最後の晩餐はモッツァレラ
子供と言えど,油断禁物
スキルのかけらも無い強奪行為
今日は一日,買い物をする予定だ.朝食代わりにバナナを買って,朝市へと出かける.朝市は庶民の台所といった感じで,果物に野菜,チーズに肉などいろいろ売っている.その他にも靴や雑貨,そして何かの脳みそがパックで売っていたりする.しかし似たような店が多い.
スペイン広場まで行こうと地下鉄に乗ろうとすると,ここでまさかのスリに襲われた.二人のおばちゃんと子供に囲まれてこっそりと…って,おい!こっちの静止もお構いなしにポケットに手を突っ込もうとするなよ!それはスリじゃなくて強奪じゃないか.
世界最小の国へ!
昨日,水は値段差が激しすぎることが分かったので,あらかじめ1リットルのペットボトルを買って出かける.だがさすがにちょっと重く,買ってすぐに後悔した.
今日の目的地はヴァチカン市国.ローマ市の中にあるが,歴とした国だ.しかし独自の通貨を持っているとはいえリラも使えるし,ローマからパスポートなしで入国どころか,地下鉄ですぐ行ける.ここまで別の国の気がしないのなら,無理して分けるなと言いたくなるが,キリスト教世界のことはよく分からない.
地下鉄を降りると,駅からすでに人の列.蟻の行列のように,みなヴァチカン市国へと向かっている.地図を見なくてもいいのは楽だが,ここまでみんなが同じ方向に向かうとさすがに気持ち悪い.
廃墟のオンパレード
いよいよ今日からローマだ.国内の特急,ICに乗ろうと駅に行くが,なんと切符売り場が分からず乗り遅れる.おかげで高めの国際特急,ユーロスターを使うはめになってしまった.もうユーロパスは切れてしまったので,痛い出費だ.ところが買ってみると₤48,000(¥3,000ちょい)という安さ.ICだといくらだったんだろう?しかもユーロスターのほうが出発は遅いが,ローマに着くのは速い.なんか結果オーライって感じだ.
ローマまでは2時間かからないと,意外と近い.そして今までで一番危険な駅,テルミニ駅に到着する.なんか人多いなぁ….しかしそれ以上に警官が多い.しかも防弾チョッキ着てたりして,ゴッツイ感じ.肌にヒシヒシと危険を感じながらトイレに向かうと,なんとそこは伝説の青トイレ.静脈注射をできなくするように,トイレの電気が生体反応があると光っちゃいそうな青い光線なのだ.トイレ中真っ青で,目がチカチカするし,落ち着かないし,嫌な感じだ.
今日は観光三昧
朝起きたのはちょっと遅かったが,大物は昨日ほとんど見てしまったのでそう焦ることもない.今日はゆっくり観光することにしよう,と思いながらも,朝食も食べずに観光に行ってしまった.
その最初の目的地,メディチ家礼拝堂はずいぶんと小さい.しかし礼拝堂内はなかなか質が高い.深い緑と深い赤が目立つ内装は色鮮やかだが落ち着いていて,見る価値はある.だがこの大きさで今までで最高の₤13,000を取るのだから,このくらいやってもらわなくては困る.
礼拝堂を出て少し歩いた広場で,撫でればここフィレンツェへの再訪が叶うと言うありがたい猪を発見.しかしすでに撫でられすぎで,鼻がツルツルのピカピカだ.ピサのイエスと一緒である.もちろん私もしっかりと撫でさせてもらい,遅い朝食をとってサンタ・マリア・ノッヴェラ教会へと向かう.ところが,なんてことだ….閉まってるではないか!年中無休の教会はずなのに,してやられた.これでは外から眺めるだけで,引き返すしかない.
