朝7時に起きて,ゆっくりとビーチを散歩してみる.曇り空で今日の天気がちょっと心配だけど,誰もいないビーチは気持ちいい.海岸沿いに少し奥まで歩いてみると,ジモティ達が船を囲んでワイワイやってる.どうやら漁師のようだ.スリランカ人と言えど,流石に漁師は朝が早いのか(笑)
宿に戻るとおばさんが庭を掃除してたので「アーユボーワン」と挨拶すると,「どうしてシンハラ語がしゃべれるんだ?」って.「いや,挨拶ぐらいしかできないよー」と少し話をしてると,「日本で働きたいんだけどハウスキーパーはいらないか?」と.どうやら息子が日本で働きたがってるから一緒に日本に行ってあげたいらしいが,残念ながらハウスキーパーを雇える程お金持ちじゃありません….
朝食はもはや鉄壁のレベルにまで達したトースト&エッグ.しかしここは塩・胡椒が置いてあるので,味が調整できて助かる.
本日は,まずはバスに乗ってゴールへと向かう.そしてゴールの街を探索した後,コロンボへと戻る予定.ゴールからコロンボまではバスで行っても良いんだが,ヒッカドゥワ・コロンボ間の列車は海岸沿いを走るなかなかの景勝区間らしい.ちゅーコトで,バドゥッラでのリベンジも込めて列車にしておこう!!
しかし日本への帰国便は明日の深夜発.スリランカも残す所あと丸2日しかないのか….
しばらくダラダラしてから,ホテルをチェックアウトしてゴールへと出発.バドゥッラから来たときに降りた辺りでバスを捕まえようとするが,またもやなかなか停まってくれない.相変わらずバスの停車位置が分からない国だ.そこら辺の人に聞きなが場所を移動し,ようやく4本目で乗車成功!しかしバスだとゴールまではたったのRs.20(¥15).昨日のトゥクトゥクの10分の1以下か….
ウナワトゥナからゴールまではすごい近い.
25分で,ゴールのバスターミナルに到着.
まずはコロンボ行き列車の時刻表だけ確認しておこうと,鉄道駅へと向かう.コロンボ行きの時刻は…と時刻表を探していると,それらしき所には「SPECIAL NOTICE」と書かれた紙が張ってある.何じゃこりゃ??と思って読んでみると,「ゴール・アルトゥガマ間は線路復旧工事の為に'11 09.01から6ヵ月間運行停止です.ご不便を御詫び申し上げます.」と….えぇー!?列車動いてないのー??
マヂでー!?と思いながら駅員さんらしき人に確認してみるが,やっぱり動いてないと.こりゃ参ったなーと困っていると「Public Taxiを使いな.さっき,日本人の女の子達もそうしたよ」とのご提案.しかし2人でRs.1000(¥720)という価格もイマイチだが,なにより車じゃ海岸沿いの景勝区間を堪能するコトができないじゃん….
しかし告知をよく見てみると,列車が止まっているのはゴール・アルトゥガマ間か….ちゅーコトはアルトゥガマ・コロンボ間は動いているというコトか?そうならばバスでアルトゥガマまで行き,そっから列車に乗ればいいんじゃないか!?よし,そうしよう♪そうと決まれば荷物を預けてゴール探索だ!
ところが困ったコトに,バックパックを預けられる場所が見当たらない.駅の施設は復旧工事の為に機能していないし,観光案内所にも行ってみたが荷物は預かれないと断られる.つまり,担いで歩くしかないというコトか….
ゴールの見所は砦で囲まれた旧市街.味気ないメイン・ゲートから中に入る.
