5時半起床.結局1時間しか寝ていない.眠いと感じない程,感覚が麻痺している.6時位にロビーに下りるが,外はとても寒い.気温は-27℃.もう防寒着がない為,余計辛い.
バンに乗って空港に着くが,チェックインカウンターがまだ開いていない.早く着きすぎだ.こんなことなら,もうちょっと寝せて欲しかった.しばらくしてカウンターが開いたのでチェックインすると,搭乗ゲートが2Aとなっている.しかしゲートといっても,ただの出入り口である.出た瞬間外でつながってるんだし,飛行機までは歩いて行くのだから2つもいらないと思うのだが….
とうとう,この極寒の地ともお別れだ.今日はこれからトロントへと向かう為,数日ぶりにCPへと乗り込む.機内での朝食はいたってまともで,卵かフルーツの2択という気の利きようだった.エドモントンまでは何も問題なし.エドモントンからはボーイング737に乗ってトロントへ.しかしこれに乗ったとたん,昨晩からの疲れが一気に出て爆睡してしまう.イヤホンなどを配りに来ていたが,全く気が付かなかった.
ジュースが運ばれて来るときになってやっと起きると,なんかかったまが不機嫌だ.さてはCPショックでもくらったか?話を聞くと,まず前の親父が耐えられないらしい.椅子を最大に倒したうえに,ごそごそと動き回る.その度に親父の河童頭が目の前をうろつくのだそうだ.それに加えて,かったまの隣の韓国人.彼がニンニク臭くて寝られないらしい.そいつも落ち着きがなく立ったり座ったりを繰り返す.足癖も悪く,足下の自分の荷物が邪魔で,かったまの方に足を伸ばしてくるとプンプン.
しかし共に私にとっては他人事なので,文句を聞き終わると再び眠りに落ちた.
トロント空港が近づき,飛行機が旋回を始める.が,長い.普通は旋回が始まると,すぐに雲の中に入っていくのに,なかなか雲の中に入らない.雲の上で旋回すること数十分,やっと雲の中に突入するも,また雲の中でまわり出す.これまた長く,いっこうに高度が下がる気配なし.そんなことを延々と繰り返しながら,やっと空港に到着.
今日は,空港に隣接するちょっとリッチなホテルをリザーブしてある.というのも,生協の人に「この時期ですと4時ぐらいはもう真っ暗ですよ」と言われたからだ.しかし,外は明るい.今からナイアガラ行けと言われても余裕で行けるような明るさだ.失敗したと思いながらホテルに入るが,きらびやかなロビーに尻込み.な,なんか,場違いのように立派なホテルだぞ….空港から道路一本渡った所という立地条件は伊達じゃない.部屋の中にもビックリ.今までで一番リッチな部屋だ.部屋から空港の滑走路が見えるし,テレビからはNINTENDOのコントローラーが….部屋もでかいし,お菓子も備え付け(ただし有料だけどね).一番すごいと思ったのはコップの数.洗面所に2つに,コーヒー用に2つ.ベッド脇にも2つあり,仕舞いにはワイングラスまである.バスも綺麗で,角度の変わる丸鏡までついている.しかし,どれもこれも貧相な驚き方で情けない.
その後,明日ナイアガラまで行くバスを予約しに空港へ行く.空港内にバス会社のカウンターがあるからだ.カウンターに行って話し掛けると,「日本人か?」と聞かれ,日本語がしゃべれる人を電話で出してくれた.日本人だからわざわざ電話を掛けてくれたのかと思ったが,どうも違う.面倒な話だが,そのカウンターは運ちゃんの溜まり場で,予約は電話でするものらしい.まぁ,何も問題なく予約が取れたので良しとしよう.
ついでに夕食にと,ピザとfruitopia.しかし今回のfruitopiaは期待はずれ.the grape beyondというが,ただのグレープジュース.今までのようなインパクトに欠ける.ホテルに帰り今後の予定を軽く決めるが,移動の疲れと前日の寝不足が重なって早々と寝てしまう.久しぶりに早く寝ることができる.やっと普通の生活へと戻れた感じだ.
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