断念したルーブル美術館へ向かう.前回の経験を生かして,開館15分前に着くように行くが,それでもかなり込んでいる.その理由は中に入る段階でわかったのだが,荷物検査をするところが1ヵ所しかなく,結局みんなが1つの入り口から入っているのと同じになっているからだ.だから中は意外とすいている.
大英博物館に比べると全体的にレベルが高い.サモトラケのニケなどは結構気に入ってしまった.ミロのビーナスが半ケツだったことも発覚.しかし,混んでいると思い立てた必要最低限を見るプランでは1時間程度で終わってしまった.それではいくらなんでも早過ぎると思ったので中で朝食を取った後,絵画などを適当に見ていく.するとZERO(集英社)に出てきた絵画を発見.ちょっとうれしい.それでも予定していたよりはずいぶん早く鑑賞し終わり,買い物タイムへ突入.
昼食は,リーズナブルなお値段でおいしいビーフシチューを食べる.買い物の方は,まずは急を要する物として明日履く靴下を買う.今回は靴下の数を誤ってしまったためである.いいベルトも発見したのでついでに購入してしまう.その後お土産をちょこちょこ買いながら,大西から頼まれた香水を探すが見つからない.しょうがないので日本人のいる免税店に行くと,「最近これ買う人多いんですよねぇ.雑誌かなんかで紹介されました?」と馬鹿にされ気味.おかげで英樹のバトルゲージが下がって,「ク,クレジットカードでもいいですか?」 と声まで弱々しい.仮にもお客なんだからそこまで弱気になるなよ.
その後まっちゃんと合流して,夕食に行く.が,ここで旅行中,一番肝を冷やす事件に遭遇.最初に英樹がガイドブックに載っている店に行きたいといったのだが,その店が見つからない.暗い中ガイドブック片手にきょろきょろしていると,ドレッド頭の黒人兄ちゃん3人が「どうした?」と声をかけてくる.ヤバイと思ったが逃げるわけにもいかず英樹がしぶしぶ「店を探している」と言うと,なんと彼らは「連れてってやる」と言う.その瞬間私の頭に「この2人を犠牲にしてでも私は逃げなければ…」という考えが浮かんだが,実行する前に別の一人が私に話し掛けてくる.しかし彼は英語が話せないらしく私が「英語は話せないのか?」と聞くと,「俺の友達ができるから呼んできてやる」と言う.それまたピーンチと思うが,いつのまにか10人ぐらいに囲まれていてもう逃げられない.俺もこれで華々しく新聞デビューかと思っていた頃に,彼らの内の一人が「あぁ,そこならその通りをまっすぐ行ったとこだよ」と教えてくれ,彼らは去っていった.実は彼らは本当にいい人達だったのだ.しかし,失礼だがその風体で親切にさえれても怖いだけである.死ぬかと思った.
結局その店は潰れていて,他の店に行くことになる.せっかくフランスに来たのだからとワインがおいしいという店に変更.そこで店員お勧めのワインを飲みながら食事する.少し小さめのお店だったが,料理はなかなか.香草漬けの豚肉や,デザートもおいしい.ワインもおいしいのだろう.しかしさっきの恐怖体験がまだ忘れられず,心身ともに疲労.今日得た教訓は,「ガイドブックを広げるところには気を付けよう」ということだ.
大英博物館に比べると全体的にレベルが高い.サモトラケのニケなどは結構気に入ってしまった.ミロのビーナスが半ケツだったことも発覚.しかし,混んでいると思い立てた必要最低限を見るプランでは1時間程度で終わってしまった.それではいくらなんでも早過ぎると思ったので中で朝食を取った後,絵画などを適当に見ていく.するとZERO(集英社)に出てきた絵画を発見.ちょっとうれしい.それでも予定していたよりはずいぶん早く鑑賞し終わり,買い物タイムへ突入.
昼食は,リーズナブルなお値段でおいしいビーフシチューを食べる.買い物の方は,まずは急を要する物として明日履く靴下を買う.今回は靴下の数を誤ってしまったためである.いいベルトも発見したのでついでに購入してしまう.その後お土産をちょこちょこ買いながら,大西から頼まれた香水を探すが見つからない.しょうがないので日本人のいる免税店に行くと,「最近これ買う人多いんですよねぇ.雑誌かなんかで紹介されました?」と馬鹿にされ気味.おかげで英樹のバトルゲージが下がって,「ク,クレジットカードでもいいですか?」 と声まで弱々しい.仮にもお客なんだからそこまで弱気になるなよ.
その後まっちゃんと合流して,夕食に行く.が,ここで旅行中,一番肝を冷やす事件に遭遇.最初に英樹がガイドブックに載っている店に行きたいといったのだが,その店が見つからない.暗い中ガイドブック片手にきょろきょろしていると,ドレッド頭の黒人兄ちゃん3人が「どうした?」と声をかけてくる.ヤバイと思ったが逃げるわけにもいかず英樹がしぶしぶ「店を探している」と言うと,なんと彼らは「連れてってやる」と言う.その瞬間私の頭に「この2人を犠牲にしてでも私は逃げなければ…」という考えが浮かんだが,実行する前に別の一人が私に話し掛けてくる.しかし彼は英語が話せないらしく私が「英語は話せないのか?」と聞くと,「俺の友達ができるから呼んできてやる」と言う.それまたピーンチと思うが,いつのまにか10人ぐらいに囲まれていてもう逃げられない.俺もこれで華々しく新聞デビューかと思っていた頃に,彼らの内の一人が「あぁ,そこならその通りをまっすぐ行ったとこだよ」と教えてくれ,彼らは去っていった.実は彼らは本当にいい人達だったのだ.しかし,失礼だがその風体で親切にさえれても怖いだけである.死ぬかと思った.
結局その店は潰れていて,他の店に行くことになる.せっかくフランスに来たのだからとワインがおいしいという店に変更.そこで店員お勧めのワインを飲みながら食事する.少し小さめのお店だったが,料理はなかなか.香草漬けの豚肉や,デザートもおいしい.ワインもおいしいのだろう.しかしさっきの恐怖体験がまだ忘れられず,心身ともに疲労.今日得た教訓は,「ガイドブックを広げるところには気を付けよう」ということだ.
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