ダヴィではムキムキ
昨日,ホテルの近くにコインランドリーを発見していたので,朝一で洗濯に行く.日本でコインランドリーなんか使ったことないので,乾燥機までいれて₤12,000(¥800ちょい )が高いのか安いのかよく分からないが,やっぱり手洗いより楽でいい.昨日の朝,モッツァレラチーズとトマトのサンドウィッチを食べたのだが,これが結構おいしい.そこで今日もそれを買って,食べながら洗濯が終わるのを待つ.
フィレンツェの街ははっきり言って小さく,ほとんどが歩いていける.ガイドブックの地図も,今までにないぐらいページが少ない.まずはそんなフィレンツェの中心,ドゥオモへ向かう.この大聖堂は白と深い緑のレンガで建てられているという,およそ教会らしくないと言うか,今までに見たことのない変わった感じの教会だ.ゴシック様式の教会の中では世界第3位の規模を誇るというだけあって,中はとても広い.しかし広い割には柱も少なく,ドームの地獄っぽい雰囲気の絵ぐらいしか目立つ物がないというシンプルな構造だ.地下には聖具室もあるのだが,残念ながらこちらはあまり面白くない.
確かに,傾いている
ヴェネツィアからフィレンツェへと移動する日だ.トマトとモッツァレラチーズのサンドイッチを片手に電車に乗り込む.行きの電車も非常に混んでいたが,フィレンツェ行きの電車はそれを上回るすごさだ.通路に設置された簡易椅子に座ることはできたが,そこもすぐにいっぱいになる.コミコミだ.途中で普通の席に移動できたが,3時間も簡易椅子だったらお尻が煎餅になってしまうところだった.
そしてフィレンツェ到着.何はさておきホテル探しだが,今回は結構簡単に決まった.2件目でGETである.お値段も今までで一番安いし,上出来だろう.ただし風呂はまたもバスなし.しかも今回はトイレとシャワーの床に境目がないと,ミラノを越えている.今夜はさらに厳しい戦いになることが予想される,と思ったらすでに戦いは始まっていた.トイレに行ったお猿さんが,「おい,ここの便器は便座がねぇよ!」 と帰ってくる.そこまでボロくはなかったぞ?と確かめに行ってみると,お猿さんが小用を足したのは,なんとビデ.恥ずかしい限りである.
サン・マルコ広場は常に大混雑
またやってしまった.寝坊である.あまり感じなかったが,疲れがたまっているのだろうか?まあ,やってしまったものはしょうがない.サン・マルコ広場にでも行って朝御飯にしよう.
しかしヴェネツィアは細い道が迷路のように入り組んでいて,本当に迷子になってしまいそうだ.しかもほとんどの店は11時ぐらいにならないと開かない.地図も見ずにウロウロしていたら,開いてる店を見つけたころには昼食も一緒の時間になってしまった.そこで食べたのが,ラザニアとイカのフライ.ラザニアはプルプルでおいしかったし,イカのフライもGOOD!ただ食事の間中,隣りの席の赤ちゃんがもの欲しそうな目でずっとこっちを見てるのが,気になってしょうがなかった.
水が汚い…
雨がぱらつく嫌な天気だ.今日はヴェネツィアに行かねばいけないというのに….駅でサンドウィッチを購入して電車に乗り込む.ヴェネツィアまでは乗り換えなしで行けるのがせめてもの救いである.
はじめはそんなに混んでいなかった電車も,ヴェネツィアが近くなるにつれて混みはじめ,最終的にはほぼ満員になった.ここまで混みあう長距離電車というのも珍しいが,それだけヴェネツィアには観光客が多いということだろうか?
そして海ノ中道のような道を通ってヴェネツィアに到着.う~ん,本当に水の街だ.建物が水から生えている.知ってたとはいえ,実際に目の当たりにすると,やっぱり不思議な感じだ.水面下がどうなっているかも気になるが,それが見えるほど綺麗な水だったら,それはそれで不気味な街並みになってしまいそうだ.