砦の中に入ったら,まずは時計塔が建つ場所から砦に上ってみる.おぉ~,砦の上とは思えない幅広さ.公園みたい.しかし手摺の類いは全くないので,端まで行くと落ちそうでちょっと怖い.バックパック背負ってるからバランス崩したらシャレにならんなぁ(汗)
砦の上を反時計回りに進んでみる.西側の海岸に隣接する辺りまで進むと,砦はもはや荒野のようなだだっ広さ(笑).内側との高低差も微妙になってきて「これ,砦の意味ある?」と思ってしまうが,海側を見ると辛うじて砦としての高さをキープしてるか….岩場が多いせいか,海は結構きれい.しかし重いバックパックに加え,昨日ウナワトゥナのビーチで痛めた足首も手伝って機動力がイマイチだ(汗)
カンカン照りではないけどだいぶ暑くなってきた.じっとり汗をかく.半島の南側まで進むと砦はだいぶ断崖絶壁感が出てきた.海側は何処も一歩足を踏み外すだけで転げ落ちそう(汗).しかし内側は相変わらず高低差がなく,砦の上からでも街中はほとんど手前しか見えないのが残念.
歩き始めて1時間,端っこの灯台まで到着.根元で一休みしながらボーっとインド洋を眺めてみるが,遠くにタンカーが見えるぐらいで他は何も見えないな~.
東側は砦も途切れ途切れで上れない場所も多いので,街中に下りて昼処を探すコトに.プラプラ歩いているとカラマリカリーの看板が目に入る.お!!昨日カラマリを食べたが,カリーではまだ食べたコトがない.ちゅーコトでここに決定!!COLDとは言えないまでもCOOLなパパイヤジュースを飲んで待っていると,突然の土砂降り.店に入るタイミングも良かったみたいだ.
頼んだカリーは,いつものダールに加えてカラマリとパイナップルという共に初挑戦の南国チョイス.カラマリは期待を裏切らないウマさだが,パインカリーも甘酸っぱくておいしい.ただし汗と鼻水が止まらない辛さはいつも通りだが….カードも頼んでみたんだが,こちらはわりと臭みが少なく食べやすいタイプだった.
ちなみに飯処にあったカレンダー,なんと縦書き!!こんなの初めて見た.
腹ごなしに街中をプラプラと探索.雰囲気はマラッカに似てるな~.
と言っても砦に囲まれた旧市街,フォート地区は大きくないので,すぐに歩き終わってしまった.最後にオールド・ゲートをくぐって,フォート地区を後にする.
ウナワトゥナから乗ってきたバスが到着したバスターミナルへと戻り,アルトゥガマ行きのバスを探す.まぁ,普通に考えればコロンボ行きバスを途中下車か….しかし「コロンボ行きのバスを途中下車して,電車に乗り換えてコロンボを目指す」だけ聞くとただのバカみたいだね….
コロンボ行きのインターシティバスは簡単に見付かり,アルトゥガマで途中下車できるコトも確認♪早々に満席になり,さーしゅっぱーつ!!
後はアルトゥガマまで一直線かと思いきや,ちょいちょい停まって客をピックアップ.既に満席なのにまだ客を乗せるのか(汗)一応座れてはいるが足下のバックパックが邪魔なもんで,これ以上狭くしないでほしいのに….
1時間10分でアルトゥガマへと到着.お値段はRs.130(¥90)と,これまた昨日のトゥクトゥクより安い….
浅田飴印のバスを横目にアルトゥガマ駅まで急ぐと,コロンボ経由キャンディ行きの列車が10分後に出発すると.お~いいタイミング♪
早速Rs.110(¥80)の切符を買って乗り込むと,予定通り15:40に出発.
車窓は,椰子の木と海のコラボレーション.椰子の木の間から海が見える感じは,確かにいい♪何より席がギュウギュウのバスと違ってのんびりできるのが嬉しいな~.
車内を物売りが回ってきたので籠の中を覗いてみると,蝦がのったワデー,イッソ・ワデーだ.コロンボの海辺の屋台で売ってて,ちょっと気になってたんだよねー.買ってみよう.さて,お味は…ってやっぱり想像通りの味で,口の中の水分が奪われる….
