1999年9月

MAHAGURUとは何ぞや?

0

懐かしのクアラ・ルンプール国際空港に戻ってきた.しかし帰りの待ち時間は3時間ほど.行きに比べると全然楽だ.

行きに長時間お世話になった長椅子に座りテレビを見ていると,なんかすげー格闘技をやってる.字幕を見ると「MAHAGURU」と言うらしいが.日本に帰ったら調べてみよう….

最後の晩餐はモッツァレラ

0

今日でとうとう,ヨーロッパとお別れ.最後の食事はモッツァレラチーズとトマト.後は土産にパスタを買って帰る.

お昼には飛行機が出るので,早めにレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港へと向かう.ジェラートを食べると金もすっからかんだ.もしや帰りの便も…と淡い期待をしてみたが,流石に帰りの便はエコノミーのようだ.マレーシアまで遠いなー.

子供と言えど,油断禁物

0

長かった旅も,実質最終日.朝は泥棒市との異名もある蚤の市,ポルタ・ポルテーゼに行ってみる.色々な物が売っているし,何より活気がスゴい.

スキルのかけらも無い強奪行為

0

今日は一日,買い物をする予定だ.朝食代わりにバナナを買って,朝市へと出かける.朝市は庶民の台所といった感じで,果物に野菜,チーズに肉などいろいろ売っている.その他にも靴や雑貨,そして何かの脳みそがパックで売っていたりする.しかし似たような店が多い.

スペイン広場まで行こうと地下鉄に乗ろうとすると,ここでまさかのスリに襲われた.二人のおばちゃんと子供に囲まれてこっそりと…って,おい!こっちの静止もお構いなしにポケットに手を突っ込もうとするなよ!それはスリじゃなくて強奪じゃないか.

世界最小の国へ!

0

昨日,水は値段差が激しすぎることが分かったので,あらかじめ1リットルのペットボトルを買って出かける.だがさすがにちょっと重く,買ってすぐに後悔した.

今日の目的地はヴァチカン市国.ローマ市の中にあるが,歴とした国だ.しかし独自の通貨を持っているとはいえリラも使えるし,ローマからパスポートなしで入国どころか,地下鉄ですぐ行ける.ここまで別の国の気がしないのなら,無理して分けるなと言いたくなるが,キリスト教世界のことはよく分からない.

地下鉄を降りると,駅からすでに人の列.蟻の行列のように,みなヴァチカン市国へと向かっている.地図を見なくてもいいのは楽だが,ここまでみんなが同じ方向に向かうとさすがに気持ち悪い.

廃墟のオンパレード

0

いよいよ今日からローマだ.国内の特急,ICに乗ろうと駅に行くが,なんと切符売り場が分からず乗り遅れる.おかげで高めの国際特急,ユーロスターを使うはめになってしまった.もうユーロパスは切れてしまったので,痛い出費だ.ところが買ってみると₤48,000(¥3,000ちょい)という安さ.ICだといくらだったんだろう?しかもユーロスターのほうが出発は遅いが,ローマに着くのは速い.なんか結果オーライって感じだ.

ローマまでは2時間かからないと,意外と近い.そして今までで一番危険な駅,テルミニ駅に到着する.なんか人多いなぁ….しかしそれ以上に警官が多い.しかも防弾チョッキ着てたりして,ゴッツイ感じ.肌にヒシヒシと危険を感じながらトイレに向かうと,なんとそこは伝説の青トイレ.静脈注射をできなくするように,トイレの電気が生体反応があると光っちゃいそうな青い光線なのだ.トイレ中真っ青で,目がチカチカするし,落ち着かないし,嫌な感じだ.

今日は観光三昧

0

朝起きたのはちょっと遅かったが,大物は昨日ほとんど見てしまったのでそう焦ることもない.今日はゆっくり観光することにしよう,と思いながらも,朝食も食べずに観光に行ってしまった.

その最初の目的地,メディチ家礼拝堂はずいぶんと小さい.しかし礼拝堂内はなかなか質が高い.深い緑と深い赤が目立つ内装は色鮮やかだが落ち着いていて,見る価値はある.だがこの大きさで今までで最高の₤13,000を取るのだから,このくらいやってもらわなくては困る.

礼拝堂を出て少し歩いた広場で,撫でればここフィレンツェへの再訪が叶うと言うありがたい猪を発見.しかしすでに撫でられすぎで,鼻がツルツルのピカピカだ.ピサのイエスと一緒である.もちろん私もしっかりと撫でさせてもらい,遅い朝食をとってサンタ・マリア・ノッヴェラ教会へと向かう.ところが,なんてことだ….閉まってるではないか!年中無休の教会はずなのに,してやられた.これでは外から眺めるだけで,引き返すしかない.

ダヴィではムキムキ

0

昨日,ホテルの近くにコインランドリーを発見していたので,朝一で洗濯に行く.日本でコインランドリーなんか使ったことないので,乾燥機までいれて₤12,000(¥800ちょい )が高いのか安いのかよく分からないが,やっぱり手洗いより楽でいい.昨日の朝,モッツァレラチーズとトマトのサンドウィッチを食べたのだが,これが結構おいしい.そこで今日もそれを買って,食べながら洗濯が終わるのを待つ.