色あせた晩餐
朝,何も食べずにホテルを出る.なぜなら寝坊したから.行き先はサンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会.ミラノに来たからには,やはり「最後の晩餐」を見ておかなければ….
しかしここは入場人数を制限しているらしく,教会の前はすでに長蛇の列.待てども待てども列は進まない.どうやらこれは予約してくるべきものらしい.鑑賞は15分交代で一度に25人しか入れないのだが,予約している人がくるとその分25人の枠が減る仕組み.つまり予約している人が来ると当日並んでいる人はなかなか入れないのだ.こんなことならマックでなんか買ってくるんだったと思いながら,一枚の壁画のために腹を空かしながら待つこと1時間半,やっと入ることができた.
ボローニャ&マルゲリータ
ヨーロッパの屋根に登頂!
今日はこのスイスに来た最大の目的である,ヨーロッパの屋根,ユングフラウヨッホに上る.しかしこの時期でも頂上は寒いので,昼過ぎに上るのがベストとのこと.で,午前中は駅周辺をブラブラとお買い物.
スイスの名産,時計かナイフを買おうかと思ったけど,時計はちょっと予算オーバー.そこでナイフを物色してみる.いちばん有名なのはやはりVICTORINOXで,多彩なギミックのついたものがたくさん売っている.中にはナイフとして使えるのか?と思うような形をしたものもあるが,それも人気の秘訣なのだろう.英樹はギミック少な目のVICTORINOXを購入していたが,私が欲しいのはもっとシンプルなナイフ.そこで選んだのがWENGER.ノーギミックのナイフだが,いい感じである.
ハイジはどこだ〜?
ローレライはただの崖
今日のメインは船でのライン川下り.そして途中から電車に乗り換えてケルンに向かう.本当は船でケルンまで行きたいのだが,残念ながら時間の関係上それは無理.それでも1日数本しかない船を乗り過ごさないために7時にはハイデルベルクを出発する.もちろんゆっくり朝食を食べてる暇がないので,駅内でサラリーマンに混じってソーセージを立ち食いしていくが,これが安い割にはおいしい.
Fisherman's Friend王国ドイツ
昨日,長時間バスに乗っていたせいか,2人そろってちょっと寝過ごした.朝食は宿代に込みなのでそれをいただく.ゆで卵が出てきたのはいいが,なぜか2人で1つ.これをどうしろというのだ?
1日券は近くのバス停では購入できず,中央駅まで行かねばならない.そこでわざわざ中央駅まで戻り,1日券を買ってハイデルベルク城へ向かう.だが券売機の説明ががドイツ語であるため,券を買うのも一苦労だった.似たような券がいくつかあって,細かい違いが分かりにくいのだ.しかも悲しいことに,これだけ苦労して買ってもどうせ見られることはないのだ.今までの経験から,西洋では近郊電車の切符を確認することはほとんどない.切符を買うか買わないかはその人の良心に任されているのだ.いつも地元の人はちゃんと買っているのか,本当に疑問である.
朝9時発,夜9時着
今日は,ヨーロッパバスを使ってハイデルベルクに向かう.そのヨーロッパバスが観光を兼ねてるとはいえ,ミュンヘンを朝9時に出てハイデルベルクに着くのは夜の9時ごろという,丸一日がかりの移動なのだ.
ハイデルベルクへは,ミュンヘンからロマンティック街道をローテンブルクまでさかのぼり,バスを乗り換えて古城街道を西へと走る.ロマンティック街道とは,ノイシュヴァンシュタイン城のあるフュッセンからヴュルツブルクまで続く,中世の街並みを残す街道で,バイロイトからマンハイムまで古城や大学都市をつなぐ道を古城街道という.