コロンボに近付いてくると,列車のすぐ側を人が歩いてる….ちゅーか家が線路に近すぎるだろ!!ちなみに向かいのコロンボ発の列車は真逆の超満員.スリランカにも帰宅ラッシュがあるのか….
太陽も傾き始め,車窓はちょうどいい具合に夕焼け模様.「あれ,ここら辺は初日に朝ご飯を食べた所じゃん??」と思われる海岸沿いを走り,17:15,コロンボに到着.
まずは今夜の寝床探し.狙いを定めたホテルへ向かって歩いていると,春巻きの様な見慣れない物体を売ってる店の前を通りかかった.うん?もしやスリランカスイーツのラワリヤか??しかもキャンディで買ったインディ・アーッパ版ではなくロティ版みたい.とりあえず試してみるかー.1つ買ってパクっといってみるが,うーん…,なんとも表現しづらい味….まぁ,慣れればウマいか….
明日の夜は飛行機なので,スリランカ泊は今夜が最後.というコトで,狙ったホテルはちょっと奮発してコロニアル建築のGrand Oriental Hotel!早速中に入ってみると,部屋は空いていると.ただし若干引き気味なホテルマン.「1晩$80もするけど大丈夫か?」と.あー,俺らがバックパック背負ってるからか.確かに周りを見るとちょっと浮いてるかも….なにせウェルカムドリンクも出ちゃうようなホテルだしね.
しかし$80ぐらい,屁でもないぜー(笑).部屋を見せてもらい,ダブルルームをツインルームに変えてもらうのに一悶着あったが,結果オーライ♪しかし金をすぐ払えと言われ,財布をのぞくと手持ちがない(汗).とりあえずATM行って金卸すか…
宿代はルピーで払うと1部屋Rs.9,700(¥7,000)と今までに比べるとかなりお高め!!しかしもちろん部屋にA/Cはついてるし,なんと今回初の冷蔵庫までついてる♪更に無料の水まであるとはありがたい!
さぁ~,無事ホテルも決まったので,晩ご飯を食べに行こう♪歩いて行ける所だとペター地区かなー?ついでに土産のアラックも買いたいと,酒屋も探しながら暗くなってきた街中をフラフラとペターへ向かって歩く.すると暗闇に浮かび上がる,鉄格子に群がる怪しい人だかりが…ってこれこそスリランカの酒屋!!知らないと近付くコトすら躊躇う怪しげな雰囲気だけど,この鉄格子スタイルがスリランカじゃ普通らしい.品揃えも良く,無事キャンディのバーテンさんお勧めのアラック,DOUBLE DISTILLED ARRACKを購入~♪
さ~後は晩ご飯.ペターに着いてウマそうな所はないかとキョロキョロしてると,ふと目に留まった看板は「Hotel Spicey」(笑).スリランカでHotelと言えばRestaurantまではいかない安食堂を指すので,これは言うなればスパイシー食堂.スゴい廃ビルみたいな所の3Fにあって普段なら行くか迷うなロケーションだったが,もうこんな名前をつけられては入るしかない!
しかし中に入ってみるとわりと小綺麗で広い.あ,しかもKIKコーラあるじゃん!あとはライス&カリーでも食べようかと思ったら,店の人がMURTHABAなる謎の食べ物を勧めてくる.現物もなく良く分からないがとりあえずカリーと共に頼んでみると,こいつが結構ウマい!パイとホットサンドをあわせて具沢山にした感じで,もちろんスパイシー♪しかしカリーにはあわない&量が結構あるので,半分は明日の朝ご飯に持って帰ってカリー用にはゴーダンバ・ロティを追加注文.カリーは店の名に恥じないスパイシーさで口の周りがヒリヒリしてくるが,ウマくてとても満足.KIKコーラは普通のコーラとの違いが分からなかったけどね.これで二人でRs.780(¥560)なり.
アラックを買った酒屋に寄って,夜のビールを買って帰る.風呂上がりに一杯♪と思ったらお湯が出ない….このランクのホテルでも水なのか….
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