マタドールも練習が必要だ

0
朝,5時半.眠い….けど電車を降りる準備をしないと,バレンシアには5:39に到着する予定.ところが予定時刻になっても,電車は一向に停車しない.なんだかんだで,バレンシアに到着したのは6時半前.こんなことならもっと寝れたのに….


バルセロナまでの列車 »

さっそく駅のロッカーで荷物を預けるが,ロッカーが最新式で使い方が分からない.と思っていたら,どうやらロッカーが壊れていたようだ.隣のロッカーはちゃんと使えた.あとは明日のマドリード行き電車のチケットを購入しておく.ここバレンシアの目的は,闘牛とバレンシアが発祥の地のパエリアぐらい.だから明日の昼頃の出発でいいかなー.

ホテル探しを始めるが,宿の反応が薄い.呼び鈴を鳴らしても誰も出てこないところも多い.朝が早いからかな?ということで,カフェで時間を潰してからホテル探しに再チャレンジ.今はスペイン3大祭りの1つ,火祭りの時期で激込み&価格は2倍と聞いてはいたが,どこも料金はそんなに高くはない.しかもちょっと探したら,空き部屋もさくっと見つかった.値段も€36(¥4,300)とそこそこ.ただ,蛇口をひねってもお湯がでない.時間のせいだと信じよう….


インフォメーションに行っていろいろ情報をもらうと,闘牛のチケットは取るのが難しいから今すぐ行ったほうがいいとのコト.なので,まずは急いで闘牛のチケットを入手しに行くが,まだ窓口が閉まってますね….30分ぐらい待ってようやく窓口が開き,無事,チケットをゲットできた.他のお客さんを見ると,現地人っぽい人が多いなぁ.あとダフ屋っぽい人までいる.それにしても天気が悪い….


カテドラルに向かう途中,火祭りで燃やされる張子の人形を見かけたが,まだ準備段階だ.まさに組み立て途中の状態.まだ祭りは序盤なのかな.


カテドラルの中は暗い.真ん中のドームなど,全体的に四角い印象の建物だ.清潔感が漂う部分もあるが,全体的に統一感がないね.大きさは中くらいかな.ただ大理石の薄切りのような窓は良かった.


ついでにカテドラルの,ミゲレテの塔に登ってみる.街が一望できるってコトだが,とりあえずさみー.

そこからバスに乗って火祭り博物館へ行こうと思ったのだが,バスが来ない.しょうがないのでタクシーで行ってみたが,なんか蝋人形館みたいだ.火祭りで燃やされるはずだった張子の人形が飾ってあるが,どれもアメコミみたいでかわいくない.しかもSAMURAI TOURISTという題の日本人っぽい人形があったが,勘違いしすぎだ.京劇風メイクにポラロイドカメラ.そして着物にナイキ….

街の中心に戻ってきたら,突然,街中で爆竹が鳴り響く!!なんじゃこりゃー!!すんごい音だ,鳴らしすぎだろー.人も多いし,耳がおかしくなる.体にも響くし,なによりなってる時間が長い!どれだけ鳴らしてるんだ.あまりのも大量の爆竹に,あたり一面,煙が立ち込めてきたよ….


しかし大変だったのはその後!どこもレストランが空いてない.込み込み.ホテルじゃなく,こんなところで祭りの影響をくらうとは….なかなか店に入れず,昼飯なのに食べ終わったらもう16:30だ.急いで闘牛に向かわないと!!

なんか雲行き怪しいと思ったら,雨が降ってきた….まじで?これでも闘牛やるのかなー?と,不安な状態で会場に到着すると,人でいっぱいだ.すごい人だかりと思ったら,どうやらマタドールを囲んでいるようだ.大人気の人らしい.


雨も少しやみ気味になってきて,マタドールの入場とともにいよいよ闘牛が始まる!剣でザクッとやっちゃうのかと思ったけど,結構いろいろ刺されるんだね.血もいっぱい出てるが,牛も気が荒い.1人のマタドールがずっと相手をするのかと思ったけど,馬が出てきたり途中で逃げちゃう助手みたいな人が出てきたりと,なかなか面白い.


席はすごい込んでるというワケではないが,周りは熱狂的なファンっぽい人が多い.隣のじーさん・ばーさんはどうやら2人目のマタドールががお気に入りらしい.

マタドールにも,うまい・ヘタがあるみたいだ.牛の違いもあるだろうけど,最後のマタドールは殺すのに失敗して座布団(?)飛びまくりの大ブーイングだった.結局,6頭の闘牛がご臨終でした.


途中から雨が土砂降りになって,ポンチョを買ったがビショビショだ.冷え切った体で一旦,ホテルへと戻る.これでお湯でなかったらブルーだな….と,無事,お湯は出た.良かったー.

晩ご飯は,お約束のバレンシア風パエリアを食べてみる.あれ…,なんかカレー味っぽいな….それよりも巨大なサングリアで,結構,酔っ払ってしまった.

ちょうど日が変わるぐらいの時間に花火があがり,しばらく見てホテルへと戻る.見て終わり.そういえばバルセロナで,バレンシアでホテルが取れなかったら一晩中歩けばいいと言われたが,とてもそんな雰囲気じゃない….たぶんそこまで盛り上がるのは最終日だけだろう.



バレンシアの観光スポット1 »