ペーター教会にもエレベーターを
古城に泊まりたかった
目が覚める,というかスチュワーデスさんに朝御飯だと起こされる.今3時ということは,昨日寝たのが8時だから…,って7時間も寝ていたのか!?飛行機でこんなに爆睡したのは初めてだ.英樹に聞くと英樹がトイレに行くときも熟睡していて,起きる気配が全くなかったらしい.自分で言うのもなんだが,私は比較的こういうところでは深く眠れず,ちょっとしたことですぐ目を覚ますタイプだ.そんな私を 7 時間も黄泉の世界に封印してしまうとは,ビジネスすごし.
そしてまた,豪勢な食事が運ばれてくる.マレーシア料理っぽいのをCHOICEしたら,とても辛かった.食後はSUPER NINTENDOで遊ぶ.HAGANEというゲームがなかなか面白く,それに熱中しているといつの間にか到着時間になってしまった.
これがオーバーブッキングか!
長い飛行機の旅が始まる.今回はマレーシアのクアラ・ルンプール経由でドイツのミュンヘンに向かう.成田からクアラルンプールまでは約5時間,そこからミュンヘンまでは12時間以上もかかる長時間の旅だ.しかもクアラルンプールでは7時間にも及ぶ待ち時間のおまけつき.直行便なら十数時間のところを,丸一日以上の時間をかけて行くというおそろしく遠回りなフライトで,いわゆる貧乏学生の時間がかかっても安くという典型的な旅である.
旅行情報
飛行機は9:20発なので,2時間前の7:20には空港に着いておきたい.空港までは1時間弱という事なので,余裕を持って6時にホテルを出ることになった.私達はいいが,送ってくれるスティーブン達には申し訳無い.
約束通り,スティーブンがFORDで到着.モニカとジョンソンも来たが,なぜかカレンはこない.時間の余裕があまり無いのでその6人で強引にFORD1台に乗り込む.限界まで詰めれば乗れないことはないが,これでいいのか?空港が近くなって警備員が見えて来ると,1人隠れろとスティーブンが言う.店員オーバーだから捕まったら飛行機に間に合わないぞって,そんな無茶な….敬之を強引に下に押し込みドキドキしながら横を通過.それにしても後ろに4人乗るのは辛い.
空港に着くと,外は雨.とことん台北での天気には恵まれない.2時間前にはカウンターに着いたが,なんとまだチェックインはやっていない.国際線の2時間前は常識なのに,なんていい加減なんだ.
しょうがなくカウンター近くで開くのを待っていると,英樹がいきなり「山田さん!」と叫ぶ.え?と思ってそっちを見ると,なんとバイトを一緒にやっている山田さんがそこにいた.同じ時期に台湾に行くという話は聞いていたが,なんという偶然だ.お互い同じ日の帰国とは思っていなかったのでびっくりだ.ところで山田さんが「こっちで友達になった人を呼んで来る」と言って日本人を連れて来たのだが,なぜかその人に見覚えがある.と思ったら,あんた墾丁にいた客引きじゃないの!うぅ,偶然が重なり過ぎで頭がおかしくなってきた.話を聞くと,「ホテルを安くしてやるから客引きしてこい」と言われたそうだ.
8:00宜蘭発の電車で台北へ戻る.台北に着いたのは9:30過ぎ.
そして土日の10時までしか食べられないという鼎泰豊の幻の小籠包を食べる為に急いでタクシーを捕まえる.店に着いたのはぎりぎり,10時5分前.蟹味噌の肉まんやえび蒸餃子に普通の小籠包,そして幻の小籠包を頼む.ところが,幻の小籠包はいまいち.はやい話が卵スープに小籠包を入れて食べるのだが,はっきり言って小籠包をそのまま食べた方がおいしい.たいした材料も使ってないのに,なぜ特別メニューにしているのだろう?しかしその他の物は絶品としか言いようが無い.お値段は周りの相場を無視した設定だが,ぜひもう一度来たいものだ.
