バイラオーラ,ちょー近いんですけど…

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グラナダ到着の30分ぐらい前に目が覚める.夜はちょっと寒かったなー.



グラナダへの列車 »

時間どおり,8:10にグラナダ駅へと到着.朝早いせいか,少し肌寒い.明日のバレンシア行き夜行列車のチケットを買って,バスで市内へ向かう.バスは€0.85(¥100)と,バルセロナより少し安いね.と,気が付けば降り間違えてる….バスはこれが怖い.もう面倒臭いので,その近くで今夜の宿を取る.風呂が共同だけど€24(¥2,900)とお安い.ただ英語が全く通じないけどね.


宿が夜の何時に閉まるかを聞くと,「フラメンコ?」と返ってきた.向こうも分かってらっしゃる(笑).やっぱフラメンコはここアンダルシア地方が本場だしね.宿でフラメンコの予約ができるとのコトで,値段も相場だし,送迎付きなので申し込んでしまう.まだ値段表が旧通貨のペセタ(Pats)らしく,ユーロ変換して提示された値段は€21.03(¥2,500)とずいぶん中途半端な金額だ.

カフェのサンドウィッチで,軽めの朝食.グラナダは,あんまり店が多くないみたいだ.

そしてアルハンブラ宮殿へと向かう.結構な傾斜の坂を息を切らしながら登っていると,バスが….そんな交通手段があったのね….


チケット売り場でどこに行ったら良いのか少し迷ったが,宮殿の中に入ってからも迷う,迷う.なんと分かりづらい場所だ.しかも日本人に会いまくり.同じ人に何回も会うし,写真を撮って下さいと頼まれる.


ナスル朝宮殿の中は全体的に彫刻が細かすぎて好みじゃないなー.


ライオン宮の,二姉妹の間の天井はなかなか良いね.


でもベラの塔からの見晴らしはなかなかいい.城壁の先に見える街並みは薄茶の屋根が主体で,他のヨーロッパの国とはちょっと違う.自分で勝手に想像していたスペインのイメージにとても近い.


昼ははじめてのMENU(セット)を食う.前菜・メイン・デザートで€10(¥1,200)はなかなかお徳.ただパエリヤを食べたけど,水っぽくてイマイチだった.オコゲが食べたかったのに….

次はバスに乗って,カルトゥハ修道院に行く.バスで10分とのコトだが,10分経ってないのに既に行き過ぎてるっぽいな….また降り間違えか….カルトゥハ修道院の中庭はオレンジの木が綺麗でいい感じだけど,建物の中は頑張って飾りすぎてる感があって,あまり落ち着かない.絵もグロい.というか,剣を刺したり槍を刺したりとか,小学生が教科書にする落書きの構図にそっくりだ.


修道院を見終わってバスで帰ろうと待ってたら,「バスは来ないよ」と通りすがりのおばさんが教えてくれる.なんて親切な人なんだ.素直に教えられた方に歩いて行くと,後ろからバスが….おい….

戻ってカフェでトイレに行くと,便器に便座がない.スペイン人は大をしないのだろうか?と,気合で空気イスでチャレンジしていると,突然電気が消えて大パニック!!何が何だかサッパリ分からず最低限の処置だけしてなんとか電気に辿り着く.誰かの嫌がらせか!?と思いきや,どうも時間が経つと自動で電気が消える仕組みらしい.やはりトイレにはその国の文化が色濃く出ると,つくづく感じる….

後は街をプラプラ.薬局多いねぇ~.イスラム時代に市場だったアルカイセリアはなかなかいい雰囲気じゃない?ネットカフェは1時間€1(¥120)ぐらいか.安いね.そしてバーガーキングで晩ご飯を済ませ,フラメンコのピックアップを待ちにホテルへと戻る.


フラメンコ会場へ到着.すごい日本人率.30人中25人ぐらいは日本人だな.つーかここ,だいぶ狭い気がするんですけど,ホントにここで踊るんですかね??
フラメンコが始まるが,これはなかなかすごい.バイラオーラ(女の踊り手.男はバイラオール)がすごい近くて,カンタオール(歌い手)もギタリストもみんな近いから太鼓と靴音が腹に響く.必然的にみんなイスに座る姿勢がいい(笑).真横の人は写真をとるのも大変だ.男も踊るし,3人で一緒に踊ったりもする.こんだけ近いと迫力もあるし,見ていて楽しい.奥に主みたいなマザーがいるが,この人の貫禄もすごい(笑).タバコをプカーっと吸う姿は,とても堅気の人には見えん!


迫力のフラメンコ会場はLos Tarantosというトコ.

興奮覚めやらぬまま,ホテルに戻るともう1時前だ.早くシャワーを浴びて寝ないと…,とお湯が出ない(泣).


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