フィレンツェの街ははっきり言って小さく,ほとんどが歩いていける.ガイドブックの地図も,今までにないぐらいページが少ない.まずはそんなフィレンツェの中心,ドゥオモへ向かう.この大聖堂は白と深い緑のレンガで建てられているという,およそ教会らしくないと言うか,今までに見たことのない変わった感じの教会だ.ゴシック様式の教会の中では世界第3位の規模を誇るというだけあって,中はとても広い.しかし広い割には柱も少なく,ドームの地獄っぽい雰囲気の絵ぐらいしか目立つ物がないというシンプルな構造だ.地下には聖具室もあるのだが,残念ながらこちらはあまり面白くない.

確かに,傾いている

0

ヴェネツィアからフィレンツェへと移動する日だ.トマトとモッツァレラチーズのサンドイッチを片手に電車に乗り込む.行きの電車も非常に混んでいたが,フィレンツェ行きの電車はそれを上回るすごさだ.通路に設置された簡易椅子に座ることはできたが,そこもすぐにいっぱいになる.コミコミだ.途中で普通の席に移動できたが,3時間も簡易椅子だったらお尻が煎餅になってしまうところだった.

そしてフィレンツェ到着.何はさておきホテル探しだが,今回は結構簡単に決まった.2件目でGETである.お値段も今までで一番安いし,上出来だろう.ただし風呂はまたもバスなし.しかも今回はトイレとシャワーの床に境目がないと,ミラノを越えている.今夜はさらに厳しい戦いになることが予想される,と思ったらすでに戦いは始まっていた.トイレに行ったお猿さんが,「おい,ここの便器は便座がねぇよ!」 と帰ってくる.そこまでボロくはなかったぞ?と確かめに行ってみると,お猿さんが小用を足したのは,なんとビデ.恥ずかしい限りである.

サン・マルコ広場は常に大混雑

0

またやってしまった.寝坊である.あまり感じなかったが,疲れがたまっているのだろうか?まあ,やってしまったものはしょうがない.サン・マルコ広場にでも行って朝御飯にしよう.

しかしヴェネツィアは細い道が迷路のように入り組んでいて,本当に迷子になってしまいそうだ.しかもほとんどの店は11時ぐらいにならないと開かない.地図も見ずにウロウロしていたら,開いてる店を見つけたころには昼食も一緒の時間になってしまった.そこで食べたのが,ラザニアとイカのフライ.ラザニアはプルプルでおいしかったし,イカのフライもGOOD!ただ食事の間中,隣りの席の赤ちゃんがもの欲しそうな目でずっとこっちを見てるのが,気になってしょうがなかった.

水が汚い…

0

雨がぱらつく嫌な天気だ.今日はヴェネツィアに行かねばいけないというのに….駅でサンドウィッチを購入して電車に乗り込む.ヴェネツィアまでは乗り換えなしで行けるのがせめてもの救いである.

はじめはそんなに混んでいなかった電車も,ヴェネツィアが近くなるにつれて混みはじめ,最終的にはほぼ満員になった.ここまで混みあう長距離電車というのも珍しいが,それだけヴェネツィアには観光客が多いということだろうか?

そして海ノ中道のような道を通ってヴェネツィアに到着.う~ん,本当に水の街だ.建物が水から生えている.知ってたとはいえ,実際に目の当たりにすると,やっぱり不思議な感じだ.水面下がどうなっているかも気になるが,それが見えるほど綺麗な水だったら,それはそれで不気味な街並みになってしまいそうだ.

色あせた晩餐

0

朝,何も食べずにホテルを出る.なぜなら寝坊したから.行き先はサンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会.ミラノに来たからには,やはり「最後の晩餐」を見ておかなければ….

しかしここは入場人数を制限しているらしく,教会の前はすでに長蛇の列.待てども待てども列は進まない.どうやらこれは予約してくるべきものらしい.鑑賞は15分交代で一度に25人しか入れないのだが,予約している人がくるとその分25人の枠が減る仕組み.つまり予約している人が来ると当日並んでいる人はなかなか入れないのだ.こんなことならマックでなんか買ってくるんだったと思いながら,一枚の壁画のために腹を空かしながら待つこと1時間半,やっと入ることができた.

ボローニャ&マルゲリータ

0

ようやく,今回の旅のメインディッシュともいうべき,イタリアへと向かうことになる.いつものごとく朝はあまり時間もないので,宿の朝食.ここで出たチーズは意外においしく,長い電車に備えて2,3個いただいておく.そして重い荷物をかついで駅まで歩き,再び登山鉄道でインタラーケンまで戻る.これでアルプスともお別れだ.

ヨーロッパの屋根に登頂!

0

今日はこのスイスに来た最大の目的である,ヨーロッパの屋根,ユングフラウヨッホに上る.しかしこの時期でも頂上は寒いので,昼過ぎに上るのがベストとのこと.で,午前中は駅周辺をブラブラとお買い物.

スイスの名産,時計かナイフを買おうかと思ったけど,時計はちょっと予算オーバー.そこでナイフを物色してみる.いちばん有名なのはやはりVICTORINOXで,多彩なギミックのついたものがたくさん売っている.中にはナイフとして使えるのか?と思うような形をしたものもあるが,それも人気の秘訣なのだろう.英樹はギミック少な目のVICTORINOXを購入していたが,私が欲しいのはもっとシンプルなナイフ.そこで選んだのがWENGER.ノーギミックのナイフだが,いい感じである.