腹も落ち着き,予約しておいた麒麟ホテルへ向かう.ところが乗ったタクシーが降ろしてくれた所は,全然違う所.どうも場所が分からずに乗っけられたっぽい.してやられた.歩いてホテルに向かうついでに,高雄牛乳大王で噂のパパイヤミルクを飲むが,まずい上に高い.純粋にパパイヤ率が高いだけなのかもしれないが,3人ともパパイヤを頼んでしまったので真相は分からない.
麒麟ホテルはロビーがとても広くてびっくり.台湾じゃピカイチだ.まだ部屋には入れなかったので荷物を預けてお買い物.工芸品やお茶,お菓子を買いに行く.お茶屋ではディスカウントしてみたが相手も手強く,たったの1%しかまけてくれなかった.1時を過ぎた頃に一旦ホテルへ戻る.部屋は広いし,最初からエキストラベッドが入ってる.便所は少し汚いけれど,いい部屋だ.これで金星より安いとはどういうことだ?
太魯閣峡谷の観光ツアーは7:30にバスが迎えに来た.唯一の不安は,現地のツアーなのでバスガイドがチャイ語で話すのではないかということだ.
所々で他のお客を拾って行くのだが,乗って来るのは台湾の年配の方ばかり.多少場違いな雰囲気が漂う.一通り揃ったところでやっとガイドの話が始まるが,当然の如くチャイ語.これじゃ全く言っている事が分からないと思っていると,英語もしゃべり出した.お客の層がはとバス並なだけに,英語を話してくれるかちょっと不安だったので良かった.きっと外国人旅行者もたまに使うのだろう.と思ったら次は日本語.しかもちょっと変.ガイドさんには悪いが,英語のほうが分かりやすい.しかし3カ国語(?)を操れるとは,凄いガイドさんである.
最初にバスが停まったのは,工場のような所.本来は帰りに寄るはずだったのが,今日は工事の関係で予定が変わったらしい.そこで翡翠や猫目石などの真贋の見分け方を教わる.石に髪の毛を貼り付けて火を近づけたり,光に透かしたりその反射を見たり.そんだけいろいろやって,最終的には輝きで見分けろということだった.そこでもうお土産を勧められる.猫目石が欲しかったけど変なのしかなかったのでやめる.で再びバスに乗り,今度こそ太魯閣へ.
太魯閣が近づくバスの中で,ガイドさんから注意事項.入口の所にいる民族衣装を着た娘さんと写真を取る場合は20元払って下さいという話だ.なるほど,写真を撮るときは気を付けねばと思っていると,バスは入口のゲートに近づき,そして通り過ぎて行く.っておい,そんだけ言っといて入口には停まらんのかい!
そんな理不尽な思いを乗せてバスは進み,まず停まったのは長春祠.長春祠は東西横貫公路の建設工事の際に殉職した人を祭っている所だが,こんな絶壁に作ったのではこれを造るのにも人が死んだ気がする….まぁ,いいか.その下を流れる川はとても綺麗で,泳いだら気持ちよさそう.しかしさすがに着替えも無いし川の中には入れないなと思っていると,ズボンが濡れるのも気にせず真中まで入って写真を撮っている女の子達を発見.台湾恐るべし.
朝は早起きして凱撒大飯店に行き,朝食バイキング.ここで噂に名高い卵の生調理に出会う.感激のあまりオムレツと目玉焼き,両方食べてしまった.やっぱり料理は作りたてに限る.ジュースはいまいちだったがフルーツはおいしく最高だった.
と,何も朝食の為にここまで来たのではない.実は凱撒大飯店からは高雄までの直通シャトルが出ているので,それに乗りに来たのだ.行きはバスを乗り継ぎ来たが,帰りはシャトル一本で戻れる.そして高雄まで戻ったら,そこから電車で花蓮まで行くのだ.シャトルはバスの乗り継ぎに比べると高いが楽だし,ジュースも出てちょっと嬉しい.相変わらず客は少ないけどね….
道のりはこんな感じ.
