突然の再会

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空港は土曜日のせいかとても混んでいる.荷物を預けると御丁寧にも早めにご搭乗下さいと別紙をもらった程だ.出国手続きへと向かうと,予想以上に混んでいて列がなかなか進まない.ヤキモキしながらそこを抜けると,今度はゲート前の金属探知機が異様に混んでいる.ようやく並んだ列の半ばぐらいまで差し掛かったところで「NW7便の最終搭乗のご案内をいたします」というアナウンス.

さすがに焦る.なりふりかまわず列を飛ばし「すいません,急いでいるのでいいですか?」と間に入れてもらう.その後は搭乗口まで走る,と出発前から疲れてしまった.

機内アナウンスでは予定フライト時間は3時間15分.スケジュール表では4時間20分だったのにどういうことだ?早く着く分には問題ないが,1時間は違い過ぎる.飛行機は予定より少し遅れて離陸.機内では,調子にのって敬之とカクテルを頼む.コークハイを初めて飲んだが,あんまりコークじゃないね.しかし今までの旅行に比べるとフライト時間が短く,暇を持て余す間も無く台湾へ到着となった.着いてみれば9:15.出発が多少送れたこともあったろうが15分早く着いただけ.謎に1時間が消費された不思議なフライトだった.

台北は雨.ホテルまでどうやって行こうかと相談しながら出てくると,なんとモニカが迎えに来てくれている.感動の再会,なのだがこっちも心の準備が出来ていない.久しぶりに会えてとても嬉しいのだが,あまりうまく話せない.取り敢えず,モニカの友達が車でホテルまで送ってくれるということで車に乗り込んだものの,車中もいまいちパワー出ず.たいしたことも話さずホテルに着いてしまった.モニカとは明日の予定を確認してお別れ.明日は市内をいろいろと案内してくれるらしいので,そのときに頑張ろう.

ホテルで一息ついたので,夜も遅いがセブンイレブンへ物色に行く.車の中でも思ったのだが,台北の街並みはあまり違和感が無い.漢字だけの看板がちょっと気になるが,他は日本とそっくりだ.セブンイレブンの中も親日率が異様に高く,カッパえびせんやコアラのマーチ,おにぎり,おでん等が並び,挙句の果てにはジャンプとマガジンまである始末.今日は怪しいアスパラガスのジュースを買って帰る.英樹はスターフルーツのジュースを買ったのだが,ともに激マズ.とてもじゃないが飲み干せない.

ホテルの部屋は結構広い.洗面まわりがちょっと汚いがなかなかいいホテル.シャワーを浴びるが,そこの石鹸とシャンプーに感激してしまった.今までは,使うと髪がゴワゴワしてしまうシャンプーや,水にすぐ溶けてしまう石鹸を置いてるホテルがほとんどだった.しかしここ,金星大飯店のそれらは,普段日本で使っているものに近くてとても使いやすい.と,感激しながら風呂から出てくると,敬之が死にそう.熱が37.2℃もあるらしい.明日は大丈夫だろうか?