ホテルで朝食を食べるがモニカとの待ち合わせまではまだ時間がある.そこで台北駅ぐらいは位置を確認しておこうと,駅まで歩いて行くことにする.歩いてみると,台北の街並みは日本がいっぱい.吉野家や全家便利商店(ファミリーマート)など見た事ある物が沢山ある.台北駅は別に珍しくない形をしているのだが,スケールがおかしい.とにかくでかかった.
駅の地下に入ってみるが,そこは日本の地下街に結構似ている.そこでトイレを発見したのだが,とても臭い.「便器に紙を流す習慣は新しく,紙は流さずごみ箱に捨てる所もある」とガイドブックにあったがまさにその通り.便器の横にごみ箱があり,中に紙もある.ここで用を足すのは辛そうだ….
その後,台湾随一の超高層ビル,新光摩天楼の展望台に上ろうとしたが時間が早くてまだやっていない.ので,近くにある北門というものに行ってみる.しょぼ.ホテルに帰ろう.
今日はもうカナダを出る.ホテルが空港に近いと行くのが楽でいい.歩いて空港まで行けるのはとても幸せだ.
空港で朝食を食べるがお金が少し余る.中途半端にあまってもしょうがないので,目に付いた物を買ってしまう.コーラアップのような物を買ってみたのだが,予想通りマズイ.こういうお菓子は,日本のものが一番いい.金もやることも無くなってしまったので,チェックインを済ませてしまう.
8:30に起きると,即行ベッドメイクが来る.嫌がらせとしか思えない速さだ.荷造りをしていると9:00にまた来る.この瞬間,奴等にはチップをやらんと心に決めた.
今日は滝の周りでも探索しようかと思ったが,雨も降っているのでもうトロントに戻ってしまうことにした.問題は交通機関.電車や行きと違うバスも考えたが,乗る場所がこのホテルから遠い.雨が降る中あんまり歩きたくないので,行きと同じエアポートバスで帰ることにする.ただ,恐ろしいことに電話で予約しなければならない.
さわやかな目覚めだ.10時間は寝ただろう.昨日は疲れて早々と寝てしまったので,朝からシャワーを浴びる.シャワーの出方は6種類もあり,間欠で出るのはマッサージみたいで気持ちいい.
9時発のバスを予約したので,早めにホテルをチェックアウトする.10分前にバス会社のカウンターに来てくれと言われたので,15分前に着くように出た.しかし9時になってもバスが来ない.10分位待ったが来ないので,カウンターに聞きに行くと「少し待ってくれ」と言う.しょうがないので待つが,全然来る気配なし.待てども待てどもバスは来ず.結局バスが来たのは10時にもなろうかという頃.こういう時間にルーズな国というのは最悪だ.
5時半起床.結局1時間しか寝ていない.眠いと感じない程,感覚が麻痺している.6時位にロビーに下りるが,外はとても寒い.気温は-27℃.もう防寒着がない為,余計辛い.
バンに乗って空港に着くが,チェックインカウンターがまだ開いていない.早く着きすぎだ.こんなことなら,もうちょっと寝せて欲しかった.しばらくしてカウンターが開いたのでチェックインすると,搭乗ゲートが2Aとなっている.しかしゲートといっても,ただの出入り口である.出た瞬間外でつながってるんだし,飛行機までは歩いて行くのだから2つもいらないと思うのだが….
旅行前にいきなり風邪をひいてしまった.3日前にバイトをしているとき,急に体調を崩して途中で帰ってきた程だ.さすがに私もカナダ行きを心配したが,2日間まるまる寝ることでなんとか体調は回復した.しかし本調子という訳ではないので,風邪薬を携帯していくことにする.どうやらかったまも直前に風邪をひいてしまったらしく,共に体調を心配しながらの出発となってしまった.
今回利用する航空会社はカナディアン航空(以下CP)のみ.しかしCPは私的にだめな航空会社だった.